ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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大きくな〜れ

ウサギが我が家にやって来てから1ヵ月近く経ったが、ハムスターとだいぶ違う習性に少々戸惑っている。

ハムスターは一応草食動物だが、食物連鎖ピラミッドの一番下にいるためか、神様は彼らを何でも食べられるように作ったらしい。結構雑食だ。イモやマメ類も食べられる。場合によっては虫も食べる(以前はミルワームを与えたこともあったが、“保管”が大変なのでやめた)。
 片やウサギは完全に草食である。乳製品などは御法度だというし、マメなどを食べると“腸内異常発酵”を起こすらしい。ペレットと牧草を与え、おやつ程度に野菜をやればよい。野菜も、ハムスターとは異なり、三つ葉やクレソン、春菊やパセリなど、どちらかというと香りの強いものを好む傾向がある。我が家のウーさんは三つ葉が好きで、散歩のときに持って行ってやると、喜んでピョン、と膝に載ってくる。

ハムスターは目をつぶって眠るが、ウサギは目を開けたまま眠る。最初見たときは驚いた。また、前から見ても可愛い顔(ディズニー映画のキャラクターみたい)だが、基本的に目は横についている。ウマなどと同様、草食動物だからだ。ウーさん、何してるかな、と覗くと、大抵横を向いている。
 それに、いつも置物みたいにジッとしている。人の気配を感じただけでわしゃわしゃと出てくるハムスターとは大違い。音や気配を察すると、まずは耳が動くようだ。身体が動くのはその後である。

いろいろ驚くことが多いが、可愛い家族には違いない。生後2ヵ月のウーさん、少々身体が小さいのではないかと息子がしきりに気にする(体長25 cmくらいか?)。一度きちんと獣医さんに健康診断してもらおうということになったが、ウサギ用のキャリーケースがない。
 2駅先にあるウサギ専門店に行った。先週は夫と息子が覗きに行き、その際ペレットをあまり食べないと言ったら、何種類かサンプルをくれた。ウーさんはその中の1種類が気に入り、よく食べるようになったので、ペレットの買い出しも兼ねてキャリーケースを選ぶことにした。
 3,150円で適当なキャリーケースがあったのですぐに決め、ついでに息子が「二番刈りのチモシー(牧草)が欲しい」と言うのでペレットと合わせて買うことにした。店の人は息子を覚えており、「あのペレット食べたの、よかったねぇ」と言ってくれた。

ウサギ専門店だけあって、店内にはウサギがたくさんいる。うちのウーさんはネザーランド・ドワーフの雑種(血統書がない)だが、ネザーランドにも黒いのや白いの、ハムスターのオパールのような毛色など、いろいろな種類があるようだ。私はあまり好きではないのだが耳の垂れたタイプもいて、長毛種もいる。また、名前は知らないがウーさんの4〜5倍はありそうなデカいのもいて、正直怖かった(顔だけでウーさんの胴体よりデカい)。ウーさんが小さいタイプで本当によかったと思う。あんな大きいのに膝に載られてはたまらない。

帰宅すると、息子が早速新しい牧草を入れてやる。ウーさんはことのほか気に入ったようで、貪り食っていた。息子は「これで大きくなる」と大喜びである。来週こそは健康診断に連れて行ってやろう。元気に育てよ、ウーさん。

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by slycat | 2007-10-29 01:55 | ウサギ

初タイトル

Masters Series Madrid FINAL
D. Nalbandian d. R. Federer 1-6, 6-3, 6-3

ヤッタアァァ〜! ついにナルバンディアンがやりました。マスターズ・シリーズ初優勝。しかも決勝の相手は王者フェデラー。2005年のマスターズ・カップで優勝したときはフェデラーが脚に故障を抱えていたため、何となく真の勝利、というにはすっきりしない感もあったことは否めない。しかし今回の勝利は完璧だろう。文句のつけようがない(後で、実はフェデラー、風邪ひいてました、なんてことが判明しませんように)。
 QFでナダルを敗り、SFでジョコビッチを倒し、今週は絶好調だな、と思った。それでも最後の対戦相手がフェデラーとなると、正直に言って最後の最後の瞬間まで、楽観視できなかった。だから今、とても嬉しい。幸せだ。彼の才能はこんなもんじゃない、とずっと信じ続けて何年も経つが、ファンとしてもようやく報われた気持ちである。

アテネ・オリンピックの選手入場の際は、スイス代表としてフェデラーが国旗を掲げていたが、その映像が切り替わったとき、画面に映されたのはアルゼンチンの選手団としてすでに入場していたナルバンディアンの顔だった。ジュニア時代からのライバルとして、ディレクターが指示したんだと思う。テニスをよくわかってるなぁーと嬉しかった。
 しかし、このところぶっちぎりの強さを見せるフェデラーに対し、ナルバンディアンが勝利を収めたのは前述のマスターズ・カップだけ。もう「ライバル」とは思われてないかもしれない。
 しかも、今シーズンのナルちゃんはどうもパッとせず、いつの間にかランキングもがた落ち。ずっとトップ10圏内をキープしてきたのに……。今年は準決勝まで残ることができないので、GAORAの画面に登場するのも久しぶりである。

ジョコビッチと当たった準決勝を観ていて、サーブがとてもよいと思った。顔つきも真剣そのもので、苛々して調子を崩すこともなく、「絶対勝つ」という気迫に満ち満ちていた。
 試合後のインタビューで、ジョコビッチは"He deserved to win."と語っていた。勝利にふさわしい、勝つのが当然だった、ということだろうか。
 ジョコビッチは前の週の大会で優勝しており、かなり疲れがあっただろう。それでも随分頑張り、決して見苦しい試合ではなかったのだが、ナルバンディアンのプレーが非常によかった。相手のセカンド・サーブを思い切り叩いていくなど積極的な姿勢がみられ、さすがのジョコビッチも根負けしたかな、という印象だった。この勢いを何とか続けられれば、ひょっとしたら……。期待が高まった。

舞台はマドリッド。顔を見ても私には全然わからないが、サッカーの有名選手が何人か試合を観に来ていた。自国選手が残っていなくても、やっぱり見逃せないよね。
 試合が始まる。ところが第1セット、ナルバンディアンがキープできたのは第2ゲームだけ。凄くいい打ち合いが続くのに、気がつくと大差がついており、こんなに頑張ってもやっぱりフェデラーには勝てないのか……とガックリきた。
 不運なアクシデントもあった。第5ゲーム、フェデラーのショットがアウトではないかと、ナルバンディアンがチャレンジ。ところが、いつまで待ってもホークアイの映像が出てこない。観客席から口笛の嵐が起こる。何と故障(?)か何かで映像を出すことができないというのだった。こんなことは初めて見たが、チャレンジできないということは、線審のコールどおり、ということらしい。ナルバンディアンはプレイヤーとして当然の権利を奪われた。
 これがプレーに影響したようには思えないが、結局このセットは頑張っても頑張ってもフェデラーに阻まれ、ついに1-6でセットを落としてしまう。1セットがたったの30分。試合を見つめるコーチ陣の表情も暗かった。

思えば、この決勝、なぜかナルバンディアンには不運なことが多かった。何となく線審に不安があった上に、フェデラーのボールはコードに当たってもちゃんと向こうのコートに落ちるのに、ナルバンディアンのボールはネットに嫌われた。
 第2セット第4ゲームにもアクシデントがあった。フェデラーをブレイクして0-3でリード、勢いがついたぞ!と思っていたところ、突然試合が中断。画面を見ても、サーブをしようとして戸惑っているフェデラーが映るばかりで何が起こっているのかわからない。ようやく、コートを囲む「花壇」の給水機が壊れたらしい、ということが判明したが(ホース?から水が吹き出したりしていた)、せっかくの流れがストップしてしまった。
 苛々したとしても不思議はない。それで集中力を欠いてしまい、敗れた姿を何度も見ているので、ハラハラし通しだった。だが、テニス・シーズンも終わりに近づいた今となって、彼は驚くほど冷静に不運を受け止め続けた。よくぞ堪えたと思う。この点を一番褒めてあげたい。

しかも、1セット取られて後がない状態で、彼は戦略をしっかり変えていった。解説の辻野隆三さんによれば、サーブのスピードを上げたようだ、とのことだ(そう言われて気づいたが、サーブのスピード表示がなかった)。入る確率は下がったが、1stサーブが入ったときのポイントが上がった。得意なバックハンドではミスを怖れずダウン・ザ・ライン、アングル・ショット、と攻めていった(不思議なもので、怖れなければミスも減るのである)。フェデラーが左右に振られるなんて。なかなかお目にかかれないものを見せてもらった。
 ブレイクバックの危機もあった。その局面においても、サーブをきっちり入れて自分のペースに持ち込んだ。相手の神業にも気落ちすることなく、攻めの姿勢を崩さなかったのが偉かった。

ブレイクを大事に第2セットを取り、第3セット。ここでも、ナルバンディアンは第3ゲームで先にブレイク。えっもしかして、ひょっとして、本当に勝てるのかもしれない。はやる気持ちを抑えつつ、テレビ画面に釘付けになる。第6ゲーム、3-2の時点でフェデラーにフレーム・ショットが出たとき、期待はさらに高まった。

5-3で迎えたファイナル・セット。最初のポイントはフェデラーのウイナー級のフォアをナルバンディアンが見事に返してゲット。続く2ポイントはフェデラーが難なく取る。フェデラーのボールがアウト。ナルバンディアンのリターンエースで40-30。観客席も盛り上がる。凄い歓声だ。そして、そして、最後はナルバンディアンのボレーで決まった。ちょっと変な体勢だったがオープンコートだったのが幸いした。

観客席に駆け上がっていくナルバンディアン。コーチやトレーナーらと抱き合い、涙する姿にジンときた。25歳にして初めてのタイトルだもの、嬉しいよねぇ。フェデラーの目にも悔し涙らしきものがみられ、気の毒になったが、たまには勘弁して欲しい。ナルちゃん、ずっと調子が悪かったんだから……。

優勝セレモニーでのスピーチは(スペイン語だったが辻野さんが英訳をもとにさらに和訳してくれたのに感謝)、母に感謝します、と締めくくった。その言葉に、2005年マスターズ・カップで優勝したとき、お母さんと抱き合って泣いていた彼の姿がダブった。遠いアルゼンチンで、お母さんもさぞかし喜んでいることだろう。

おめでとう、ナルバンディアン。やっぱり君は本物だ。
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by slycat | 2007-10-22 05:30 | テニス

ウーさん

我が家の新入りは、「ウーさん」と命名された。可愛らしい名前は過去何十匹といたハムスターのおかげでネタ切れとなっていたのである。名付け親は我が家の家長で、なぜか彼は動物の名前に限って「言語ボス」となることが多い。

不正により連れ込んだウサギなので、最初、息子は父親に報告するのをいやがっていた。「追い出されちゃうから言わないで」と懇願されたが、ウサギの存在がバレた翌日には、私がさっさと告げ口していた。夫は元来動物好きな人間であり、結婚前は犬2匹、猫7匹と暮らしていたので、実はウサギが増えたくらいでは驚かないのである。
 日曜日、「私がうまく話しておくから」と言って息子にウサギの連れ込みを白状させると、夫は早速ペットショップに出かけてウサギ用のケージを買ってきた。いろいろとグッズを買い込んで、総額は軽く1万円を超えたらしいが、おかげでウサギは窮屈な「衣装ケース」での生活を脱し、快適なケージ生活を享受できるようになった。

みんなが幸せになった、はずだったのだが、ここで1つ問題が発生した。息子が覚え込ませたはずのトイレの躾が、環境の変化を機に水泡に帰したのである。
 堂々と家の中に出られるようになったウーさんは、楽しく走り回った。ところが、何かの弾みで夫の布団に飛び込んだ際、そこをトイレにしてしまったのである。以来、ケージから出るたびに走って行って、そこでお漏らしをしてしまう。

ウサギの尿は、意外と臭わないものだということがわかったが、臭わないからよいというものではない。何としても、ウーさんにはトイレを覚えてもらわなければならない。

焦る飼い主たちを尻目に、おやつを食べるウーさん
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by slycat | 2007-10-19 19:50 | ウサギ

Newcomer

最近あまり息子の部屋に入っていなかったが、たまたま会社を休んでいて、ふとハムスターにおやつでもやろうかと足を踏み入れると、予期せぬものがいた。

このところ、しきりに「うさぎが欲しい」と言っていたが、「ハムスターの世話がおろそかになるから駄目」「部屋が狭くて運動不足になるから駄目」と却下していたのに、親に黙って買ってきたらしい。もう1週間以上も我が家にいたのである。

それがこの子。
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全く油断も隙もない。これじゃ子供が親に隠れてドラッグをやっていても気づかないんじゃないか、と反省もしたが、あれほど駄目だと言ったのに、まさか実力行使に出るとは……。
 帰宅した息子を取っ捕まえて問いただすと、この子はペットショップでほかのうさぎにいじめられたために“隔離”されており、通常なら2万円はするところを2,000円でいい、と言われて即断即決で買ってきたのだという。そのせいか、ちょっと痩せているように思う。

もう家に来てしまったのだし、生き物だし、今さらどうにもならず、このまま飼うことになった。息子の勝ちである。頭に来るが、うさぎは可愛い。すっかりハートを奪われた。それなりにちゃんと世話をしていたらしく、よく馴れている。呼ぶと走ってくるのがいじらしい。

しかし、「やられた!」という感じだ。もっと厳しくしたほうがいいのかもしれない。「本当、癒されるわ〜」などと言っている息子だが、末恐ろしい奴である。
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by slycat | 2007-10-10 23:46 | ウサギ

NHK『日本の伝統芸能』文楽入門

先月、たまたま土曜日の午前中にテレビをつけたら、いきなり「竹本住大夫/吉田文雀の文楽入門」をやっていたので慌てて録画。何でこんな時間に放送するんだろう、土曜日といえばふだんは昼頃まで寝ているし。
 その日ですでに第4回、残りあと1回だった。ドラマやバラエティの宣伝には熱心なのに、こんなことじゃー困るなぁ、とブツブツ文句を言ったものだが、番組そのものはとても面白く、ついに観ることのできなかった吉田玉男さんの技も垣間見ることができた。

住大夫さんは『文楽のこころを語る』(文藝春秋)という本で、どのようなお気持ちで演じているか、どんな作品がお好きか、など語っていらっしゃる。でもテレビのよいところは、文楽の一場面が映像として目の前にあり、画面に伴って「このときは、私は玉男さんの動きは見ていません。玉男さんも私に合わせているわけではありません。勝手にやっていて、合うんです」などとご本人の解説が入るという点。私のように理解力の足りない人間にも、わかりやすい。

最後の回では、12月の「文楽鑑賞教室」でも予定されている『伊賀越道中双六』沼津の段が紹介された。「世話物」を解説する回だったのだが、「時代世話」(と言うのだと、番組中に大夫さんがおっしゃった)を選ばれるところが住大夫さんらしい(のかもしれない)。
 『文楽のこころを語る』の中でも「大夫冥利につきます」とおっしゃっており、相当お気に入りなのだろう。ひとつひとつの演じ方について、本当にこのお芝居を愛しているんだなーと感じさせる解説で、聴いていて心地よかった。
 ふだんお声を聴くことのない文雀さんが人形の動かし方について語ってくださるのも収穫だった。へぇぇ、そうだったのか、なるほど、そうなるのか、とうなずいてばかり。この番組を第1回から通して見ることができなかったのが口惜しい(再放送してくれ〜)。

さんざん悩んだ挙げ句、11月の連休を利用して、大阪公演に行くことにした。子連れで1日通して観るのも何だから、第二部の公演を選んだのだが、残念ながら住大夫さんは『曾根崎心中』があまりお好きではないらしい。でも、お好きでないものをどう語られるのか、それにもちょっと興味がある。
 交通費に宿代と、正直言って財布にはかなりの打撃だが、気分が乗っているうちに大いに楽しみたいと思う。地下鉄の乗り換えにも慣れたし。

まだ1ヵ月以上も先の話だが、今からソワソワしている。ふだん滅多に旅行なんてしない者を年に2回も旅立たせるとは、ホント魅力ある芸能です、文楽って……。
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by slycat | 2007-10-09 19:11 | 文楽

AIG OPEN 2007:決勝

D. Ferrer d. R. Gasquet 6-1, 6-2

52分で試合が終わってしまった。スコアも予想外。隣に座っている息子がボソッと「スペイディアのほうが頑張ったねぇ」。
 先週ムンバイで優勝し、そのまま日本に移動してきた無理がたたったのだろうか。試合後のインタビューでガスケは、「先週勝ったばかりで少し疲れていたけれど、フェレールがとてもいいプレーをして僕にチャンスをくれなかったよ。スタートが大事なのはわかっていたんだけれど、彼がすぐさま僕を打ち崩して、立ち上がりを難しくしたんだ」と語っている。

それにしてもフェレールは素晴らしかった。文句のつけようがない。ミスも片手で足りるほどしかなかったと思う。突然出場が決まったのはガスケもフェレールも同じだが、何たるスタミナ、何たる集中力。ガスケとは対照的に、立ち上がりから申し分なかった。

左右に振られても、素早くボールの位置に移動し、しっかり構えてボールのコースを相手に読ませなかった。ガスケがネットに出ても、全くプレッシャーにはならず、落ち着いて対処することができた。ガスケのほうはサーブがいまひとつだった上に、大事なところでミスが多かった。

フェレールは今年も4つのマスターズ・シリーズでQFに進んでおり、US OPENではSF進出、インターナショナル・シリーズで2勝という立派な成績。このまま行けば上海のマスターズ・カップにも出られそうだ。そういう立派な選手が立派なプレーで優勝した場にいられたことは、とても幸せなことだった。

フェレール自身も、NHKアナウンサーの「今後の夢、目標は何ですか?」という問いに答えて、「今勝ったこの瞬間がとても幸せ」と勝利の喜びを噛み締めていた。東京の大会では、1977年にManuel Orantesが優勝して以来のスペイン人チャンピオンだそうだ。非常に嬉しそうだったが、「リシャールは今日は疲れていて、彼のプレーができなかったね」と謙虚な姿勢は崩さなかった。

フェレールは今週ストックホルムに、ガスケはウイーンの大会に出場予定である。テニス・プレイヤーの生活は本当にハードだ。その後はマドリッド、パリのマスターズ・シリーズが待っている。2人とも上海出場のチャンスがあり、大変だろうけれどぜひ頑張って欲しい。せっかくアジアの果てまで来てくれたんだからね。

それにつけても、準優勝者のプレートは小さくてショボい。いつも思っているのだが一向に改善されない。東レのプレートは優勝者・準優勝者を問わず毎年趣向を凝らした美しい出来で、あれなら家に飾ってもいい、と思えるものなのだが……。主催者は何とも思わないのかなぁ。ガスケがプレートを何度もひっくり返しては変な顔をしていたのが印象に残ってしまった。

追記:優勝が決まった後、フェレールがコーチのところへ行って、2人が抱き合っていたのが印象深かった。グランドスラムのようなレベルの大会ではないのに、そんなに喜んでくれているんだ、というのが嬉しかった。「速い」と言っていた有明のハードコートを制したのが自信につながり、喜びもひとしおだったのかもしれない。いい風景でした。f0061021_2316620.jpg
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by slycat | 2007-10-07 18:39 | テニス

AIG OPEN 2007:Day 4 観戦記

AIG OPENの主催者たちは、フェデラーのドタキャンでさぞかし慌てたことだろう。気の毒ではあるが、半面、当然の報いだと思わないでもない。
 正直なところ、大会の公式サイトはずーっとフェデラー一色で、ほかの出場者については直前になってようやく明らかにされるなど、何だかいやな感じだった。おまけにチケットもこっそり値上げされていた。
 私もオトナだから、何をやろうとしてもまずは「カネ」なんだということくらいはわかっている。爽やかであるべきスポーツの世界だって事情は変わらない。それでも「とにかく人寄せパンダを用意しておけば後はどうにかなるだろう」と言わんばかりの思惑がチラホラ見えるのはいただけない。
 もちろん誰だってフェデラーは見たい。彼が稀代の名選手なのは疑いようもない事実である。だけど、テニスは1人でやるものじゃない。好敵手がいて初めてゲームは面白くなる。主催者は、今年(に限らないのだけど……)の苦い経験からよぉ〜く学んで欲しい。

で……。来られなくなったパンダの代わりに、今年大活躍のフェレール、ガスケが急遽参戦。休暇を楽しむはずだったビーナス・ウイリアムズも拝み倒されて出場することに。フェデラーの来日にかかわらず、毎年この大会でテニスを観るのを楽しみにしている者にとっては、嬉しい誤算である。

イボ・カルロビッチ vs イ・ヒュンタク
センターコート第1試合は、クロアチアのカルロビッチ対韓国のイ・ヒュンタク戦。家を出るのが遅れてしまい、会場に到着したときすでに試合が終わっていた、なんてことになったらガッカリだねぇ、などと息子(学校を欠席させてしまった悪い親である)と話しながらコートに向かったのだが、そこは何と言ってもカルロビッチ、案の定、第1セットはタイブレイクで試合が長引いていた。続く第2セットもタイブレイク、そしてやっぱり第3セットもタイブレイクに突入した。f0061021_16464454.jpg


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by slycat | 2007-10-05 02:44 | テニス