ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
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みる太郎

最近チョコが老け込んできた。寝ようと思って部屋に入ると、ハムスターたちがどどっと一斉に飛び起き、ケージ際に寄ってきたりよじ上ったりするのだが(もちろんおやつが欲しいのである)、チョコはよじ上るのはいいが、長く上っていられないようになった。すでんとひっくり返ることが多い。心配なので、「おいおい上らなくてもあげるから」と言い聞かせようとするのだが聞く耳をもたない。ほかの子たちが貰っているのに、自分だけ仲間はずれにされているように思うらしい。

おじいさんになってもケージを上るのをやめないのはチョコばかりではなく、以前にも「みる太郎」というのがいた。アルビノで真っ赤な目をした可愛い奴だった。「みる」というのはミルクの略で、毛皮が白いからミルク、単純だ。

何匹もハムスターを飼っていると、それぞれに性格やライフスタイルが違い、たかがハム、されどハムなのだが、みる太郎はきれい好きハムスターのお手本だった。
 喘息もちなのでケージを掃除するときは大変だ。マスクをして、使い捨ての手袋をはめる。アレルゲンとしては毛よりも尿に含まれる蛋白が怪しいらしいが、掃除をすると鼻水が止まらなくなり、体調が悪いときは腕にダーッと蕁麻疹が出ることもある。そこまでして何でハムスター飼うの、と人には言われるが、可愛いんだから仕方がない。ダメージを最低限に抑える努力だけは怠らない。
 「トイレ」を一カ所に決めず、ケージ中にやり散らすタイプが一番困る。掃除しても掃除してもすぐに臭ってきて、飼い主泣かせだ。その点みる太郎は必ず人間が与えたトイレでしてくれた。
 餌の食べ方もきれいだ。餌入れに食べ物を入れてやると、頰袋に詰め込んでケージに入れておいた木製の「おうち」に運んで行き、そこにいったん出してからおもむろに食べ始める。食べ物を溜め込むこともしなかった。残すこともない。外に出て遊ぶのは好きではなかったので散歩はさせなかったが、それで太ることはなく、毛はいつもつやつやで美しかった。病気もしなかった。

そのみる太郎が飼い主を驚かせたのは、2歳近くになった頃。その日は午後から出社することになっていたので、午前中は用事を済ませ、ゆっくりした後、出かける前にハムスターたちの様子を確認した。昼間なのにみる太郎が起きており、こちらに寄ってきた……。目が! 左目がでかい!じゃなくて飛び出てる! どこかにぶつけたのだろうか。
 以前ジャンガリアンのチーちゃんが同じ状態になったことがあったので、とにかく緊急事態だということはわかった。急遽会社に電話し、息子を無理矢理病気に仕立てて有休をとり(まぁ息子と同じだよね、ハムスターだけど)、動物病院に電話する。まだ午後の診療は始まっていなかったが、事情を説明するとすぐに反応してくれて、診てくれると言ってくれた。
 我が家には車がないので、病院までは電車で行くしかない。慌ててハムスター・キャリーにみる太郎を移し、大好きなひまわりの種とキャベツを入れ、眼球が乾かないようにガーゼを水で濡らしたものを用意した。電車の中で、ときどきガーゼを飛び出した目に当ててやる。ハムスターは濡れるのを極端にいやがるので逃げ回るが、心を鬼にして何とか目が乾かないようにしながら病院に向かった。
 獣医さんはとてもいい人で、着くとすぐに診察してくれた。麻酔をかけ、まぶたを縫ってもらう。これで3日ほど様子をみて、目が引っ込んでくれれば大丈夫、とのことだった。年をとっているので麻酔はよく効いたそうだ。みる太郎がとろとろと寝ている間に手術は済んだ。
 2歳近いハムスターに手術をすることを否定する人は多いだろう。しかし、飼い主が見ていられなかったのだ。せっかく縫ってもらっても目は引っ込まないかもしれない。そのときは無駄な侵襲を与えたことになる。これで寿命が縮まったらどうしよう。

結果は…。ちゃんと引っ込んでくれた。可愛いみる太郎は可愛い顔のまま、それから半年くらい生きていた。ずっときれい好きで、食事のしきたりを守るハムスターだった。最後は私の掌の中で静かに息を引き取った。
 小さなハムスター、だけど残してくれる思い出は大きい。みる太郎のことは私が死ぬまで忘れることはないだろう。
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by slycat | 2006-05-11 01:13 | ハムスター
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