ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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チームもいいなぁ

テニスは1対1の潔いスポーツだから好き,と言いふらしているが,デ杯を見たら,団体戦もなかなかどうして,捨てたものではない。

2006年11月1~3日にモスクワ(ロシア)のオリンピック・スタジアムで開催されたデ杯の決勝戦が,2日間にわたりケーブルテレビで放送されたのだが,1日目はうっかり見逃してしまった。昨日はちゃんと録画予約をして出かけた。マスターズ・カップで負けたナルバンディアンと,最近ご無沙汰のサフィンが見たかったのである。

ほかのトーナメントやグランドスラムは,国の代表として出場するわけではないので,地元の観客が自分の国の選手ばかりを応援し,あろうことか対戦相手が失敗すると大喜び,などという場面に出くわすと不愉快だ。しかし,デ杯は国別対抗,ホームとアウェイでは雲泥の差があって当たり前。観客も盛り上がるし選手の顔つきも,ふだん以上に真剣である。
 アウェイのチームはサーフェイスでも不利なことがあるが,だからといって負けが決まるわけでもない。息子は3年ほど前にスペインのモヤが(苦手な芝だったにもかかわらず),ヒューイットを破った試合が忘れられないと言っている。ベンチに戻ればコーチングも受けられるし,試合中はチームの仲間が一所懸命に応援しており,ふだんとは全然雰囲気が違う。みんな思いもよらない力を発揮する。

決勝戦はロシア vs アルゼンチン。夢のような対決だ。意外にもアルゼンチンは優勝経験がなく,ロシアは1度だけ,ということだった。
 見逃した1日目の結果はダビデンコ vs チェラが6-1,6-2,5-7,6-4でダビデンコ,ナルバンディアン vs サフィンが6-4,6-4,6-4のストレートセットで,ダブルスはサフィン/ツルスノヒがナルバンディアン/カレリを6-2,6-3,6-4で降し,ロシアの2勝1敗となっていた。

2日目の第1試合はグランドスラムのQFとかSFでもおかしくない,ダビデンコ vs ナルバンディアン戦。残念ながら録画を失敗して最初の1時間半撮り損なっていたが,途中から見てもなるほど,見ごたえのある対戦だった。ナルバンディアンが6-2,6-2で先取した後に6-4で取り返したダビデンコは凄かった。
 しかし,ナルバンディアンが意地を見せて再び6-4のスコアで勝利。アルゼンチンの命運は最終試合に臨むホセ・アカスソの手に握られていた。

試合の前半は,さすがに腐っても(?)サフィン,これはアカスソも勝てないよ,と思っていたのだが,あっさり勝たないところがサフィンである。どう好意的に見ても,途中で集中力が切れていた。片やアカスソは祖国の初優勝を信じて,懸命に戦っていた。同じアルゼンチン人でもナルバンディアンはどちらかといえばオーソドックスなのに対して,アカスソはサーブのフォームなどちょっとクセがあり,そこが可愛らしいが(顔も結構可愛い),1セット目を3-6で取られると,すかさず6-3で2セット目を取り返すなど,実力のほどを見せた。
 しかし,エリツィンまで見に来てるし,ロシアの観客がわいわい応援している中では,さすがのサフィンもむざむざと負けるわけにはいかなかった。自分を取り戻して3セット目は6-3,最後はタイブレイクを制してロシアを優勝に導いた。いやぁ~,やればちゃんとできるじゃないか,と褒めてあげたい気持ちである。

これぞデ杯だな~と思ったのは,試合後,ベンチに座ってわんわん泣いているアカスソのところに代わる代わるチームメイトがやってきて,よってたかって彼を慰めていたシーンである。団体戦とはいっても,試合中はたった1人,自分のせいだと思ってしまったのだろうか。なかなか泣きやまなかったが,コーチもナルバンディアンもみんな,肩をそっと叩いたり,膝に手を置いたり,何か話しかけたりと,彼を放っておく人はいなかった。

あとで受けたインタビューで,アカスソはこう言ったらしい。
「負けて悲しいよ。だって僕は100%の力を出し,凄いレベルで試合をしたんだ。なのにチームの役には立たなかった。すべてのことをやり尽くしたのに勝利に及ばなかったことが悲しいし,一方では今日みたいなプレーができたことが嬉しい」

そしてもうひとつ,いやー団体戦ってほんとにいいもんですね,と言いたくなったのは,それぞれのチームで喜んだり悲しんだり,ひととおりが終わった後,選手たちが対戦国の選手たちと抱き合い,お互いに称えあっているのを見たときだ。
 恐らく,毎回毎回,対戦が終わるごとに行われるのだろうが,いいものである。だからわざわざ国別対抗戦をやるんだよね。彼らを見ていると,世界は未来永劫,ずっとずっと平和でいられる,と思えてくる。

欲を言えば,2ヵ月半も後じゃなくて,リアルタイムで見たかったなーこの試合。今年のデ杯は忘れずにチェックしておこう。アルゼンチンにカニャスも戻ってくることだし。
 そしてもうひとつ欲を言えば,日本でデ杯の試合を見たいなー。頑張ってくれないかなぁ。
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by slycat | 2007-01-31 20:07 | テニス

面接って何だ

全豪オープンが終わり、少し気の抜けた状態だが、昨年のデ杯決勝(録画)を横目で見ながらつらつら書いている。試合はサフィン vs アカスソ戦。やっと動いているサフィンが見られた。ルンドグレンさんが熱狂的に応援する姿も面白かった(結局コーチの問題はどうなったんだったっけ?)。デジタル契約をしていなかったために今大会のサフィン vs ロディックを見られなかったのは痛恨の極みだった。もう取り返しがつかない……。

取り返しがつかない、と言えば、息子は受験という試練のまっただ中にいる。本人がのんきそうにしているので、ついつい親も楽しいことのほうへ逃げてしまうのだが、現実は厳しい。一般入試の願書提出日までに、受験する学校をどうするか、本当はぎりぎりのところに追い詰められているのだった。

27日は都立推薦入試の日だった。見込みはないのだが、とりあえず人生勉強のつもりで送り出した。駄目でもいい、と最初から言ってあるので息子も明るい顔で帰宅した。
 学校によって実技試験があったり、自己PRの時間があったりするそうだが、息子が受験した高校は面接のみ。そこで、面接で何を聞かれたか、根掘り葉掘り聞き出した。

息子が一番ビビッたのは、面接官が4人もいたことだそうだ。何だか囲まれているようで落ち着かなかったようである。そして、面接官の口調が「フレンドリー」だったのにも困ったらしい。「相手がフレンドリーに聞いてくるから、こっちもつられてタメ口になりそうなんだよ」。なるほどね。これが面接官の戦略なのか、子供たちを怯えさせないようにという配慮なのかは定かではない。

具体的には、まず巷に出回るマニュアル本にあるとおり、「本校を選んだ動機は?」「中学校生活で得たものは?」などと聞かれる。 その後、パーソナルな質問に移るのが定番だ。息子のすぐ前に面接を受けていた子は(やり取りが聞こえたのだそうだ)、自分の性格について聞かれ、「正義感が強い」と答えて「どんなふうに正義感が強いの?」と返され、「わかりません!」と言っていたそうだ。
 その後、「趣味は?」「読書です」「最近見た映画は?」「犬神家の一族です」などと続いた。一応、ダメもと、ダメもと、と言いながら親子で一問一答の練習を積んでいた。ろくすっぽ本なんて読んでいないのに「読書」かよ、やめろやめろ、と言っていたのだが、本人が「読書でいい」というので、それでいくことにして、「どんな本が好き?」「最近読んだ本は?」と聞かれたらこう答えろ、と示唆しておいた、のだが……。
 意外にも読書、映画はスルーされ、「好きな食べ物は?」と聞かれたそうだ。予想外の質問だったため、息子は焦って「トマトです」と答えた。あとで何でトマトなの、とあきれて聞いたら、「ふぐの刺身とか言うわけにもいかないだろ」。一応、息子も考えてみたらしい(?)。
 ところが、本や映画はスルーした面接官は、なぜかこの質問に突っ込みを入れてきた。「どうして好きなの?」。息子は答えた、「ビタミンCが豊富だからです」…………。
 内申書がサイテーなうえに、アクシデントがあって受験の順番が最後尾だったので、ひょっとしたら面接官も飽きがきていたのかもしれない。

しかし、面接って何なんだ。オール5の子しか合格させてくれないなら、生徒会長をしてなければ合格させてくれないなら、最初から面接なんてやめちまえ。親は叫びたい。馬鹿だけどうちの子は可愛いぞ〜!

泣いても笑っても、あとは一発勝負でペーパーテストに賭けるしかない。息子よ、少しは真剣になってくれ。
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by slycat | 2007-01-31 00:04 | 高校受験

伝説は続く…

Australian Open Men's FINAL
Federer def Gonzalez 7-6(2), 6-4, 6-4

第1セットがとてもよかった。いい夢を見せてもらった。フェデラー自身が「あのセットでは彼のほうがずっとよかった」と認めている。「フォアを何度もミスしたし,ゴンザレスのスライスに対処できなかった。風も吹いていたし,彼のコート・カバーがよくてプレッシャーを感じていた。でも僕はうってつけのタイミングで自分を取り戻した」。

WOWOW解説者,柳さんが再三おっしゃっていたとおり,ゴンザレスはちょっぴり我慢が足りなかったようだ。彼にもう少し自制心があったら,自分から攻撃するタイミングをもう少し待つことができたら…あるいは試合の流れも変わっていたかもしれない。

これはゴンザレスだけではないが,あまりに強いチャンピオンを前に,対戦する相手はみんな気後れするか,または気負い過ぎてしまうようだ。セレナ・ウイリアムズが男性だったらフェデラーに勝てるかも。ずば抜けたパワーショットと体力,自分を見失わない精神力の三拍子が揃っていないと,この王者を倒すのは難しいだろう。

でも,昨日の試合はとても面白かった。結果だけ見ればフェデラーのストレート勝ちとなってしまったが,先にブレイクしたのはゴンザレスだったし,たとえ失敗しても,前向きな姿勢は見ていて気分がよかった。有難う,ゴンザレス。クレー・シーズンが楽しみだね。
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by slycat | 2007-01-29 12:33 | テニス

一番のファンは私

神々しい。昨日の全豪オープン、女子決勝、ゲームが始まった途端に思った。コートに立つセレナ・ウイリアムズである。

前日、NHKのニュースで「ロシアのマリア・シャラポワが決勝に進みました」と紹介されたのだが、セレナについては「対戦相手」としてほんのちょっぴり触れただけで、あたかもシャラポワの勝利は決まったも同然、という扱いだった。頭に来た。サーフェイスを選ばず7つのグランドスラム・タイトルを持っている偉大な選手に対して失礼千万である。美貌と実力にもかかわらず、シャラポワのことを熱狂的に好きになれないのは、こういうマスコミのせいだ。

昨日は息子の推薦入試受検日で、本来ならそのことで頭が一杯のはずだが、親があがいても本人が人事を尽くして天命を待つしかないので、そっちは放っておき、セレナの応援に専念した。ひどい親もあったものだ。

2004年のウインブルドンでセレナがシャラポワに敗れたとき、最後まで信じられなかった。どうしても「まぐれ」じゃないのか、という思いから逃れられなかった。ウイリアムズ姉妹の時代が終焉したのか、本当にこれで彼女たちは消えてしまうのか、一時はいつも姉妹対決になってしまう決勝カードにうんざりしていたくせに、愕然としてしまい胸に穴が開いたような気分だった。

欲を言えばエナン vs セレナが見たかったのだが(昔いろいろ物議を醸したし)、相手がエナンじゃないのなら、こちらもリラックスしてセレナを応援できるので、ある意味よかったのかもしれない。セレナの完璧なプレーをじっくり楽しむことができた。

今大会中のインタビューで、セレナが言っていた。「私の一番のファンは、私なの。まぁ、一番はdadかもしれないけど…」。自分のテニスは80%が精神力、とも言った。その言葉どおり、自分を信じて勝つことに集中するセレナのプレーは、美しいとしか表現できない。

確かに現在のランキングでNo. 1に座しているのはシャラポワだ。しかし、終わってみれば、「格」の違いは歴然だった。自分のテニスができるセレナ、はランキングを超えたAAA級のテニス・プレイヤーである。優勝し、コートに仰向けになって喜びを表すセレナを見て、自分のことのように嬉しかった。そして、偉大なプレイヤーが帰ってきてくれたことに感謝した。

しかし忘れてはならないのは、敗者シャラポワの潔さである。正直、こんなに立派な態度がとれる人だとは思っていなかったので見直した。試合後のスピーチで「次は勝ちたい」と言ったのにも感銘を受けた。そうだよ、19歳なんだから、強気でいかなくちゃね。
 気の毒だったのは彼女のお父さん、ユーリさん。がっかりしていることを隠せず、もろに表情に出てしまっていた。正直な人だ。
(途中、彼が娘に向かってうなずくのを見て、入試から帰ってきた息子が「あ、コーチングだ。1回うなずくのはサーブをセンターに打つ、とか?」などと冗談を言ったら、本当にシャラポワがセンターに打った(ネットに引っかかったが)のには笑えた…)

つまらないと思っていたが、今年の全豪オープンでもまたひとつドラマが生まれた。シャラポワも次はこう簡単には負けないだろうし、セレナは再びトップに躍り出てくるだろう。エナンがちょっと留守をしている間に、ほかの選手がみんな強くなってしまうのはファンとして気が気ではないが、女子テニスがますます面白くなってきたのは間違いない。

さぁ、あとは男子決勝を残すのみ。今度はどんなドラマが見られるか?
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by slycat | 2007-01-28 15:11 | テニス

ゴンザレスは奇跡を起こすか?

トミー・ハースを相手に6-1、6-3、6-1のストレート勝ち。家に帰って録画した試合を見るのを楽しみにしていたが、見る前に息子が「あ、ゴンちゃん勝ったよ。凄かった」などと結果をバラしてしまった。せっかく今日は我慢してオフィシャルサイトのlive scoreも見ていなかったのに…。

我が家は一家揃ってゴンザレスの大ファンだが、息子に言わせると(テニス歴3年でよく言うよ、と思うが)、ゴンザレスは「欲しがり過ぎ」だそうだ。回り込んで十分に構えてのフォアの逆クロス、見ている側もスカッとするショットだが、ゴンザレス本人もこれで決めたいのか、狙いに行ってあっさり相手に読まれてしまい、失敗することも多いようだ。実際マスターズ・シリーズなどでは、いいところまで行きながら優勝に至らない姿、というのを何度も見ている。

しかし今大会のゴンザレスには、一種神がかり的なものさえ感じる。当然咲くはずだった大輪が、ここへ来てようやく開花しようとしているのかもしれない。私はこのような「開花」をずっとナルバンディアンに期待し続けているのだが、テニスの神様はアルゼンチンを通り過ぎてチリに降臨したみたいだ。

チリといえばリオス。実に美しいテニスだった。ゴンザレスのテニスは大好きだが、リオスほど「美しい…」と思ったことはなかった。けれども、対ハース戦を見ていたら、おお美しい、と思うシーンが何度も見受けられた。これはひょっとしたらひょっとするかもしれない。

判官贔屓、というと少し語弊があるが、絶対的なものを目の前にすると、どうしてもチャレンジャーを応援したくなる。1年にたった4回しかないグランドスラム、たまにはフェデラーじゃない人が勝つところが見たい。
 自分でも不思議だ。フェデラーが偉大なことは十分理解しているし、彼が10年後、20年後、あるいは数世紀の後まで語り継がれるであろう名選手であることは明らかであり、彼の試合をリアルタイムで見ることのできる幸せを噛み締めているというのに、どうしてもこの「一人勝ち」状態を受け入れることができない。自分にとって現実の人生が失望と落胆の連続だから、万人にチャンスがあるという証を求めているのかもしれない。凡人からどんより濁った期待をかけられては、ゴンザレスもいい迷惑というものだ。だけどだけど。

お互い2セット取り合った挙げ句のファイナルセット、勝負がつかずに何時間も闘い続ける、なんて試合になったら……いいなぁ。それで、ほんのちょっとの運の差で、ゴンザレスがまさかの優勝、なんてことになったら……。

決勝の日が待ち切れない。
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by slycat | 2007-01-27 01:52 | テニス

逃げない生き方

歴史的勝利があれば,その陰には必ず歴史的敗者がいるのだな,と思った昨日の全豪オープン準決勝。しかし,その日の‘post match conference’に臨んだロディックは,とても立派だったようだ。

見るのがつらいほどだった試合の後で,一体何を聞くの,どうして追い討ちをかけるの,と思うのだがジャーナリストという人たちは,ある意味勇気のある人種である。「試合がああいう風に終わって,今ここにいるのはどんな気持ち?」なんて……そりゃぁ,本音を言えば聞いてみたいけど,とても口に出せないね。
 ロディックの答えは“It was frustrating. You know, it was miserable. It sucked. It was terrible. Besides that, it was fine.”。frustratingはともかく,miserable,suckが出てくるというのはつらい。それでも「ほかはよかった」と冗談(?)が言える彼に感心する。

面白かった,というより読んで嬉しかったのは,記者の「この記者会見に出ないためだったら,いくらくらい払ってもよいと思いますか?」という質問に対する答え。“That's about the best question that's been asked. ”と軽口を叩きながら,

“Well, I mean, I can't really say an amount because I would have gotten fined, what, 20 grand. Obviously, it would have to be less than that, right, if we're thinking logically? It really wouldn't be about the money; it would be about running away and not facing it.
 I would pay a lot of money if everyone would just make up stuff that I said and pretend like I was actually here. That would be fine. My dad didn't raise me to run away from it, so here I am.

お金の問題ではなく,「父は僕を(物事から)逃げるようには育てなかった,だからここにいるのさ」という言葉。ちょっと感動した。ロディックという人がとても好きになった。

何万人という観衆の前で,また全世界がテレビやインターネットを通じ固唾を呑んで見守る中で,悪夢のような負け方をしたのである(サフィンやヒューイットは,彼に比べればもう少しマシな負け方をしたときに記者会見をスキップしてすさまじい額の罰金を支払ったことがある)。大恥をかいたわけだし,悔しいというよりは情けなかったに違いない。まだ24歳。人前で泣いたとしても誰も責めなかっただろうと思う。

しかしロディックは会見から逃げなかった。いつものように意地悪な質問が飛び交うことがわかっていても。あの大きな大きなアメリカという国で,何千何万というテニス選手志望者を退けてNo. 1になっただけのことはある。力や身体能力に優れているだけではない,選ばれし者のプライドを見た。

ATPの罰金はべらぼうだと思うものの,こういうコメントを引き出して若い人,子供たちの生き方に光を与えてくれるのであれば,記者会見には罰金分の意義がちゃんとある,というものだ。
 今後,自分の子も試験に落ちたり競争に負けたり,逃げ出したくなるときがきっとあるだろう。そのときに思い出してもらいたい,昨日のロディックのこと。

ちなみに,試合直後,コーチのジミー・コナーズは何と言ったんですか?という質問に対する答えは,「ビールをくれたよ」。
 コナーズもちゃんとわかってるね。
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by slycat | 2007-01-26 11:20 | テニス

つまらない全豪オープン

大好きなジュスティーヌ・エナンの活躍を楽しみにしていたのだが、大会前に欠場が発表されたためがっかり。いずれそうなるんじゃないか、とは思っていたが、やっぱり離婚することになったのである。夫婦の間のことは他人にはわからないが、大事な大事なグランドスラムの前に離婚話とは、ピエール・イヴの馬鹿野郎、と言いたくなる。ジュスティーヌの公式サイトを覗いたら、フォト・ギャラリーからピエールと一緒に写っていた写真が消えていた。あんなに幸せそうだったのに……。家庭の事情でビッグ・タイトルを取るチャンスをひとつ逃してしまった。彼女のために残念でたまらない。

何となくたるんだ気持ちで、それでも毎日テレビで試合を見ていた中、嬉しかったのはセレナ・ウイリアムズの復活だ。80位以下まで落ちていたランキングも、決勝まで勝ち残ったことでトップ20に戻ってくるという。
 何よりも、彼女のガッツに心打たれる。ピンチに陥っても必ず盛り返す精神力。「勝ちたい、勝ちたい」という気持ちがテレビ画面を通して伝わってくる。私はシャラポワがあまり好きではないので、難しいとは思うが何とかセレナに優勝してもらいたいと願っている。

今日は女子の準決勝2試合と、男子準決勝1試合が行われた。男子のカードはフェデラー対ロディックである。ジミー・コナーズをコーチに迎え、ぐっと強くなったロディックの闘いぶりに期待した。しかし……。話にならなかった。フェデラー強し。強過ぎる。2セット目に至っては6-0。いくら何でもあんまりなスコアだ。
 試合の後、WOWOWキャスターのダバディー氏が「これがボクシングの試合であれば、途中でタオルを投げてあげたいような…」と表現していたが、解説の柳氏がおっしゃるとおり、「テニスは残酷」なのだ。本当に、見ているほうがいやになってしまった。
 敗者に対して可哀相、というのも失礼な話だが、あんまり気の毒で、見ていられないほどだった。どんなに頑張っても歯が立たないのに、主審による「ゲーム、セット、マッチ、フェデラー」の声がかかるまではコートから逃げられない。悲惨だった。
 ロディックが特別ひどかったとも思えない。確かに、もう少し戦略的なプレーをすれば、あるいは…と思わないでもないが、やることなすこと、すべて裏目に出てしまった。ほんとにフェデラーは同じ人類なのか? 溜息が出るばかり。

正直に言って、こんなに力の差があると試合が成立しない。全然面白くない。フェデラーには今すぐ殿堂入りしてもらい、引退してもらったほうがいいんじゃないの、なんてことを考える。勝負の神様があっちに行ったりこっちに浮気したり、見ていてハラハラするような伯仲の試合が見たいのに…。
 唯一彼に対して粘れるんじゃないかと思っていたナダルがQFで姿を消してしまったので、恐らく今年もフェデラーが優勝するのだろう。せめて明日の準決勝、もう一試合の勝者が、決勝でフェデラーに食らいついていって欲しいと願うばかりだ。

何度も同じことを書くけれど、去年のAIG OPENでフェデラーと闘ったときの鈴木貴男は偉かったなぁ……。結果はどうあれ、面白い試合だったし、最後まで全然諦めず観客を楽しませてくれた。もう一度感謝の拍手を送りたい。
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by slycat | 2007-01-26 00:44 | テニス

終わってみれば…

今日は大相撲、初場所千秋楽だった。出島は負け越し。あーこのまま全部負けてもいい、なんて書かなければよかった。言葉の神様にバチを当てられた、というところだろうか。来場所頑張れ!
 魁皇は、千秋楽に勝ち越しを決めた。昨日も凄かったが、今日も見事な上手投げ。最後までハラハラさせるワルイひとだ。豊真将は負け越し。上位の壁は厚かった。栃東、手術直後だったんだから休めばよかったのに…と思わないでもないが、たとえ負け越しても毎日欠かさず相撲をとってくれたことに感謝。

「日本映画専門チャンネル」で、周防正行監督『それでもボクはやってない』公開記念として過去の作品を放映していた。中に『シコふんじゃった。』が入っており、14年振りに観た。その前の『ファンシイダンス』が好きだったので期待して観に行ったのだが、正直言ってちょっと暗いな、という印象だった。特に「いじめられっ子」のようなキャラクターが出てくるのがいやだった。
 しかし、14年の歳月を経て、映画はそのままだが観る側が成長したらしい。初めて観たときよりぐ〜んと印象がよくなっていたので驚いた。

印象がよくなった理由のひとつに、14年前よりも相撲の知識が増えた、ということがある。何も知らずに観に行ってももちろん楽しめるが、知っていればなお面白い。そして年をとったせいか自分自身の「相撲に対する愛」が14年前より高まっているためか、柄本 明の台詞や主人公たちに苦言を呈する相撲部OBたちの苦悩が、以前より身近なものになっていた。

どうしても生理的に受け入れられない箇所は残るのだが、これほど印象が変わるとは、周防監督って凄い、と思う。当たり前のように思われるかもしれないが、観るたびに違う感動を与えてくれる映画というのは、意外と少ないものだ。
 周防監督については、世間でちょっとマイナーかと思われている世界を取り上げる人、小津監督風なバストショットの切り返しを多用する人、くらいの認識しかなかったのだが、それ以上に深い人間観察のできる監督、「オトナ」な人、という項目を加えたい。

と、いうわけで、初場所も終わったことだし来週は絶対に『それでもボクはやってない』を観に行くつもりだが、相撲以上に知識のない「法律」「裁判」が取り上げられていて、果たしてちゃんと理解できるだろうか。いろいろな意味で期待している。
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by slycat | 2007-01-22 01:12 | 大相撲

15の春

息子の高校受験がいよいよ目前に迫ってきた。親のほうが無闇に焦りを感じているが、受験生本人は学校から帰るなりテレビの相撲中継に見入っており、一体何を考えているんだかサッパリ摑めない。

それでも無情に時は過ぎ、来週にも推薦入試の願書を提出しなければならなくなった。仕事にかまけて保護者会や入試説明会にもろくろく出席していないので、入試に関する情報は専らネットや教材会社の書籍などから得ている始末、学校の先生方もさぞかしあきれ果てていることだろう。

しかし親のほうも、学校には大いに失望している。一番腹を立てたのは、2学期から担任の教師が産休に入ったことだ。産休の取得は当然の権利だし、私自身もかつて利用したのだし、制度自体には何の問題もないが、出産予定日を考えれば昨年4月の段階で、途中降板せざるを得ないのは明らか。どうして予め担任から外しておかないの。中学校という組織の感覚が、全然理解できない。
 進路相談のために設けられる「三者面談」というやつも、親は無理して早退し、時間を作って学校へ赴くのに、面談で得られる情報はごくわずか。何を聞いても「さぁ、わかりません」「知りません」「学校にはそういうデータはありません」。
 今さらながら、「金八先生って凄く偉い先生だったんだぁ」と思う。ドラマの中、職員室のシーンでは、それぞれクラスを受け持っている先生方が教え子の進路に心を砕き、あれこれ知恵を搾る姿がみられたが、あれってやっぱり「理想像」で、実際の教師は他人の子供のことなんてこれっぽっちも考えていないんだ……と何だかガッカリしてしまう。

成績さえよければ、文句も愚痴も出ないのだろうが、何しろ我が息子の内申書はひどいものだ。われわれの世代の成績評価は「相対評価」だったが、本当に「絶対評価」に変わったの?と問いただしたくなるほどひどい。親もびっくりだが、おじいちゃん、おばあちゃんに見せたらショックのあまり心臓が止まってしまうかもしれない。何かの間違いだったらよかったのだが、今目の前にある、これが現実だ。

合格の見込みはまずないと思いながらも、ひょっとしたら…という希望を捨てられず、明日学校に願書を提出する(よくわからないが学校が一括して高校に送るのだろう)。2,200円の受検料も振り込んだ。あとは野となれ山となれ。本人が頑張るしかないんだよ。


※ 願書の裏には受検料の領収証書を貼付することになっている。ところがいざ貼ろうとしたら、用紙に示された貼付スペースより領収証書のほうが大きいことが判明した。仕方なく証書がはみ出す格好で貼付けたが納得がいかない。私は何か間違えているのだろうか? 「のりしろ」まで指示されているのに。一体どうなってるの? どうしてサイズを合わせて用紙を作成しないの? まったくもう、バッカじゃないの〜?


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by slycat | 2007-01-18 15:43 | 高校受験

今年の干支

新年明けて早2週間、今さらだが干支の話。猪はちょっと怖いが、ウリンコは可愛い。可愛さについつい縫いぐるみを衝動買いした。よくよく見れば、我が家のバース(オパール・サテン)に似ている。ハムスターは大人になっても牙は生えてこないけれど…。

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by slycat | 2007-01-15 00:01 | ハムスター