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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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STRUGGLE

金曜日はグループ会社の総会があり、その後パーティに出席。欠席したかったのだがそういう雰囲気ではなかった。あー面倒臭い、バブル期じゃあるまいし。しかし勤め人はこういう行事にもニコニコ出なければならないらしい。バブル真っ盛りに社会人になり、その崩壊に立ち合った者としては、このような行事はもはや化石とも思える習慣なのだが…。

土曜日には新たにバイトを増やすべく面接を受けに行き、試験も受けた。学校を卒業したら、二度と試験なんて受けなくていい、と思っていたのだが、転職に次ぐ転職で受けた試験は数知れず、書いた履歴書の数は軽く三桁に達しているだろう。子供たちに言いたい、人生において「勉強」に終わりはない、と。

とりあえず試験には合格し、在宅ジョブをゲット。しかもその場で案件をもらった。もちろん会社には内緒だ。いくら大金をかけてパーティなんて開いても、副業に走る社員を止められないのである。福利厚生についてはもっと賢く考えたほうがいい。
 どうして副業なんかやるのか、と問われれば、年功序列や毎年の昇給が保証されないから、のひと言に尽きる。年をとればとるほど、子供の教育費など出費がかさむというのに、20代の頃とは賃金体系も変わった。現実に、もし昇給があってもせいぜい年に1万円程度、バイトしたほうがずっと入りがいい。会社の仕事を定時に終えて、せっせとバイトしたほうが潤うんだもの、誰にやめろと言われてもやめられない。
 もちろん犠牲は覚悟である。何を犠牲にするかというと、自分の健康だ。最近仕事が少ないなーと思って新しい得意先を開拓した途端、数ヵ月音沙汰のなかった元得意先から、突然仕事の依頼が入った。つまり、仕事がダブってしまったわけで、今週は本来の業務も忙しいのに、請け負ったものはきちんと全うしなければならない。
 こんなに頑張って稼いでいるというのに、息子は寝坊して模擬試験を受け損なっている。全く、腹が立つったらない。親の心子知らず、とは事実であった。

腹が立つのはそればかりではなかった。ATPテニス・マスターズ・シリーズ・マドリッド大会、準決勝のこと。QFで地元の英雄ナダルを敗ったチェコのトマシュ・ベルディッヒに対する観客のマナーの悪さに、私の怒りは心頭に達した。前日の試合で、ナダルに対して声援が集中するのはともかく、あまりのブーイング(口笛)に対してベルディッヒが人差し指を口許にもっていったのが気に入らなかったらしい。ナダルも気に入らなかったようで、試合が終わって握手をすべきシーンで、彼の口が「bad, very bad」と動くのが認められた。
 だけどこの試合は「マスターズ・シリーズ」であってデイヴィス・カップではないし、オリンピックでもない。たまたまスペインで開催されただけのことなので、出場する選手すべてにリスペクトが示されて当然である。
 それなのに、サーブをミスすれば拍手、ボールがネットに引っかかれば拍手、「チャレンジ」に失敗すれば拍手、ではプレーする選手は嫌気がさして当然だ。「静かにしてよ」というジェスチャーは、ベルディッヒにしてみれば精一杯の抵抗で、観客に不満をぶつけたわけでは全然ない、むしろ非常に紳士的な態度だったと思うのに。しかも前日の恨みを翌日の準決勝にまで引きずるとは、スペイン人は何と野蛮な民族だ、と思われても仕方がないのではないか。ワインも料理も美味しいし、ブニュエルやダリ、ガウディを産んだ国だというのに、すっかりがっかりした。
 対戦相手となったゴンザレスもいい迷惑だ。もちろん、非難の対象が自分でなくてよかった、と内心思うだろうが、いつ同じ目にあうかわからない。実際2003年のマドリッド大会決勝では地元フェレーロに対してゴンザレスの同胞マスーが苦労している。

それに対して、AIG OPENにおける日本の観客は何とお行儀がよかったことか。鈴木貴男の大活躍に応援は熱を帯びたが、決して相手のミスを喜んだりするような場面はなかった。外国勢同士の試合でも、どちらかに声援が偏ったか、と思われるとすかさず誰かが劣勢なほうの選手に声援を送っていた。日本という国に何も問題がないわけではないけれど、公平であること、人の気持ちを思いやることができること、これは世界に向かって誇ってよいと思う。GAORAの実況を担当した鍋島アナウンサー、解説の辻野さんも、「気になります」とおっしゃっていたが、このような不公平に対して敏感に反応できるお二人に、非常に親近感を覚えた。

いやなことばかりの週末だったが、一夜明ければまたニコニコと出勤だ。大人ってつらいなー。
by slycat | 2006-10-22 22:51 | 日常のこと
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