ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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宇宙のテニス

ナダル対ベックの試合を観て、やっぱり今年のナダルは優勝候補に挙げられるだけあって落ち着いてるなぁなどと思い、杉山のスピード感あるプレーに満足し、とりあえず後は録画して眠ったのが水曜深夜。仕事から帰ってマレー対サントロの試合を再生、息子が「サントロすっげえぇ〜ホントにもう、信じられないんだぜ」などと大声を上げるのを背に必死でコロッケを作っていた(あぁ、コロッケってシンプルなくせにどうして作るのは面倒臭いんだろう)。

やっとでき上がった夕食を食べながら試合観戦に戻ると、対戦相手を苛々させるであろうサントロのプレーに、マレーがキレもせずに真面目に対処しているのを確認して驚いた。大人になったねぇアンディ君。観客席には美しい恋人が座っており、マレーのプレーに声援を送っている。なるほど、彼女ができたんで張り合いがあると。ギルバートよりも彼女かぁ、と思わずにやにやしてしまう。
 昨年までは、準決勝くらいまで勝ち進んでも途中で苛ついたり、試合をやめたそうな顔をしたり、せっかくの才能を生かし切れていないと思われる場面も多かった。傷めていた脚にはサポーターが巻かれ、思うように走れないようにも見えていた。しかし、今回はしっかり集中していましたねぇ。立派、立派。マレー君には凄い潜在能力があるとずっと信じているので、その蕾が開きそうな予感に、すっかり嬉しくなった。

そして夜は更け木曜の朝。突然思いがけないニュースが飛び込んできた。何と、優勝候補の1人、ジョコヴィッチが2回戦でサフィンに敗れたというではないか。ひゃ〜サフィン、やっぱり貴方は凄い!
 いつだったか、(サフィン本人は登場していなかったが)マスターズシリーズの試合中、解説者(確か一藤木貴大君のお父様だったと思う)が「サフィンは本気になると宇宙のテニスをしますからね」と言っていた。うまいこと言うなぁ、と思った。

残念ながら全豪優勝を決めた2005年に膝を故障し、以来彼にとって不本意な日々が続いているが、サフィンが何も考えず(あれこれ考え始めるとロクなことがない……)試合だけに集中することができたら、彼に勝てる選手はいないんじゃないか。そう思わせるだけでも彼は偉大だと思うのだが、なかなか無心になれないようで(まぁそういう試合でも面白いんだけど)、いまだにランキングが上がらない。

我が家の人間は一家揃ってサフィン・ファンである。夜遅く帰ってきた夫に「サフィンがジョコヴィッチに勝ったよ〜!」と報告すると、口の悪いおっさんは「へえぇ〜やったか!?」と驚いた後で「ほんとに端迷惑な男だな〜」と言った。
 ジョコヴィッチにしてみれば、確かにどうしてサフィンと“2回戦で”当たらなければならないんだ、というところだが、シードがついていないのはサフィンのせいじゃないやい。怪我が悪いんだい、と言いたい。
 息子に至ってはついさっきまで試合の結果を知らなかったので、「サフィン、ジョコヴィッチに勝ったよ」と教えてやると、「えっマジ? リアルで勝ったの?」などと言う。事実だとわかってようやく喜んだが、オイオイ、母親の言うことが信じられないのか。

もちろん2回戦で強敵を倒したからといって即、優勝が期待できるわけではなく、3回戦であっさりストレート負けしてしまう恐れは十分にある。サフィンが戻ってきたぁと喜び、今度こそと期待しては何度も失望を味わわされてきた身では、ここで喜び過ぎると後で何倍も悲しくなってしまうのではないか、とついつい警戒してしまう。
 
だけど相手は何と言ってもジョコヴィッチだ。喜ばずにはいられない。これは面白くなってきたぞ、ウインブルドン。どうか神様、サフィンが余計なことを考えずに勝ち進みますように……。
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by slycat | 2008-06-26 23:09 | テニス

ウインブルドン開幕

また寝不足に悩むシーズンがやってきた。しかも今年はNHKのほかにWOWOWでも試合の模様が中継されるため、どのカードを観るか選択肢が増えて、ますます悩ましい。
 と言いながら、ちょっとひと眠りと思ったのに錦織選手の試合が放送されている時間に起きられず、いきなり不覚をとった。しかも彼は途中リタイア。せっかく1セット取って、2セット目もいいところまで行ったのに残念だ。でもここで無理して、始まったばかりのキャリアが台無しになっても困るので、賢明だったと思う。まだ18歳、いくらでもチャンスがある。

フェデラーは危な気なくスイスイと勝った。巷ではいろいろ言われているが、やはりウインブルドンでは盤石の構えである。とりあえず今週は何も心配することはなさそうだ。
 最後のゲームを前にハーバティのベンチへ行き、ハーバティがフェデラーの隣に座ったのにはびっくり。へえぇ、こういうのってOKなんだ、試合中に選手同士で話をしてはいけないような気がしていたが、お咎めなし、ということはルールで禁止されているわけではないんだな。
 勿論、死にもの狂いで勝とうとしている最中に対戦相手と談笑したい、と思う選手はほとんどいないだろうから、これは王者フェデラーにしかできない超余裕の行動だ。会場は何だかほのぼのとした雰囲気に包まれた。
 ハーバティもにこやかな笑顔で、試合後は2人揃って退場。フェデラーの人柄がウインブルドンを魅了した。

そんな中、個人的に大ショックだったのはナルバンディアンの初戦敗退。カナダのFrank Dancevic(ダンチェヴィッチ)に6-4、6-2、6-4のストレート負けを喫してしまった。ダンチェヴィッチって誰よ〜! カナダにこんな強い選手がいたとは……。
 サーブがいいし、判断も速く、ネットに出るタイミングも抜群。ナルバンディアンのセカンドサーブをビシバシ叩いていく超強気のプレーには思わず引き込まれる。これで対戦相手がナルちゃんでなければ、拳を握り締めて応援するところだが、ナルちゃんの不甲斐なさに気持ちはず〜んと沈む一方。後手に回ってしまったし、1stサーブは入らないし、何よりミスが多過ぎた。勿論、相手が素晴らしかったからこそミスさせられたのではあるが、ナルバンディアンへの思い入れが強い分、情けなかった。
 第3セット第7、8ゲームではさすがに意地を見せてスーパーショットも繰り出したが、時すでに遅し。昨年のマドリッド、パリでの素晴らしい勝利は、消える前のロウソクだったのか……なんて、縁起でもないことまで考えてしまった。

1日目にしてガックリ、のウインブルドンだが、ジョコヴィッチ、ナダルがどこまでい行けるか、フェデラーの6連覇は実現するか、興味はまだまだ尽きない。サフィンがジョコヴィッチ相手にどんな試合をするかも楽しみだし、バグダティス(久しぶり!)の活躍にも期待したい。
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by slycat | 2008-06-24 05:24 | テニス

格好悪い

ナイキやアディダスのCMはいつも凝っていて面白いなと思う。特に最近流れているベッカムのが好き(子供に好きな選手は、と訊いたら「スティーブン・ジェラード」と言われて、絶句の後「OK」と言うバージョン)。

何しろアディダスはエナンやサフィン、最近ではジョコビッチのスポンサーでもあるので、好感度は絶大である。Impossible is Nothingはエナンのために作られたコピーだったと今でも思っている。

しかし、このところ流れるようになった某携帯電話のCMはいただけない。アディダスとのコラボ製品なのだが、見るたびに苛々する。

何に対して怒っているかといえば、携帯電話を腕に装着した女性たちが街中を軽やかに走っていき、途中、カフェの店先にいるフレンチ・ブルドッグらしき小さな犬を飛び越して行くシーンがあるのだ。これに猛烈に反発を感じている。

犬は驚いて「キューン」と言う。罪もない動物を驚かせることが格好いいのか?それは断じて違うと思う。CMの制作者は何を考えてこんなシーンを作ったのか。私には全然理解できない。

あのCMに続きがあるのならば、いったんは驚いた犬が、今度はランナーたちと一緒に楽しく走るとか、そういうシーンを入れて欲しいと思う。あれじゃ全然格好よくない。意図したものは表現されていないと思うよ。
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by slycat | 2008-06-20 00:59 | 日常のこと

爽やかなひと

昨夜はウェブでQueen'sのArtois Championships決勝を観戦。いやはや、ナダルって本当に強い。最初に画面を立ち上げたら、いきなりジョコビッチがブレイクして0-3になってしまったので「あぁ、ダメかぁ」と思ってしまったのだが、何と巻き返してタイブレイクで1セット先取。続く第2セットでは先にブレイクしたがジョコビッチの猛攻撃でピンチに陥り、またもや「やっぱりダメかぁ」と思ったのに、物凄いガッツと強靭な精神力で勝利を収めた。お見それしました。
 ジョコ君は、試合中何にも考えない訓練をしたほうがいいなぁ。「力」はほとんど伯仲なので、勝負を決めるのは時の運しかないと思われる。しかし最初から最後まで集中力を切らさず勝利を信じる「気持ちの強さ」で2人を比べれば、明らかにナダルのほうが上のようだ。
 とは言うものの、人は勝利よりも敗北から学ぶことのほうが大きい。賢いジョコビッチであればなおさら収穫があったはずなので、ウインブルドンで2人が対戦したら、どうなるかはわからない。
 いずれにせよ、2人の対戦はいつ見ても面白く、今後長く続くであろうライバル関係をずっと見守っていきたいと思う。試合中は凄まじい形相でボールを追っていた2人、試合後、肩を抱き合う姿は爽やかそのものだった。こういう場面を何度でも見たいものだ。

さてさて、気分よく眠ったのに寝起きは悪かった。きしむ膝をなだめつつ仕事に行ったが、今日は外回り。いろいろと回らなければならないところがあり、折よく14日に開通した副都心線を利用することにした。
 ところが、これが使えねぇ〜地下鉄で、何だか知らないが時刻どおりに発車しない。ホームに電車が止まりっぱなしになっていたり、わずか1駅進む間に2度も3度も停車したり。挙げ句の果て、電車がホームに止まらずに通り過ぎてしまう。何なんだ、この副都心線てヤツは。せっかく便利だと思ったのに、予定の倍以上の時間をとられてしまい、ドッと疲れた。

しかし、帰りに丸の内線に乗ったら、とてもいい場面に遭遇した。最近、東京メトロでは、はたからはわからない初期の妊婦さんのために「マタニティマーク」(チェーン付きのキーホルダーのようなもの)を配布しており、妊婦さんを見かけたら席を譲って欲しい、と呼びかけている。そのマークをバッグに付けている女性が乗車してきたところ、すかさず若い男性が席を立ち、女性に譲った。
 席を譲った男性、よく気づいたものだなぁと感心。大体、世の多くの男性はマタニティマークの存在そのものを知らないんじゃないかと思うのに。偉いなぁ若いのに。女性は私と同じ駅で降りたが、降りる際、その男性に対して「どうも有難うございました」と丁寧にお礼を言った。私が驚いたのは、それに対する男性の返事である。

彼は言った、「いえ、どうぞお気をつけて」。
……か、格好い〜い!

いち早くマークに気づいただけでも偉いのに。さっと席を譲っただけでも凄いのに。何とさり気ない、いい言葉! 幼稚園時代、先生に、人に有難うと言われたら「どういたしまして」と答えるように、と教わったが、この場面ではこっちの言葉のほうがずっといいね。

咄嗟にこんな優しい言葉をかけられるなんて……。彼のお母様はどんな方なのだろう。きっと小さい頃から思い遣りを忘れないように躾けられたんだね。殺伐としたニュースが多い昨今、日本にもまだこんな若者がいるんだなぁと思ったら、何だか嬉しかった。梅雨の季節に爽やかな風が吹いていった。
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by slycat | 2008-06-17 00:23 | 日常のこと

膝がギシギシ

20歳くらいのときに膝の前十字靭帯を切り、そのまま放ってある。切れた直後、痛みのため歩けずに整形外科を受診したが、捻挫だと言われて湿布剤を出されただけ。靭帯が切れていると診断されたのは10年後である。
 診断した医者が嬉しそうに、「昔の人はちゃんと診断できないことが多いんだよね〜。お年寄りの先生だったでしょ」などと言った。その際、手術するかどうか訊かれたが、怖かったので手術しないことにした。アスリートなら人工靭帯を使うそうだが、一般的には身体の別の部分の腱を採って膝に移植するらしい。

その後、ときどき痛んだが、年をとればとるほど手術の必要性はなくなるので、痛むときだけ注射してもらったり、軟膏を塗ったりしてしのいできた。しかし、ここ1週間ほど、駅の階段を下りるときなど飛び上がるほど痛い。運動不足と太り過ぎのせいだろう。手術しないのであれば側副筋を鍛えて、靭帯なしでフラフラしがちな膝をサポートしてやらなければならないのだが、面倒臭いので最近何もしていなかった。

思いついてテーピングをしてみたら、これが抜群の効果。筋肉の代わりにテープで支えてやると、膝が固定されて快適である。な〜るほど、アスリートたちのテーピングはダテじゃないんだ(当たり前だ)。ちゃんと痛みが軽減されていたんだね。

全然運動しないくせに、いっぱしのアスリートのような気分(ナダルみた〜い)になり、浮き浮きと歩き回って帰宅する。しかし、運動不足の報いは「かぶれ」というかたちで現れた。アレルギー体質の者に、テーピングは向いていない。
 おかげで、さっきからかゆみ止めを5分おきに塗っている。あぁ、かゆい。やっぱりダイエットしなきゃならないかなぁ。

しかし今日始めても、明日に痩せないダイエット。やはり毎日コツコツと運動するのが一番の早道なのである。痛みが引いたらすぐに始めよう。
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by slycat | 2008-06-12 00:08 | 日常のこと

ナダル4連覇!!!!

R. Nadal d. R. Federer 6-1, 6-3, 6-0

ビヨルン・ボルグをはじめとする歴代チャンピオンたちが見守る中で行われた男子決勝。信じられないようなスコアで、ナダルが全仏オープンを制した。27年前にボルグが4連覇を達成してから、破られていなかった記録。やはりこの人が歴史を塗り替えていく。

しかし、見ていて辛い試合だった。フェデラーが4ゲームしか取れないなんて。最後はベーグルだなんて。今大会のナダルを見ていて、有利だとは思っていたものの、こんなに差がつくとは予想していなかった。ショックだった。

フェデラーは最初からよく攻めていたと思う。あからさまにナダルのバックハンド側にボールを集めていたし、クロスのラリーではいち早くストレートにボールをもっていって先にポイントを取ろうとしていた。
 しかし、打っても打っても返ってくるボール。表情こそ冷静そうに見えていたが、内心は嵐が吹き荒れていたのではないか。

第2セットではフェデラーの逆襲がみられ、これはナダルといえども、1セットくらいは落とすかな、と思われた(我が家ではデジタル放送が見られないため、あんまり試合が長引くと193チャンネルに放送が移ってしまう、とハラハラした)。
 しかし、ブレイクされてもナダルは慌てない。ホントにこの人、22歳なの〜?と疑いたくなる冷静さ。フェデラーに再びミスが出始める。

ネットに出て行き、絶妙のボレーでポイントを稼ぐフェデラー。しかし、徐々にその効果も薄れていく。スライス、強打、ドロップショット、持てる技術を次々と披露するが、ことごとく返される。ナダルの鉄壁の守りの前に、やることがなくなってしまった。

それにしても、フェデラーがベーグル……。過去3回の優勝の瞬間、コートに大の字となったナダルは、今回両手を振りかざしただけだった。これほどの圧勝では地面に寝転ぶほどの達成感はなかったかもしれない。あるいはフェデラーのことを思い遣ってのことかもしれない。何だかあっけない終わり方だった。

優勝セレモニー、プレゼンターは当然のごとくボルグだ。フェデラーは、どんなにあのトロフィーが欲しいだろう。フェデラーは観客に「今日はごめんなさい」と謝った。見ているこちらが悲しかった。

ナダルは、フェデラーに「sorry」と言った。戸惑っているようにも見えた。ナダルにとっても、今日の試合は意外な展開だったに違いない。勝利の喜びは、後からじわじわとやってくるのだろう。
 しかし、フェデラーが不甲斐なかったとは思わない。ナダルがいいプレーをした、そういうことなのだろう。

ナダル、4連覇おめでとう! フェデラー、元気を出して! 次はウインブルドンでの対戦を楽しみにしているからね。
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by slycat | 2008-06-09 01:33 | テニス

全仏:女子決勝

A. Ivanovic d. D. Safina 6-4, 6-3

う〜ん……。少〜しガッカリした。正直なところ、誰が優勝してもエナンがいない今となってはどうでもよかったのだが。
 ローランギャロスでのエナンの強さはぶっちぎりだった。実はこの3年間、決勝の試合はあんまり面白くなかったのである。準決勝までの闘いのほうがずっと内容が濃かったのは事実だ。
 しかし今回は女王がいないのだから、誰がNo. 1になってもおかしくない状況の中で、白熱の試合展開(もちろんフルセット)になる、と期待していたのだ。そしてその展開の鍵は、サフィーナが握っていると思っていたのだが、やはり決勝の舞台というのは特別なものなんだな、と。

第1セット、最初のサーブからいきなりイバノビッチにブレイクされたものの、第8ゲームで4-4に追いついたサフィーナは偉かった。これは面白くなるぞ、と興奮した。この2週間、苦しい試合を闘い抜いてきたのは今日の日のためなんだ、頑張れ〜!と応援した。
 だけど、昨年すでに決勝のプレッシャーを経験していたイバノビッチのほうが闘い方を心得ていたようだ。第1セットの結果を見てみれば、サーブの確率もウィナーもそれほど変わらなかったのだが、明らかにイバノビッチのほうが果敢に攻めていた。

第2セットはさらにイバノビッチの攻めが冴えていた。ラインジャッジに抗議して観客からブーイングを受ける場面もあり、一時的に球が乱れたように見えたが、すぐに立ち直って試合に集中できた。
 もちろんサフィーナがやられっ放しだったわけではなく、長い長いデュースの果てにサービスキープしたシーンでは、ホッとしたと同時に大きな拍手を送りたかった。
 しかし、試合中、どうも集中力に波があるように思えてならないサフィーナ。物凄くいいかと思えば、つまらないミスでポイントを失う。こんなところ、お兄ちゃんに似てどうする、とテレビの前で文句を言うが、聞こえるはずもないし本人の生き方が変わるわけでもない。
 解説の神尾さんによれば「イバノビッチの回り込んでの逆クロスを警戒しているのでは」ということだったが、失うものは何もないのだから、捨て身で行って欲しかったなぁ。

表彰式では、ずっと試合をロイヤルシートで観戦していたエナンがプレゼンターとして現れた(アディダスのウェアを着てきたのかと思ったら普通のジャケットだった)。実況の鍋島さんが「エナンさんです」と紹介したのを聞いて、鍋島さんって本当に言葉をおろそかにしない人だな、と感心するとともに、もう選手じゃないんだ、「さん」づけで呼ばれる人になっちゃったんだ、と寂しくなった。
 エナンのスピーチがあるかと期待したが、何もなかった。ダバディさんが仰ったように、恐らく乞われたのに断ったのだろう。ずっと後ろで控えめに立っていた。あなたはこんなところにいていいの?と問いたかったが、彼女の表情はさっぱりしていて、何も悔いていない様子だった。
 チャンピオンとファイナリストの写真撮影の際に、後ろにいるエナンにサフィーナが声をかけて前へ、と促していたのが印象的だった。サフィーナってホントにいい子だな〜。ちょっと嬉しくなった。

イバノビッチはランキングNo. 1の地位と全仏チャンピオンの2つの栄光を手にした。苦しい時こそ自分の得意なかたちで攻めていった、その姿勢が報われたといえるだろう。
 トロフィーをしっかり抱いてカメラマンの希望に応えるイバノビッチの、笑顔の可愛らしかったこと。もともと美女なのだが、嬉しくて堪らない気持ちで輝いていた。
 サフィーナには残念だったが、自身で「いい経験になった」と言っていたことだし、今後も粘りと負けん気で頑張って欲しい。できれば試合中は余計なことを考えないように……。

とうとう後は男子決勝を残すだけとなったローランギャロス。ナダルの4連覇か、フェデラーのグランドスラム達成か。ナダルに分があるように思うけど……いやいや、結果は試合を見てのお楽しみ。
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by slycat | 2008-06-08 16:47 | テニス

全仏:男子準決勝

R. Nadal d. N. Djokovic 6-4, 6-2, 7-6
R. Federer d. G. Monfils 6-2, 5-7, 6-3, 7-5

ナダルが全仏4連覇を達成するうえで、最も大きな障害はジョコビッチだと思っていた。素晴らしいテニス・センス、確かな技術、咄嗟の事態への対応力、おまけにパワーもある。しかも今年は全豪タイトルを取っており、その力はまだまだ進化し続けている。QFまで1セットも落とさずに来たナダルだが、この試合はそう簡単には勝てないだろう。ドキドキしながらテレビの前に座った。

しかしどうしたことか、ジョコビッチはいつもの彼らしくなかったように思う。ハンブルク準決勝のときのほうが相手を追い詰めていた。ナダルのほうはいつも通り。いつもと同じくコートの上ではにこりともせず、ひたすらボールを追っていった。とてつもない強さと集中力。試合がつまらなかったということではないのだが、どの場面においてもナダルが流れを支配していた。

ジョコビッチだって全力を尽くして闘っていたはずだ。だが自分の思い通りにならない苛立ちからか、天を仰いだり苦笑いしたり。クレーでナダルと向き合うには、「俺は勝つ」ということ以外考えちゃいけない。ほんのちょっとでも弱気になれば、必ずつけ込まれる。

第3セットでは、さすがのナダルにも気が抜けたような奇妙なミスショットがみられたりしてブレイクを許し、これはジョコビッチにもチャンス到来か、とも思われたのだが、ナダルはすぐに持ち直した。血糖値はガンガン下がっていただろうし、筋肉の繊維はすべて悲鳴を上げていただろうが、集中力は切れなかった。結局テニスは気持ちのもちようなのか?

第2試合、モンフィスは観客の期待に応えて随分頑張ったと思うが、第2試合に比べるとだいぶ見劣りがしたのは否めない。フェデラーも第2セットこそ落としたものの、力半分でプレーしているように見えて仕方がなかった。心はすでにナダルとの決勝に飛んでいたのだろうか。

今年の決勝も、ナダル対フェデラーのカードになった。どうだろうなぁ、フェデラーの体調がどうも万全ではなさそうなのが気にかかる。しかし気力でナダルに勝てる人がいるとしたら、フェデラーしかいないようにも思う。静かに日曜日を待つことにしよう。

そして……
今夜は女子の決勝が行われる。エナン引退ですっかり熱が冷めてしまったが、サフィーナの勝ち上がりのおかげで少し元気が出てきた。ゲームの間中、強気の姿勢を崩さずボールを打ちまくる様子に感動した。
 それに何と言っても、立ち姿やちょっとした打ち方が、お兄ちゃんにそっくりではないか。サフィン・ファンには嬉しいサプライズである。もちろんサフィンは引退したわけではないし、今後また盛り返すと期待を捨てたわけではないが、お兄ちゃんにできなかったことを妹が実現するかもしれない、そう思うと素直に嬉しい。

サフィーナはまだ22歳だが、同じ一家にサフィンがいる、というのは厳しい環境だったと想像する。先に走っていったお兄ちゃんの偉業を見て、喜ぶばかりでなくコンプレックスを抱いたこともあったに違いない。だけど、ここでついに自分の力でタイトルをもぎ取るチャンスがやってきた。
 お兄ちゃんは試合中、あんまりガッツポーズを見せることがないのだが、妹のほうはウィナーの1本1本に叫びまくり、その辺が少々違うようだ。だけど顔が似ていてもサフィーナはサフィーナ。彼女のやり方で自分らしく勝って欲しい。

もうひとつ付け加えるならば、エナン引退のきっかけを作ったのはサフィーナなんだから。ここはしっかりしてもらわないと気持ちが収まらないのだよ。千代の富士を倒した貴乃花よろしく、横綱の地位に駆け上って欲しい。そしてテニスの新時代を引っ張っていって欲しい。

優勝したら凄いな〜。サフィンは悔しがるのかな、大喜びするのかなぁ。妹に触発されてもうひと踏ん張りしてくるかも。イバノビッチの強さは重々承知しているので、厳しい闘いになることは必至だが、あの闘志があれば少なくともチョークはあり得ないと信じている。頑張れサフィーナ、もう一度びっくりさせてくれ!
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by slycat | 2008-06-07 13:38 | テニス

C'mon, Gonzalez!

R. Federer d. F. Gonzalez 2-6, 6-2, 6-3, 6-4

ローランギャロス男子QF、久々にゴンちゃんが勝ち進んできたので、親子でテレビに齧りついた。昨年の全豪でミラクル・プレーを存分に見せてくれたゴンちゃんだが、その後1年を通して少々パッとせず、マスターズ・カップでは再び驚異的な強さでフェデラーを下したものの、脚を痛めたのか後半戦では精彩を欠いていた。しかし今大会は元気いっぱいだ。期待が高まる。

そして期待に違わず、第1セットのゴンザレスは相変わらず自分の好きなスタイルを貫いていた。何が何でも回り込む。そこまでしなくていいのに、というくらい逆クロスのフォアが炸裂。うお〜、キターッ。これぞゴンちゃんだよね〜。

「ワイドに打て、回り込むから」
「回り込みたい、ただそれだけのためにテニスをしている」
「バックハンド? 全部スライスでいい、フォアで決める」

隣でうるさく息子が“実況”を入れる。フェデラーのサーブに反応し損なったゴンちゃんを見てWOWOWのアナウンサーが「フェデラー、読みを外しました」などと言うと、「このアナウンサー、ゴンザレスがわかってない! 読んでるんじゃねえ、欲しいボールを待ってるんだよ」などと偉そうに言う。確かにゴンちゃんて戦略も何もないように見えるよねぇ、とにかく自分が打ちたいように打つ、ただそれだけだ。

「フォアに生き、フォアに死んだ。それが彼のフェアプレーだった」

第1セットを先取したときは、このままゴンザレスが準決勝に進むんじゃないかと思われた。しかし、対戦相手はフェデラーである。このままで終わるはずがなかった、たとえクレーコートでも。
 おまけに、長丁場なのにいきなり飛ばし過ぎてしまったか、ゴンザレスのスピードが落ちてきた。苛々が募るゴンちゃん。ついにはラケットをコートに叩きつけて壊してしまった。こうなると、ローランギャロスの観客は一気にそっぽを向いてしまう。ロジャー・コールが沸き起こり、ゴンちゃんは完全にアウェイ状態に置かれた。ラケットぶち壊したくらいでブーイングだなんて冷たいよなぁ。

無茶苦茶な攻めをしてくる相手に対して、フェデラーは苦しみながらも大人の精神力で耐えた。そして相手の弱点をよく突き、一度は向こうへ行った試合の流れを引き寄せた後は、しっかり自分の側に抱え込んで離さなかった。

「試合に負けても、フォアでは負けない。フォアが打てればそれでいい」

第3セットまで進んだ時点で、息子は「あ〜あ、ハカナイ夢見ちゃったな〜俺、もう寝るわ」と部屋に引っ込んでしまった(裏切り者め……)。私も、最初の期待はすでに捨てていたが、とりあえず最後まで付き合った。あぁ残念だった。ゴンちゃん、もうちょっと炭水化物を摂ってスタミナ切れに備えたほうがいいんじゃ……。

それでも、ゴンザレスは決して悪くなかったと思う。何より楽しかったし。この試合で改めて、フェデラーの全仏タイトル奪取に対する執念を感じた。絶対に決勝に行く、そして勝つ、己を信じる強い意志があった。いまだに(顔色からは察するに)体調万全には見えないフェデラーだが、彼には技術が、頭脳が、経験がある。そこに鉄の意志が加われば、どんなにパワーあるプレイヤーであっても、打ち負かすのは困難だ。そんなことを再確認した試合だった。

しかしめげるなゴンザレス。今年はAIG OPENにもエントリーしているようで、あのショットを生で見られるならば有休取り過ぎてクビになってもいいくらい、と思うが、本当に来てくれるかなぁ。GO GO Gonzalez、C'mon, Gonzalez。地球を半周するのは大変だけど、日本のファンが待ってるぞ。
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by slycat | 2008-06-05 23:35 | テニス

スポーツと平和と〜全仏QF

ヴァランダーは答えなかった。いま自分は犯罪者を死刑にする国にいるのだと思うと、驚きのあまりしばらく口が利けなかった。
 ……ヘニング・マンケル『リガの犬たち』(1992)より

19歳のテニス・プレイヤー、グルビスがラトヴィア出身だと知って、すぐにこの場面を思い浮かべた(お気楽な日本にも死刑制度は厳然としてあるので、ヴァランダーが日本に来たらさぞかしびっくりするだろう)。今大会では彼以外にもエストニアからカネピという女子選手がQFに進んでいる。バルト三国は平和になったんだろうか。

N. Djokovic d. E. Gulbis 5-7, 6-7, 5-7

精神力の強さではぴか一と思っていたジョコヴィッチが、こんなにムキになるとは。そのことに驚いた。グルビスもラケットを放り投げたが、ジョコヴィッチも地面に叩き付けた。お互いに、どうしても負けたくないという意地をむき出しにしていた。
 この意地はどこから来たのだろう。年が近いから、何度も一緒に練習しているから、ライヴァル意識があるから……。それだけでなく、お互いに背負っている歴史の重みが彼らを突き動かすような気がする。闘いの場であるコートの上に立つと、ふだんは見えない不幸な過去がエネルギーとなって現れるのかも。相手がほかの国の出身だったらまた違ったのかもしれない。

しかし、ジョコヴィッチ、よく勝ったなぁ。圧倒的な強さで勝ち進んでいるナダルと比べるとかなり危ないように見えるけれど、僅差であっても結果的に試合に勝つということには大きな意味がある。やはり世界のトップを走る人の強さは半端ではない、と改めて思う。
 大会前の大方の予想通り、ナダルとジョコヴィッチが準決勝で火花を散らすことになった。試合の結果次第で再びランキングが入れ替わる可能性がある。4連覇を目指すナダルにとっては、決勝以上に困難な闘いとなるだろう。
 さぁ、次はどうなるんだか。スペインも暗い歴史ではセルビアに負けない時代があるけれど、ことテニスの試合という局面で、どちらがよりハングリーになれるのか。

それにしても。残念ながらジョコヴィッチには敵わなかったが、グルビス君の才能は、ひょっとしたら物凄いんじゃないか。今回、初めてじっくり彼のプレーを見たのだが、もうちょっと我慢できるようになって、もうちょっとスタミナをつけて、もうちょっと筋力をつけたりすると、いきなり化けそうな予感がする。ほかのサーフェイスではどうなのか、今後大注目の選手であることだけは間違いない。
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by slycat | 2008-06-05 02:04 | テニス