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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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どん太郎の思い出

我が家にいるハムスターはキャンベルのみ。飼いやすいし、見ていて面白く、それぞれに個性が強い。赤ちゃんハムが生まれてもせいぜい5〜8匹程度なので、里親さん探しもそれほど苦ではない。
 以前は、とりあえず「ハムスター」と呼ばれてペットショップで売られている種類を全部飼っていた。つまり、ジャンガリアン、ロボロフスキー、ゴールデン、チャイニーズ、キャンベル、である。その後喘息になったので大勢の世話が困難になり、キャンベルだけの現在に至る。

ゴールデンとの暮らしは、毎日いろいろな事件が起こって退屈しなかった。楽しい日々を与えてくれたのは、我が家のハムスター第2号の「どん太郎」である。ジャンガリアンのシンタローが来てハムスターの魅力に目覚め、それまで入ったことのなかったペットショップに足しげく通うようになった。そのうちの1軒にどん太郎がいたのだった。出会いはやっぱり夏だった。

どんちゃんは、生後2ヵ月くらいで仲間と一緒にケースに入れられていた。クリーム色の毛皮がきれいだった。ゴールデンは大きくなるから、と衣装ケースで飼うことにしたが、餌をやったり掃除をしたりするとき、上から手がぬーっと入ってくるのが怖かったようで、なかなか馴れてくれなかった。物凄くびびっていた。
 そこで普通のケージを買い、砂浴び場やタワーなどパイプでつないで、自然ではトンネルを掘って暮らしているというハムスターの暮らしに近づけようとした。どんちゃんはケージが気に入り、人にも馴れてくれた。

ジャンガリアンのシンタローと、ゴールデンのどんちゃんとでは、ライフスタイルが全然違った。シンタローの住まいもケージを2つパイプでつないであり、結構自由に走り回ることができたが、シンタローは左右のケージを行き来したり、途中木製のおもちゃをくぐったり回し車に乗ったり、と割合予測可能な動きをしたものだ。平和だった。
 しかしどんちゃんは、何をしでかすかわからなかった。砂浴び場はケージの左右に大小別のタイプを取り付けていたが、小さいほうはすぐ穴を開けられてしまい駄目になった。また大きいほうの砂浴び場はどんちゃんの巣になっていたが、気がついたらびっくりするほど「蒸れて」おり、内側に水滴が見えた。空気穴をいくつも開けてやり、蒸れを防がなければならなかった。シンタローは木の家で寝ていたので蒸れることはなかった。

餌の食べ方も違った。シンタローは餌をもらうと、その場である程度食べてから残りを頰袋に詰め、余ったらそのまま餌入れに放置した。頰が空っぽになり気が向けば、餌入れに残しておいた餌をおもむろに食べた。しかしどんちゃんは餌をもらうととにかく全部頰袋に詰めて、自分の巣に持ち帰ってから食べるのだった。どんちゃんの餌入れはいつも空っぽだった。

一番驚いたのは、どんちゃんがパイプに詰まった事件である。小さいほうの砂場に入れてあった砂を頰袋に詰め込み、どんちゃんは大きいほうの砂場に移そうとしたらしい。ある朝、仕事に出かけようとしたら、ハムスターのいる部屋から「シャカシャカシャカ…」という音が聞こえた。音はやむことなく、かなり必死な響きだった。
 胸騒ぎがして見に行くと、何と巣につながるパイプの中ほどで、どんちゃんが詰まっていた。どんちゃんは凄く焦っていた。パイプの上下には砂がびっしり。何で途中で頰袋から出したんだ? 理由はさっぱりわからなかったが、事は急を要していた。
 砂が詰まっているのでパイプを外すのはひと苦労だった。遅刻してしまうので私もかなり焦っていたが、砂をいっぱいばらまいて、何とかどんちゃんを助け出した。もし会社に行く前に気がつかなかったら、どんちゃんはどうなっていたのだろう。考えただけでゾッとする。どんちゃんが懲りてくれて、以後砂を移動させるのをやめたのは幸いだった。
 結局仕事には遅れてしまった。おまけにその日ふだんとは別のルートで電車を乗り継ぎ、途中の駅で精算しようとしたら精算機に定期券が「詰まって」しまい駅員を呼ばなければならなかった。その日は余程詰まるのに縁があったらしい。

いろいろ愉快などんちゃんだったが、その当時デジカメを持っていなかったので写真があまり残っていない。これは撮ってプリントした写真をスキャナで取り込んだもの。散歩中遊べるように空き箱を置いてやったら、中に入っていってひょっと顔を出した。どん太郎の思い出_f0061021_1410100.gif
by slycat | 2006-07-25 01:11 | ハムスター
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