ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
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ヴィーナス優勝

V. Williams d. S. Williams 7-5, 6-4

2003年決勝以来の姉妹対決。あのときはヴィーナスが腹筋だか背筋だかを傷めており、いまひとつピリッとしなかった(でも棄権しなかったのは凄かった)。エナンが準決勝で敗れてしまっていたのでガックリ、「まぁたこの2人かよ〜」とテンションは下がりまくっていた。
 しかし今思えば、このときが“姉妹”としてのピークだったのかもしれない。その後ヴィーナスにしてもセレナにしても、怪我に見舞われ長く苦しんた。今回のAll-Williams対決が5年振りだとは……。2003年当時、こんなことになるとは夢にも思っていなかった。あのとき、「またか」と思ったこと、実は後悔している。

一方エナンは同じ年、2つのグランドスラム・タイトルをとって名実ともにNo. 1となった。エナンは2004年全豪優勝の後、病に襲われて残りの3大会をふいにしてしまったがアテネ・オリンピックで金メダルを獲得、ベルギーの英雄となって面目を保ち、2005年の全仏で復活、その後3連覇とUS OPENタイトルを取り、いろいろあったが今年、No. 1のまま引退した。

エナン・ファンの私にとってウイリアムズ姉妹は常に目の上のタンコブであり、記者会見でエナンが「彼女たちに勝つためには何が必要か、わかってはいるけれど難しいわ」と語るのを見るにつけ悔しかった。ほっそりと可愛らしかったエナンが筋肉ムキムキになって現れたのを見て驚き、ウイリアムズのためにここまで……と感心する一方でやはり悔しかった。恵まれた身体をもった2人がスイスイ勝つのは当たり前じゃん、全然面白くない、と憤っていた。

しかし、エナンがいなくなった今、結局頼りしたのはこの2人。エナンがいなくなった途端にするっとNo. 1の座が手に入るなんて納得できない、ウイリアムズじゃなければディメンティエワか、ダヴェンポートでもいい、“あの頃”活躍していた人にタイトルを取って欲しい。歪んだファン根性が暴走した。

そうしたら、そんな願いが叶ってしまったではないか。正直言って驚いた。圧倒的にセルビア勢有利だと思っていたし、クジーやシャラポワにもチャンスがあると思っていたのだが、マジで強いぞこの2人(ちなみにディメンティエワも頑張ってくれ、非常に満足した)。

今回の興味は、いつも何となく妹に遠慮しているんじゃないかと思われるヴィーナスが、セレナを敵としてどこまで攻められるのか。前回はエナン贔屓のため色眼鏡で見てしまった悔いが残るので、観客として真剣に付き合いたかった。

いや、もう、全然心配する必要はなかったようだ。2人とも容赦なく自分の試合をした。2人のお父さんは見るに忍びない、とアメリカに帰ってしまったそうだが、これはぜひ見てあげて欲しかった。素晴らしく真剣で、素晴らしく非情だった。

相手が誰でも関係なく攻めていけるだろうと思っていたセレナ、やはり最初から好調だった。解説の神尾米さんが「今回のセレナは丁寧にプレーしている」と仰っていたが、動きもいいし、チャンスでネットに出ていくタイミングも早い。これはまたセレナかなぁ、などと思った。

しかし、ヴィーナスは冷静だった。試合の途中、風が強くなってきて何度かサーブに支障をきたしたが、慌てず騒がず、風に流されるボールに対して的確に対処していった。反対に、セレナのほうには苛立ちが見られるようになった。大きな空振り。入るはずのボールが入らないことに腹を立てる。それが表情に現れた。
 ヴィーナスがセレナに追いつき、7-5で第1セットを取る。第2セットに入っても風は止まない。セレナの苛立ちも収まらない。何度となく、自分本来のプレーができるよう、自分自身に何事かを語り続けるものの、ひたすらマイペースで打ち続けるヴィーナスに、隙はなかった。

第1セット、ラリーの途中で大声を出してしまい、主審がリプレーを告げた場面で「今のは私が悪かった」とヴィーナスのポイントを認めたセレナは偉かった。相手がお姉さんだから、ということを差し引いても偉かったと思う。大人になったねぇと褒めてあげたい。
 本当は悔しくてたまらなかっただろうに、準優勝のプレートを手にポーズをとり、ユーモアを忘れずインタビューに答えたところも立派だった。そして強風にもめげず、妹のガッツにも負けなかったヴィーナスは美しかった。

“若手”トップシードたちが結果を残せず、ウイリアムズ姉妹が決勝に残ったことに対して、当然「不甲斐ない」「女子テニス界はこれでよいのか」という声が挙がるんじゃないかと思われるが、姉妹が歩んできた道程を思えば、まだまだ2人の時代が続いてもいいような気がする。
 25歳であっさりキャリアを捨てたエナンを責める気持ちはないけれど、寿命は延びているんだもの、アスリートの活躍期間も延びていい。ディメンティエワがベスト4に入ったことも嬉しいし、タナスガンの頑張りも印象的だった。みんなが納得できるまでプレーを続けてくれればいいと思う。

何だかんだ言いながら、結構楽しめたウインブルドンも、後は男子決勝を残すのみ。さて、今夜、結果はどうなりますか……。
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by slycat | 2008-07-06 12:54 | テニス
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