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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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東レPPOテニス 準々決勝 2006年2月3日(金)

第1試合は途中から。ストーサーは見たかったのだが、シャラポワはどうせ勝つだろうし何度も見てるからのんびり出かけた。シャラポワはきれいだし強いプレイヤーだが、あの声はちょっと我慢できない。インドアなので余計に響くような気がする。
 席に着くと、案の定シャラポワ圧倒的。しかしストーサーも意地を見せ、シャラポワを左右に振っていた。なかなか豪快なストロークで、同じ国のモリクを思い出す。モリクの分まで頑張れ!と心の中で応援したが、力及ばず。また来年、もっと強くなって来て欲しい。
 腹が立ったのは試合直後、シャラポワへのウイナーズ・インタビュー。インタビューをすることが悪いのではない。敗者がコートを去って行くときには、当然「サマンサ・ストーサー選手が退場します。皆様温かい拍手をお願いします」とアナウンスすべき(AIG OPENではちゃんとやっている)だし、観客も健闘を讃え拍手したいと思っている。それなのにいきなりインタビューするものだから、ストーサーはインタビューのまっただ中、シャラポワの横を通り過ぎて行かざるを得なかった。これはマナー違反でしょう。どうしてわずか2、3分のことなのに待つことができないんだ。



気をとり直して第2試合は3年のブランクを経てこーとに戻って来たマルティナ・ヒンギスと、2005年AIG OPENでダブルスタイトルをとったマリア・キリレンコの対戦。キリレンコのウェア、とてもいい色だがティアード・スカートは好みに合わない。2006年はナイキもベビードールみたいなウェアを発表しているし、ロマンティックで甘いウェアは、全仏以後も出てくるのだろう。まぁ自分が着るわけじゃないし、皆さん似合っているんだから、これ以上野暮なことは言わないのが花である。
 かたやヒンギスは、オレンジレッドのタンクに黒いスカート、アディダスはやっぱり格好いい。かつて、片方が半袖でもう片方が長袖のブルーのウェアを着ていたことがあり、あれも好きだったな。職場の同僚に「ヒンギス、老けたよね〜」と言われてしまったが、大人になったと言って欲しかった…。でも十分可愛い。それに、3年もプレーしていなかったとはとても信じられない出来である。
 ヒンギスは背も低いし、190 kmのサーブなんて打てない。しかし、テンポが早く、いつも面白いテニスをする。今日もそうだった。最初から相手を振り回し、うまいロブを使い、絶妙のタイミングでドロップショット。途中、ちょっと集中が切れたのかミスが続いたが、すぐに持ち直して難なく勝利した。勝った後に観客に向かって振る手が可愛らしかった。明日は、復帰したらぜひ対戦したいと名指ししたシャラポワとの準決勝である。東レと相性のよい彼女、勝算はあるだろうか。

第3試合は、大好きなエレナ・ディメンティエワと、16歳で2005年AIG OPEN優勝者のニコル・ヴァイディソヴァの対戦。ヴァイディソヴァは長身を生かした力強いサーブと、これまた力強いストロークがウリである。準々決勝まで残ってくるのだから強いのは当然だが、全豪ではモレスモに歯が立たず、まだまだ検討課題が残っているな、という印象だった。
 ディメンティエワは、膝を曲げ低い位置からしっかり身体を止めて打つバックハンド、フォアの強打が魅力。しかし、彼女にはサーブという弱点があり、今日もダブルフォルトの連続で自分のサービスゲームがキープできない。ハラハラしながら見守ったがあっという間に1セットとられてしまった。だが、ここでむざむざ負けるような彼女ではない。何しろ2004年は2度もグランドスラムのファイナルに進んだプレイヤーである。サーブがあんなんで、だ。自分の弱点を知りつつ、優れているほうの能力を引き出すべく集中することができる。
 2セット目は、まるで目が覚めたかのように強打の連発、走らされるとスライスで時間を稼ぎながら軌道修正。いつの間にか立場は逆転し、軽々とセットをとった。ファイナル・セットになっても相変わらずダブルフォルトは増産したが、Aahhhh〜!と叫んでストレスを発散(去年あたりからうまく叫んで発散できるようになった)しながら頑張った。ディメンティエワが本気で打てば、少なくともストロークでは16歳のヴァイディソヴァには負けない。見ているこちらもだんだん楽になってきた。勝利の瞬間、ディメンティエワは叫び、喜びを表した。私も嬉しくて、少し涙ぐんでしまった。

第4試合は、これまた大好きなアナスタシア・ミスキナ対エレナ・リホフツェワ。ミスキナ圧勝と思ったが、ボールがネットにひっかかるミスを連発、何だか調子が悪そうだ。できれば2004年全仏ファイナルの再現、を期待していたため、またもやハラハラさせられる。リホフツェワは正確なショット、ピンチにも慌てずベテランかくあるべし、というプレーでミスキナを追いつめる。第3試合と同様、1セット目はリホフツェワが簡単にとってしまった。
 ディメンティエワと違ってサーブがへろへろ、ということはないのだが、今日はとにかくアンフォースト・エラーが多かった。だがミスキナは何と言ってもグランドスラム・タイトル保持者であるからして、さすがにやられてばかりではいなかった。徐々に調子を取り戻し、ウィナーを決めていく。ネットにかかるミスも少しずつ減り、相手のドロップショットを果敢に追いかけ、ネット前の相手に対して無理にパスを狙わずラケットに当てるようにして柔らかくボールを返すなど、余裕が出て来た。
 何年か前までは試合中によくキレていた彼女、今日もときどきキレかかっていたが、それをグッとこらえることで何か見出したのか。後半、水際立ったショットが決まるようになり、ついに勝利した。自分ではプレーがあまり気に入らなかったのか、観客に手も振らずにさっさとベンチを後にした(…でもサインには応えていた)。

 結局、試合後インタビューされたのはシャラポワだけ。納得いかない。東レPPOテニス 準々決勝 2006年2月3日(金)_f0061021_2035031.jpg
by slycat | 2006-02-04 10:52 | テニス
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