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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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ウインブルドン:驚きのベスト8

エナン引退後のウインブルドン。女子のほうはトップシード4人が消えてしまい、波乱のセカンド・ウイークとなっているが、男子のほうも驚きの顔触れがベスト8に残った。

男子QFのカードは、
 ロジャー・フェデラー vs マリオ・アンチッチ
 マラト・サフィン vs フェリシアーノ・ロペス
 アルノー・クレメン vs ライナー・シュトラー
 ラファエル・ナダル vs アンディ・マレー

それぞれ出身はスイス、クロアチア、ロシア、スペイン、フランス、ドイツ、イギリスとヨーロッパ勢が圧倒しており、かつてテニス王国だったアメリカのアの字もない。

フェデラー、ナダルを除けば、ほかの6人は大会前には予想だにしなかった顔触れである。ジョコヴィッチやロディックが入っていると思っていたのだが……。何でも始まってみるまではわからないものである。
 
マレー対ガスケの試合は非常に面白かった。ガスケのほうがお利口なプレーをする、チャンスの場面で落ち着いている、と思っていたのだが、今大会のマレーは昨年とは大違いだ。
 苦しいときによく粘るようになった。左右によく走る。諦めない。対ハース戦でもそうだったが、いいところでネットに出てボレーで決めたり、相手の動きをよく見てロブを使ったり、強打に頼らずうまく相手の意表を突いたプレーができていた。
 何より、長いことヘンマンが苦しんできた「国の期待」をうまく自分のエネルギーに変え、よく叫び、自分を奮い立たせた。観客と一緒になって闘うことができた、その効果は絶大である。

ロペスについては、もともと芝で活躍できる人だと思っていたので、そんなにびっくりはしていない。とにかく惚れ惚れするほど美しい人だから単純に嬉しい(昨年、AIG OPENのとき、すぐ横を通り過ぎて行った彼はこの世の人とは思えないほど神々しかった……)。

サフィンがここまで勝ち残ったのが嬉しい。感激のあまり言葉が出てこない。彼としては謙虚に「今年はコートが遅いからラッキー」と述べているが、いや、君の力ならここまで来て当然だよ、と讃えたい。有難う、ここまできてくれて。

シュトラーの活躍も嬉しい驚きである。2003年は大躍進で世界6位まで行った彼の、最後まで諦めない粘りのプレーが大好きで応援していたのだったが、2004年以後どうもパッとしなかった。負けが込んでくるとプレーも投げやりになり、元気がみられなかったものだが、このウインブルドンで勝ち進む彼の顔は生き生きと輝いている。やっぱり勝利こそがプレイヤーを勇気づけるんだな、と改めて思う。
 そしてクレメン、サングラスにバンダナとお洒落な出立ちにばかり目を奪われてしまうが、フランス人らしい個性的なプレーで楽しませてくれる。シュトラーとのQFは30代対決となった。次はどんな試合を見せてくれるのだろうか。

さらに病気や故障で苦しんできたアンチッチが息を吹き返したことが嬉しい。クロアチア人らしい強気の攻め、長身を生かしたサーブはやはり魅力がある。QFの相手はフェデラーだからもちろん楽ではないが、芝の王者を苦しめるところが見てみたい。

大会前はフェデラーとナダルの因縁対決ばかりを気にしていたが、こうなると誰が決勝に残っても面白そう。泣いても笑っても最後には2人に絞られてしまうのだが、何だか勿体ないなぁ。

どうぞ神様、彼ら一人ひとりに最高の試合をお与えください。勝つ人も負ける人もみんなが完全燃焼できますように。
by slycat | 2008-07-01 22:39 | テニス
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