ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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タグ:おばさんのたわ言 ( 45 ) タグの人気記事

二度見

最寄り駅から一番近くにあった書店が、1か月ほど前、気づいたら閉店していた。雑誌はともかく読みたい本はほとんど置いていなかったのでダメージは少ないが、駅前に書店もないとは、つくづく文化果つるところだと思う。

同じ通りを北にしばらく進むと、実はもっと以前から営業している書店が1軒あり、大昔、友人が学生だった頃アルバイトをしていた店でもある。
ここも品揃えと言えば雑誌、児童書、人気作家の小説くらいで、それほど魅力があるわけではないのだが、ミステリ系も新刊なら多少置いてあるので、たまに利用する。

今日久しぶりに覗いたら興味を引くものがあったので2冊購入。創元推理文庫『愚者たちの棺』(コリン・ワトスン)とハヤカワミステリ『ジャック・リッチーのびっくりパレード』(ジャック・リッチー)。

面白かったのは代金を支払ったときのこと。店の人、レジに金額を打ち込み、「2,830円です」と読み上げたのだが、自分で言っておいて「え?」みたいに金額を確認したのである。

ま、そりゃ驚きますよね、こんなペラペラの文庫と新書サイズの本がたった2冊でこの値段とは。私もそう思うけれど、仕方ないんだな発行部数が少ないと1冊あたりの価格を上げるしかないんで。ホントにつらいです買うほうも。

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by slycat | 2016-03-31 23:40 | ミステリ

ぱんつちゃん、有難う

最後にこのブログをアップロードしてから早3年以上。パソコンを立ち上げ、毎日つらつらと書くことが億劫になり放置していた。3年の間にはさまざまなことがあり、今もなおstruggling中のため、このまま二度と書くことはなかったかもしれない。それが今日、突然書き始めたのには勿論理由がある。どうしても、ある人とあるモルモットにお礼が言いたかったから。

ある人とはみどぱんさんといい、あるモルモットとはぱんつちゃんという。

ぱんつちゃんは、モルモットとしては驚異の9年半を生き抜いた。昨年の夏から脚が立たなくなり寝たきりになっていた。そしてみどぱんさんはぱんつちゃんを完全介護してきたのだった。

みどぱんさんのブログを毎日楽しみにしていた。読みながら、同時に、自分にはこれほどの愛を生き物に捧げることができるのか、いやとても無理ではないかと悲しかった。

ときどきぱんつちゃんが牧草などを食べている動画が載っていて、一所懸命食べるぱんつちゃんを見ると、命って凄い、尊いと圧倒された。生き物とは、生きているだけで尊いものなんだと思った。何度も泣かされた。歳とともに枯れていく感情が、再び燃え立った。

辛かっただろうに、明るい文体で記事を書き続けてくれたみどぱんさん、有難うございます。最後まで頑張ったぱんつちゃん、有難う。どうか天国で幸せに。
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by slycat | 2016-02-04 19:11 | モルモット

パンを焼く

地震の翌日から、近所の食料品店、スーパーなどで買い占めが始まった。我が家ではちょうど米が切れてしまったのだが、買おうと思って出かけたら店から消えていた。仕方なく適当にネットで米を注文したのだが、届いた米は精米から4ヵ月が経過しており、保管の状態も悪かったらしく、とても食べられる代物ではなかった。寒天を入れたり蜂蜜を入れたりして炊いてみたが、炊く途中の臭いもひどい。慌てて信頼のおけないところで買ったのは馬鹿だった、と反省してみたものの、何とかしなければならない。

米は別に探して、お米農家が直接売ってくれるところから買うことにしたが、それが届くまでの間、12年ぶりに自分でパンを焼くことにした。以前は主にフォカッチャなどイタリアのパンを焼いていたが、そのうち飽きてしまい全然作っていなかった。今はインターネットで懇切丁寧に作り方を解説してくださる方がたくさんいらっしゃるので大いに助かる。

f0061021_184408.jpg


これは某サイトで紹介されていたコッペパンの材料を丸めて、ふだんラザニアや肉・野菜の重ね焼きなどに使っている深めのバットに入れて焼いたもの。強力粉200グラムに対して薄力粉50グラム、砂糖、塩、ドライイースト、牛乳を使う。サイトではこの材料にマーガリンを加えるが、バターにしてみた。
「作品」としては3作目。最初はレシピどおりコッペパンを作ったが二次発酵が十分でなく、冷めると硬くなってしまった(温めると食べられた)。次には別のレシピで白パンを作り、これはまあまあの出来だった。

我が家にはもちろんパン焼き機などはないがオーブンがあるので発酵させるのは楽であるが、パン種を捏ねるのは大変だ。ふだん全然運動をしていないので翌日両腕に筋肉痛を感じた。しかし、始めると楽しくなり結構喜んで作った。それに形は悪いが、それなりのものができることにも満足を感じた。自己満足ではあるけれど……。

パンを作るコツは、しっかり二次発酵させ、十分膨らませてから焼くことと、焼く前に霧吹きで湿り気を与えることだと思う。1キログラム入りの強力粉を買えば4〜5回はパンを焼けるのでそれなりに経済的でもあり、今回をきっかけに料理も少し見直して、なるべく自分で何とかするようにしようと思う。
 
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by slycat | 2011-03-24 18:19 | 日常のこと

自宅勤務命令

月曜日から、希望者は自宅勤務OKになっていたのだが、今日から全社自宅勤務のお達しが出た。無理矢理出社させて何かあったら却って補償が面倒だという判断ではないかと思う。私が住んでいる地域は私鉄が動いており地下鉄も利用でき、計画停電の予定もないので、出社しても構わないのであるが、来るなと言われているのに行くのもどうかと思われ、今日は朝から家でメールチェック。海外からお見舞いメールが次々と入ってきているのが非常に心強く有り難い……そのたびに苦手な英語で返信するのは少々辛いけど。

海外の人たちは意外なほど日本の惨状についてよく知っているようだ。静岡に友人がいるというフィラデルフィアの同僚(米国人)は「あなたのところは計画停電大丈夫?」などと訊いてくる。静岡の人は19時から22時まで停電だったというのに震度4の地震にまで見舞われ、非常に怖かったと言っていたそうだ。震度4ならばそれほど心配いらないけれど、真っ暗で怖かったでしょうねと返信した。バルセロナにいる日本人の同僚は「お悔やみ申し上げます」というメールを送ってきた。う〜ん、長いこと海外にいて日本語忘れちゃったのかな、などと思うが、気持ちはとても有り難い。

被爆を恐れて関西、九州方面に旅立つ人も多いようだ。昨日、一昨日出社した際には、旅行用鞄を下げた人、キャリーケースをガラガラと引きずって歩く人を多く見かけた。会社に行くと、子供だけでも実家に行かせたほうがよいのではと話す人がいた。我が家の場合、西には親戚がいないのでどこへも逃げられない。原発にもしものことがあれば、覚悟するしかない。
 家にいるなら、やはり少しは備蓄しておいたほうがいいかな、とも思ったのだが、なんせスーパーの棚は空っぽだ。たまたま米が切れそうなので買いに行ったが餅米しかなかった。仕方なくネットで注文したらあっさり買えたのでよかったものの。みんな静かではあるがパニックに陥っている。

しかし家にいても仕事どころじゃない。規模が小さいとはいえしょっちゅう地震で揺れるし、テレビではひたすら放射能の恐ろしさについて語っているし、心の休まるときがない。自宅勤務も楽ではない。……因みに夫の会社では、災害時であるため「定時」で帰ってもよい、という「許可」が出ているそうだ。会社によって対応もまちまちである。
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by slycat | 2011-03-16 14:14 | 日常のこと

At last......無事帰国

ドタバタしているうちに終わった出張日程。空いた1日は上司がご褒美にフィッシャーマンズワーフに連れて行ってくれた。もう一度行きたかったのでラッキー。

f0061021_17412886.jpgまたまたでっかいパンケーキが4枚。メープルシロップ2瓶にホイップバター、ソーセージ(ハムまたはベーコンから選べる)切ったイチゴと牛乳つきで16ドル

午前中少し仕事をして昼過ぎにホテルのロビーで待ち合わせ。タクシーでPier 39へ向かう。朝、ルームサービスで頼んだパンケーキがまだ胃にもたれていたが、カニを食べずには日本に帰れないもんね。いかにも観光客向けの『Crab House』とか何とか言うレストランに3人で入る。地ビールとカニ、パスタ、サラダを頼んだ。カニの写真は撮り損なったが、茹でたカニをさらにガーリックソースで味付けしてあったようだ。食べているのは日本人なので、みな口々に「北海道のカニが美味しいよねぇ」などと言う。パスタは結構美味しかった。サラダは×。ドレッシングが甘くて耐えられない。ビールはアメリカに来て飲んだ中では一番よかった。

f0061021_17414325.jpg肝腎のカニの写真を撮れなかった。サービスのパン

食後はお上りさん気分で店など見て回る。ここにはSea Lionがたくさんいて、集団で寝ているのを観光客が喜んで写真に撮る。もちろん私も撮る。だってこんな風景、今まで見たことないでしょう。会社の人たちへの土産物をまた少々買う。まだケーブルカー未体験の同僚が乗りたいというので、じゃぁ行こう!と停車場へ。私が独りで行ったときとは別の停車場だが、同じストリートミュージシャンが同じようにギターを弾きつつ歌っていた。今回は窓のある車両のほうに乗ったが、同僚は外の一番後ろにへばりつき、身体を乗り出していた。私はハラハラしたが、彼女は全然平気で「面白かった!」と言っていた。

f0061021_17421992.jpg果物がいっぱい売られているPier 39
f0061021_17415537.jpgトドの群れ。何だかブーブー言っているし、ちょっと臭う
f0061021_1742727.jpg
f0061021_17423036.jpg2度目のケーブルカー

再度ミーティングをして解散した後、我が家のおっさんに頼まれていたDVDを買いにBest Buyという家電量販店に行くが、目当てのものはなかった。しかも帰りは知らない場所に取り残されて途方に暮れた。店の前に何人かタクシーを待つ人がいたけれど、全然来ない。家電を買ったらしい若い男性が苛々しながら待っていたが待てど暮らせど来ないので、「あんたもタクシー待ってるの? 俺はもう行くよ、Good luck!」か何か言って去って行った。向こうの人はよく他人に話しかけてくる。東京じゃあんまり考えられないが。怖いけど仕方がないのでワンブロック歩いて大通りに出ると、タクシーを拾いホテルまで乗せてもらう。運転手さんはたぶんパキスタンあたりの人だったと思うが、親切だったのでよかった。

その後再びタクシーに乗り(ホテルではドアマンがいるので安心なのだ)、今度は『Tommy's Toy』という有名レストランへ向かう。ここが今夜夕食を食べる店である。荒川静香(店のオーナーが胸を張って教えてくれた。写真も飾られている)やクリント・イーストウッドも来店したという人気の店で、中華料理だがちょっとフレンチ風だ。
 全員集まったところで前菜を食べ、今度のメインは全員同じ北京ダック。写真を撮らなかったのが残念だが、香港のとは全然違う。美味しいけれど物凄い厚切りで、本来北京ダックを食べるときに包むはずの薄い皮は、ふっくらとしたマントウのようだった。ボリュームがあるのはいいが、すぐ飽きてしまった。アメリカで食べたものの中ではマシな部類に入るけれど、やっぱり香港で本場の中華料理を食べてしまった口には合わない。有名店だからといって日本人にとって美味しいかどうかは別の話だ。荒川静香さんに料理の感想を訊いてみたいものだ。

食事の時間は楽しく過ぎて行ったが、帰ったら今度は荷物をまとめなければならない。それにすぐ近くに『Rasputin Music』というフリーキーな店があることがわかったので、おっさんに頼まれたDVDを買う最後のチャンスを逃さず、翌朝開店と同時に行こうと決めていた。それで飛行機に乗り損なったらおっさんに弁償してもらおう。

パッキングしている間に目が冴えてしまい、なかなか眠れなかった。午前2時半頃には朝刊が届き、それから1時間くらいしたら、今度はホテルの料金明細が投げ込まれた。何の気なしに明細書を見てみると、なぜか「PARKING」という項目がある。Parking? 駐車料金? 何じゃそりゃ。最初は先に買物を済ませていったんホテルに戻り、チェックアウトをしようと考えていたが、これだと時間がかかりそうだ。

朝8時に起きて身支度を整え、10時前にフロントへ。さっそくなぞの項目について聞くと、やはり間違いだった。当たり前だ、東京からどうやって自動車でサンフランシスコに来るというの。第一私は免許証すら持っていないんだから。いろいろ言いたいことはあったが、「I don't have a car.」だけで通じてしまった。5分くらいで金額を訂正した明細書を発行してもらい、チェックアウトは終了。

ちょっと買い足したいものがあったのでファーマシーに寄り、10時20分頃にはラスプーチン・ミュージックの前へ。ほかにも開店を待つ人が何人かいる。どういう店なのかはさっぱりわからないが新品・中古のDVDを扱う風変わりな店、という情報だけはあった。
 しかし、多少予想はしていたのだが、開店の10時半になっても店が開かない。まったく、怠け者のアメリカ人めと舌打ちしながら待つ。15分くらい経過してようやく開き、店に飛び込んだが、おっさんが欲しいDVDがどこにあるんだかわからない。店員に訊くとやる気なさそうに、これは3階、こっちは2階の4番目の棚、などと言うが、3階は閉まっておりどうにもならない(何なんだ、アイツは)。とにかく空港に行かなければならないので目についたものだけ買い、ホテルに預けた荷物を出してもらって、タクシーに乗り込む。ドアマンに空港まで、と言ったら、イエローキャブのようなタクシーではなく、数日前に乗った個人タクシーのような黒塗りの車が来た。ちょっとイタリアンなおじさんが運転手。英語が巻き舌だった。でもいい人だったので怖くなかった。しかも高速を使ったので20分で空港に到着。早く着いたのでまたチップをはずんでしまったが、運転手さんも喜んで握手を求めてきた。まぁいいや。

チェックインをしようとしたら、荷物が重量オーバー。土産のチョコレートが2.5 kgもあったのだ。これを機内持ち込み手荷物のほうへ移し、何とかなった。オーバーをそのままにすると50ドルの追加料金を取られるそうだ。旅慣れていないので全然知らなかった。
 座席は行きと同じくプレミアムエコノミーで席番号も決まっていたはずだったが、なぜか席がなくなっており、おかげでビジネスクラスの席になった。これは嬉しい。何か前世でよいことをしたのかな、なんて思う。

少し時間ができたので空港のSOMAショップで土産など買い、フードコートの日本食店『Ebisu』に行く。寿司がウリだが、うどんやラーメンもある。なんだか変な感じだが、とりあえずDragon RollとTuna Nigiriを頼んでビールを1本頼む。う〜ん、美味しいものでは決してない。シャリがまずいし酢に深みがない。Dragon Rollに巻かれていたのはソフトシェルクラブを素揚げしたもので、柔らかいので普通に噛み切れた。アメリカの寿司なんてこんなものだ、ということだけはわかった。
f0061021_17424223.jpgだしのきいたうどん、などと書かれている
f0061021_17425364.jpgドラゴンロールとマグロの握り。エビスビールがあるのに気づかずドライビールを頼んでしまったのは不覚

そろそろ手続きをしようと上に上がると、手荷物検査の係は長蛇の列。あぁしまった、と思ったが間に合わないことはなさそうなので列に並ぶ。非常に時間がかかるうえ、履いている靴まで脱がなければならないのは面倒だ。ホント、アメリカなんか大嫌い。

ビジネスクラスだと専用のラウンジに入れたのだが、残念ながら搭乗時間になってしまった。しかし優先搭乗できるのはいい気分。座席のつくりも違うし、もちろん食事も、スチュワーデスらの客あしらいも全然違う。機内食はビジネスと言えども美味しいとは思わなかったが、アルコール類は非常に贅沢で、シャンパンなどきちんとしたものだった。

機内では見逃した映画『インビクタス/負けざる者たち』(面白かった)と『シャッタードアイランド』(つまらなかった)を観て、それでも時間が余るのでパックマンなどゲームをやっているうちに眠くなり、少し仮眠をとる。かなり疲れたが、とにかく飛行機は落ちずに成田に着いた。
 途中まで迎えに来てもらい重い荷物を持ってもらった。地元の蕎麦屋でうどんを食べて帰宅。狭くて汚い我が家だが、やっぱりここが落ち着く。しみじみ、自分の国が一番と思った海外出張だった。
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by slycat | 2010-06-06 17:58 | 旅行

6日目でようやく

サンフランシスコは食べ物が美味しいと聞いていたが,食べる時間がないのでは確かめるすべがない。忙しいので昼食をとる時間はなく,夜も店が開いている時間に仕事が終わらない。昨日も24時間営業のKinko'sでひと晩中プリントしたりコピーをとったりしていたため,食べ損なってしまった。なかなか終わらないプリントを待つ間にちょっと外に出かけると,有難やセブンイレブンがあったので中に入り,煙草とカップの辛ラーメン,ミントガムをゲット。日本にいるときにはカップ麺は食べないのだが,お湯だけでそれなりに満足できるのだからホントに素晴らしい。天下の大発明だ。朝の4時半に食べる辛ラーメンは格別であった。

海外に行くと梅干しや海苔,白いご飯が恋しくなると言う。昔香港に行ったときはたった3~4日の滞在にもかかわらず白いご飯が食べたくてたまらなかったが,今回は全くそういう欲求を感じない。若い頃と比べるとだいぶ食生活が変わり,必ずしも毎日米を食べなくなったし,代謝が悪くなって太るからという理由で,なるべく夜に炭水化物を摂らないようにするのが習慣化しているので,思っていたほどの飢餓感はない。

だけど,同じ炭水化物でも麺類は無性に食べたいときがある。ここに来ても,立ち食い蕎麦の店があればなぁ,なんてことを思うし,ラーメンが恋しい。先日行ったタイ料理屋の麺は,やたらと細くて日本のとは全然違った。帰ったらまずラーメン屋かつけ麺屋に行こうと固く心に誓う。

大体,アメリカの食べ物には甘いものが多い。時間がないからスターバックスで何か買おうか,と思ってもマフィンやパウンドケーキなど甘いものばかり置いてあり,見ただけでげんなりする。これは軽食というよりお菓子だよなぁと思う。バルセロナの同僚は全然平気らしいが,そうでなければ日本を出て海外で暮らすなんてことはできないのかもしれない。だけど私はしょっぱいものが欲しい。

今日まで時間がなかったので買い物もろくろくしていなかったが,やっと外に出るチャンスがあったので近くのショッピングセンターに入っていたH & Mで安いジャケットを買った。お馴染み,日本上陸済みのファストファッション店だが,行列がいやで一度も訪れたことがなかったのに,出張に来て異国の店舗で買うとは不思議なものだ。単純に,洋服を見ていても誰も寄って来ず(つまり誰とも英語で話さなくてもOK),安心して試着したりできるので都合がよかっただけなのだけど。
 その隣のファーマシーでサプリメントや化粧品なども買った。時差ボケに効くというのでずっとメラトニンを買いたかったのだが,買い物をする時間がなくてようやく入手できた。サンフランシスコにもあと2日しかいないのに。まぁ最後くらいはぐっすり眠りたいしね。

f0061021_16495151.jpgファーマシーで買ったサプリメント類
Co-Q10は結構高い

甘い辛いは別として,そもそも食事らしい食事はほとんどしていないのだが,今日は渡米6日目にしてようやくきちんとしたレストランに行くことができた。その名もEureka,ホントに待ち望んだ,という感じ。会社の同僚(とは言うものの初対面の人ばかり)と上司と,総勢8人での食事である。

カリフォルニアスタイルなのか,メニューに載っているアルコール飲料はすべて甘いものばかり。Ginger martiniというのがあったので少しはマシかと思ってオーダーしてみたら,ライムウォッカとジンジャーリキュールとグレナディンシロップのカクテル?で,甘いの何の。後にお代わりは要らないかと聞きにきたときには,classic martini, pleaseとか言ってみたら,ちゃんと普通のドライマティーニが出てきた。最初から普通のマティーニと言えばよかった。

前菜はみんなでシェアということで複数の皿を回しながら食べ,メインディッシュを自分で選ぶことになった。Creol bouillabaisseに決定。やっぱり魚系が食べたいんだな,これが。それにスープ状になっているから,ナイフとフォークがどうの,マナーがどうの,と心配することもない。意外とさっぱりしていて,日本人向きかも。説明されても正体がよくわからなかったがコロッケ状のものが2つ付いてくる(それにも酸味のあるソースが付いている)。

f0061021_16483318.jpgカリフォルニアスタイルなのでさっぱりとしたスープ風。カニ、エビ、白身魚や貝が入っている

バルセロナオフィスにいる日本人の同僚が,連日の徹夜でめげたらしく先に帰ってしまったため,帰りは1人になってしまった。タクシーに乗るのも怖いのだが,スペイン人のみんなが口ぐちに,サンフランシスコは安全だ,大丈夫,ホテルに帰るくらい何でもないよ,と言うので,頑張って1人で帰った(全員宿泊先が違うのである。それにほかのみんなはこの後遊びに行くらしい)。
 比較的若い白人の運転手さんで,話しかけてみたら答えてくれたので,ホテルまでず~っと話しながら行った。文法なんて目茶苦茶だったと思うが,東京に比べるとサンフランシスコは大きい街ですね,とか,英語は難しい,中学生からずっと勉強しているのに話せない,などと言い訳しながら行くと,あっという間にホテルに着いてしまう。日本では『24』や『LOST』を見てますよ~アメリカのドラマ大好きですよ~なんてことを言ったらなぜかとてもウケた。何か変なことを言ったか?

安心してタクシーに乗れたのがうれしかったので,チップをかなり奮発してしまった。結果的に相場の3倍くらいの額になってしまったことに反省の余地はあるが初単独タクシー乗車の記念ということで,自分を許したい。
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by slycat | 2010-06-03 18:56 | 旅行

絶海の孤島を訪ねて

サンフランシスコと言えば,やっぱアルカトラズでしょ(?)。サンフランシスコ最初の2日間は比較的自由に時間を使えるため,『Alcatraz Tour』に行こうと決意。サイトを見ると,29日は土曜日であり,人気ツアーというだけあってどの便も満席。午前11:30を逃すと,ナイトツアーだけになってしまう(それは怖すぎる)。そこで慌てて11:30出航のツアーを予約した。

遅めに起きてホテルのレストランで朝食をとる。その名もJoe's Special(ジョーって誰?)。しかしスペシャルに旨いものなし,ただの具入りスクランブルドエッグじゃん。物凄い量でとても食べ切れない。おまけにホテルの従業員が親切すぎて,しょっちゅうオレンジジュースのお代わりはいかが,コーヒーはどう?と言いながら寄ってくるので,すぐに満腹になってしまった。

f0061021_18154144.jpg写真だとわかりづらいが、3〜4人分はありそうなJoe's Special

ホテルからタクシーでPier 33へ。そこからツアーの船が出る。坂を上ったり下がったり,途中チャイナタウンを抜けて埠頭を目指す。ホテルを出るのが思っていたより遅くなってしまい,間に合うかどうかハラハラしたが,10分ほどで目的地に着いた。タクシー代は7ドル弱だったが10ドル渡し,「釣りは?」と聞かれたので「OK」。ここに来てからOKとThank youばっかり言っている気がする……。

チケット売り場には長蛇の列ができている。しかしpre-paidなので自分のチケットはあっさりゲット(自分でもプリントできるのだが我が家にはプリンタがない……)。乗船する人々のほうの列に並んだ。

ほどなく出航。日焼けを気にしながらデッキに出れば,海はとても美しい。同じ海なのに,日本と違って磯の匂いがしないのは不思議だ。ヨットがたくさん浮いている。遠くにはゴールデンゲートブリッジも見える。アルカトラズ島は映画やテレビで見るのと全く同じだ(当たり前)。脱獄不可能な絶海の孤島は意外とサンフランシスコ市街から近い。あっという間に島に着いてしまう。

f0061021_1816313.jpg埠頭の様子を船から
f0061021_1816413.jpg
f0061021_18165222.jpgゴールデンゲートブリッジ
f0061021_1817251.jpgこれが絶海の孤島アルカトラズ

まずは国立公園の係官によるオリエンテーション。「トイレは下にいるうちに行っておけ,上には600以上のトイレがあるが,全部使えないからな」などとジョークを飛ばす。さりげなく館内にある喫茶店のアピールなどもする。

f0061021_18192567.jpg最初に目につく看板

説明が終わってブラブラと歩き出すと,目につくのはやたらとでかいカモメだ。我が家のモルモットより大きい。あちらこちらに彼らから抜けた羽が落ちている。もともとこの辺の島は彼らの棲家だったのだろうが,人間が勝手に移って来て,要塞にしたり刑務所に使ったりしていた。人が住まなくなった今,島は彼らの許に戻ったということだろう。

f0061021_18201926.jpg島の近くまで来ても、あまり刑務所という感じはしない
f0061021_18204826.jpg要塞だった頃の砲台
f0061021_1820573.jpg何かの建物跡
f0061021_1821649.jpgカップル(?)らしきカモメたち
f0061021_18212038.jpg1羽でいるカモメも
f0061021_18212942.jpg屋根の上にはたくさんのカモメ
f0061021_18214369.jpg見張り台

館内はそれぞれ音声ガイドに従って進む。各国語が用意されており,もちろん日本語もある。ヘッドフォンを装着し,いざ,と階段を上れば監房だ。
 人が幽閉されていた場所に立つのは不気味だ。たとえそこにいたのが悪さをした人たちだったとしても。いくつかの監房は自由に出入りできるように開けてあるが,ちょっと足を踏み入れても何となく気持ちが悪い。人はこのような狭い場所に閉じ込められるべきではない。
 アルカトラズでは一度も死刑は執行されていないが,脱獄を企てた者たちによる銃撃戦はあった。囚人・看守それぞれに死者が出たという。銃弾の痕もまだ残っている。ちゃんと脱獄できた者も3人だけいたそうだ。彼らは食事用スプーンを何十本と使って監房の壁を削り,配管を伝って外へ逃げた。彼らがサンフランシスコの岸辺に泳ぎ着いたかどうかはわからない。溺死したというのが有力な説だという。
 周りを海に囲まれているのに,外を眺めれば手が届きそうな距離に自由が見える,パーティの音楽が聞こえてくる。それが囚人にとってはたまらなかったのだそうだ。二重の拷問だね。刑務所内の図書館で人気を集めたのが大衆小説ではなく,ショーペンハウアーやカントなどの哲学書だったというのもうなずける。
f0061021_18245550.jpgf0061021_18253453.jpgf0061021_18341394.jpg
f0061021_18254833.jpg観光客でいっぱい
f0061021_1827983.jpg監房の外側。『ダーティハリー3』ではこの広場の出口付近で相棒が撃たれた
f0061021_18271920.jpg手の届きそうなところに見えるサンフランシスコ市街

音声に従いゆっくりと館内を巡ると,2時間ほどが経過する。本など土産を少々買って,再び船に乗るため列に並ぶ。帰りもあっという間だ。しかしこれだけの距離を,脱獄囚たちは泳ぎ切ることができなかった。見た目の美しさとは裏腹に水温が非常に低いことが原因しているそうだが,何だかしんみりしてしまう。

戻ってきたところは,かの有名なフィッシャーマンズワーフなのだが,土曜日ということで非常に混雑しており,とてもウロウロ見て回る勇気はなかった。おまけにひどい時差ぼけが始まっており,眠くて眠くて死にそうだ。それでも,会社の人たちにお土産だけは買わなければ,と無理してギラデリチョコレートをごっそり買ったのだが,後でホテル近くのドラッグストアでも普通に買えることが判明,しなくてもよい苦労などしなければよかったと後悔した。悔しいから,後で合流する同僚ともう一度フィッシャーマンズワーフに来ようと誓った。

旅慣れていないくせに,どうしてもケーブルカーにだけは乗りたい,と思ったので停車場に行くと,アルカトラズツアーのチケット売り場の3倍くらいの長さの行列ができていた。何じゃこりゃ。どうも地元の人々ではなく,休日を利用してサンフランシスコに遊びに来ている人たちのようだ。行列を見てひるんだものの,ほかに代わる交通手段もなく(またタクシーはいやだし,バスや路面電車は乗り方がよくわからない),ここでまた1時間くらいつぶれた。
 どうもケーブルカーとは観光客専用の乗り物らしい。走っている際にも,ケーブルカーを写真に撮ろうと待っている人がたくさんいたし,道行く人がみんなケーブルカーを見つめる。乗ろうとして満員だと係員に断られ憮然とする人も多数。一緒に乗った人たちは1日乗車券のようなものを振りかざしていたので,まず地元民ではなさそうだったし。地元の人々はどこへ姿を消したのだろう。
 しかし延々待たされた挙句に乗ったケーブルカーは面白かった。特に坂を下るときが最高だ。よく事故が起こらないものだと感心するほどの急勾配。しかも,どうも運転士の勘と経験に頼っている感じである。香港のケーブルカー(の一番前の座席に座るの)も好きだったけれど,サンフランシスコのケーブルカーの,チープな感じはエラく気に入った。ここにいる間にもう一度乗りたいな。

f0061021_18285536.jpg停車場。奥に見えるのがギラデリスクエア
f0061021_18284393.jpg常に1台待機しているにもかかわらず、なかなか乗車できない
f0061021_1829770.jpg中から見上げたケーブルカーの天井
f0061021_18291880.jpg一番前に乗れればかなり面白い風景が見られるはず

ホテルに帰ってテレビをつけたら,何と『ダーティハリー3』が放送されていた。そう,アルカトラズ島での銃撃戦がクライマックスというあれ,である。当たり前だが,本当にアルカトラズだった。さっきこの目で見た風景と何も変わらない。外側は映画のほうが今より少しきれいだったかも。クリント・イーストウッドと同じ土を,この足が踏んでいたのだと思うと感慨もひとしおである。無理して行ってよかった。

しかしかなり疲れた。昼食をとる時間がなかったので,夕食くらいはきちんと食べようと思ったものの,外に出る気力がない。ルームサービスを頼んでみた。サラダだけでよかったのだが,バッファローチキンまでオーダーしたら,届いたものを見て愕然とした。……どう見ても4人前はある。ルームサービスってこういうものなのか,それともアメリカだからこんなに量が多いのか。余計なお世話でフォカッチャまでおまけについていた。そしてバッファローチキンは,名前に惹かれたのだが決して美味しいものではないことがわかった(深みのない辛さ)。

f0061021_18305522.jpgカバーを載せた皿が積んである。上にフォカッチャ。ナプキンで冷めないように包まれている
f0061021_1831525.jpg見る者を圧倒する量。Mission Saladのミッションは店の名前であり、ホテルがある通りの名前。シュリンプがいっぱい
f0061021_1831151.jpgバッファローチキン。手羽中や手羽元を揚げて辛いソースに漬けたもの、らしい

いつもなら旅行に行くと,何か美味しいものに出合えるのだが,今回は難しそうだ。同僚の合流により,少しは食生活がマシになることを望みたい。
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by slycat | 2010-05-31 09:11 | 旅行

初渡米……やっぱり怖い

サンフランシスコの空の下である。街は大きくて明るく賑やかだ。ずっと煙草を喫っていないので私の肺もクリーン。だけどやっぱり歩いていると何となく怖い。

        *******

20年ぶりに成田空港から飛行機に乗ったが,考えてみれば20年前に第2ターミナルなんてなかったんじゃないだろうか。北ウイングとか南ウイングとか言っていたような。レンタル携帯電話の店舗やインターネットコーナーなんていうのも当然なかった。あの頃携帯電話と言えば「トランシーバー」のごとく大きくて,香港に行くとでっかい電話に向かって大声で話しながら歩いている人がたくさんいたが,日本人は持っていなかった。20年分の変化が全部空港に集まっているような印象で心細い。すでに日本にいるときから空港の中で迷子になりつつあった。

まぁしかし,航空会社の女性係員は非常に優しく丁寧で,ボーッとしている人間がいてもイライラしない。旅行代理店から言われたとおりチケットのレシートを持参して行ったのだが,チェックインしようとしたら機械から嫌われた。仕方がないので人間のいるカウンターに行くと,「座席を確認します」とかでどこやらに電話し始める。ホントに大丈夫なのかとまたまた不安になったが,大丈夫でない理由もないし,無事チケットを手にすることができた。

飛行機に乗ってしまえば後は到着を待つだけなので,ひと安心。日本の航空会社なので言葉の問題に悩むこともなし。エコノミーなので機内食はマズいのは仕方がない。「シーフードカレー」か「たいめいけんのハヤシライス」という選択肢でハヤシライスにしてみたが,どこがたいめいけんなんだか,やたらと甘かった。茂木氏を問い詰めたい。でもビールも飲めちゃったしひとまず満足。

サンフランシスコ到着が日本時間の午前3時15分なので,何とか眠らなければならないと考えたが,エコノミーの座席でぐっすり眠るのは至難の業である。おまけに右隣の席の男性(学会に参加する医者のようだ)が気に入らない。座席についている小型テレビをずっと観ているので真っ暗にならないし,何か臭うし,脱いだ靴が散乱していてもそのまんまだし,鼻水が出るならティッシュでかめばいいのに,ずるずる鼻をすするし。通路側の席にしてもらったので左側には誰もいないのだが,両方こんな人に挟まれていたらもっと悲惨だっただろう。会社の同僚が出張前に,隣の人がいきなりウエェ~と戻した,という衝撃的な経験を話してくれたので,それよりはだいぶマシだなと思うが。

午前1時頃になると機内も明るくなり,またもや機内食が出てくる。今度はフレンチトースト,スクランブルドエッグ,ソーセージにフルーツ,ヨーグルト,とオーソドックスな内容だが,なぜかクラッカーとチーズ,バニラアイスクリームがついてきたのには首をかしげた(しかしそれなりに食べておいてよかった。なぜなら,ホテルに着いてからはいろいろと時間がなく,結局夕食を食べずに寝ることになったからだ)。

飛行機は予定通り着陸したが,入国手続きは難航した。US CitizenとVisitorとに分かれて進むのだが,係官のところにたどり着くまでに1時間以上かかる行列だった。やっと係官のところに行くと,あれこれと聞かれてうるさかった。指紋を取られたり写真を撮られたりするのも気に入らない。別にこの国に移住したいとかここで働きたいとか,全然思わないから。

ホテルのチェックインは16:00からとなっていたが,4時間以上つぶさなければならない。日本でトラベラーズチェックを購入しておいたのだが,手許に少し現金があるほうがよいと思い両替所で換金しようとしたら,東洋人の女性が日本語で,手数料がもったいないから買い物でもしてくずせば,と言う。そこで空港ビルの中の書店に入り,フェデラー・ナダルが表紙になっている「STROKES OF GENIUS」というペーパーバックを手に取った。13ドル95セント,ちょうどいいじゃない,と思ってレジに行くと,店員が「100ドルからじゃ釣りがねぇ」と抜かすので結局クレジットカードで買うハメに。これじゃお金くずせないじゃん。日本だったら,少なくとも空港に入っているような書店だったら,釣りがないなんて言わないよな,と思い相当ムッとした。結局並びのセフォラで化粧品を買った。

ただこれだけのことで疲れてしまい,とにかくダウンタウンに出てみようと思いつく。30分もタクシーに揺られると酔ってしまうので,BART(Bay Area Rapid Transit)に乗る。しかし,切符を買おうとして戸惑った。何が何だかさっぱりわからない。銀行のATMみたいな画面の横にボタンが並んでいるが,何をどう押せというの? 香港の地下鉄・鉄道などに比べても難解だ。しかも先ほどの買い物では結局小額紙幣をゲットできなかったのだが,両替機もないため現金では買えなさそう。理解できなかったので諦めてクレジットカードを差し込むと20ドル分のプリペイドカードみたいなチケットを出すことに成功,改札へ。しかしここでもチケットの裏表を間違ってチケット口に差し込むというミスを犯し(絵柄のない,白いほうを上にするのが正解),通りすがりの男性に誤りを指摘された。ああやれやれ。もう日本に帰りたい。それでもタクシーよりはいい,と自らを鼓舞させる。

f0061021_11265287.jpgBARTのSan Francisco International Airport駅
f0061021_1128428.jpg
f0061021_2324414.jpg車内はこんな感じ。日本人らしき人たちがいた。地下を走ることが多く何となく暗い

こんな面倒なシステムのせいか,電車は空いていた。地上を走ったり地下に潜ったり,合間に窓から見える景色は,やはり日本とはちょっと違っていた。建っている家が同じ規格で可愛らしく並んでいたり,道を走る自動車と自動車の間隔がかなり開いている。
 車内に入れば,日本と同様に「次は何々駅」とアナウンスがあるので,とにかくPowell Streetで降りること,Civic Centerの次!と注意して聞いていた。

ちゃんとPowellで降りることができた。やった~! ここには観光案内所があるので,何枚かパンフレットを貰っていく。間違えて「San Francisco Official Gay & Lesbian: Map & Guide」というのまで貰ってきてしまった(ホテルでよくよく見てびっくり。シュワちゃんが言ってた「何でもアリフォルニア」って本当だな)。
 しかし方向音痴に異国の街はツラい。どっちが東でどっちが南か,一度外へ出てみたものの,原宿みたいな露天が出ていたりミュージシャンが歌っていたり,何か怖そうな人が「Hey, sister!」とか声をかけてきたりするのでビビり,もう一度地下の駅構内に戻ってホテルに一番近い出口に向かった。ひょっとしたら,駅構内のほうがヤバかったかも。人が多いほうが安全だったかもしれないが,とりあえず何事もなく目的の出口から出られて,やっとの思いで目指す4th Streetに出ることができた。後は,この通りに交差する通りを探すだけ。で……無事チェックインできました。予定よりずいぶん早かったのに,フロントの人は全然気にしていなかった。この点には大いに共感した。ネットの接続方法などあれこれ説明され(だいぶ聞き飛ばしたが)「とても眺めのいい部屋ですよ~!」と言われて,とびきりの笑顔(のつもり)で「Thank you very much!」。

f0061021_11285067.jpg部屋はツインルーム
f0061021_1129927.jpg窓の下の風景。教会がある
f0061021_11292383.jpg右には海が見える
f0061021_1129348.jpg空港の書店で買った本

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by slycat | 2010-05-29 19:07 | 旅行

20年ぶりに島の外へ……

今月末から来月始めにかけて9日間ほどアメリカに行くことになった。“もちろん”観光ではない、出張である。自慢じゃないが、私は海外といえば返還前の香港しか行ったことがない(その代わり3回行っているが……)。いきなりアメリカとはハードルが高すぎるのではないか。

行き先はサンフランシスコのダウンタウンである。現地でスペインの同僚・上司と合流することになっているが、彼らより先に着いていなければならない。しかも2日も前に。その間私はひとりぼっち。こんな厳しい話があっていいの?

会社の人たちに訊いたところでは、サンフランシスコはアメリカ国内でも治安のよい街で、そんなに広くないし、とても快適なのだという。昔テレビで見たキャンディス・バーゲン主演の映画では、ヒロインがニューヨークでタクシーを拾うと、おのぼりさんだと見た運転手が同じ場所をぐるぐる回って倍の料金をせしめる、などという場面があった。「タクシーは怖い」と言うと、会社の人は笑いながら、空港からであればタクシーは全然怖くない、ちゃんとガードがいて監視しているから変な運転手はいないと言ってくれた。しかし「街中ではちょっと怖いかもしれない」という締めは余計だった。

とにかく恐ろしいのでサンフランシスコ観光局のHPなど見てみると、意外にしっかりしていて、治安がよいというのは本当みたいだ、とちょっと安心。しかし、続けてHPの中を探索してみると、鞄は抱きかかえたほうが無難だとか、現金は持ち歩かないほうがよいとか、やっぱり治安悪いじゃん(怒)。

それでもさらに調べてみると、クレジットカードのサービスカウンター(VISAだと日航ホテルの中にあるそうだ)では日本語対応で迷子になったときに助けてくれるとか、空港では日本語が通じるボランティアが多数いるとか、何となく安心できそうな材料が出てきた。
 私の携帯電話は海外では使えない機種なのだが、レンタルサービスがあることがわかり早速申し込んできた。会社からは別途支給される予定だが、何かあったときに私用の電話があったほうがいいし。
 ガイドブックも買った。地図を確認したら仕事で訪れる先はダウンタウンの中心部であり、美術館があるような地域で文化的な雰囲気。とりあえず変な寄り道をしたり、夜遅くに出歩いたりしなければ大丈夫じゃね?

少し落ち着くと欲が出てきて、みんなと合流する前に遊んだりお土産を買ったりできるんじゃないか、なんてことを考え出す。まだチケットが取れていないので(会社の総務に頼んである)何時に現地に着くのかもわからないのだが、朝早めに着くのであれば、アルカトラズ島のツアーなんかに行っちゃったりして(人気ツアーなので事前予約は必須だそうだ)。
 同居人のおっさんは土産について、最初は「仕事なんだから気にするな」などと言っていたくせに、Universal Picturesから出ているミイラ男映画のDVD Boxが欲しいなどと言い出した(息子はあっさりしたもので「アメリカに欲しいものなんてねぇよ」とのたまった。こやつは食い物以外には興味がないようだ)。

パスポートは10年前に無効になっていたので、新規に申請しなければならなかったが、1週間で受け取れるそうだ。有楽町のパスポートセンターに行ったら、申請する前に整理券を貰うため並ばなければならないのを知って驚いてしまったけれど、思ったよりスムーズに手続きができた。せっかく撮った証明写真は、そのうち遺影に使えるかもしれないし、結構いい機会だったかも。

あと10日間くらいで出発となるわけだが、果たして無事現地に着けるのか。そして何事もなく業務を全うして日本に帰れるのか。実はまだまだ不安いっぱいなのだが、準備万端で出かけたい。帰ってからここで旅の結果を報告できますように……。
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by slycat | 2010-05-16 22:39 | 日常のこと

内憂外患

ずっと更新していなかった。何しろいろいろあって、とても書くどころではなかったのである。

まず昨年暮れに上司がクビになってしまった。部署の売上が前年並みどころか、がっくりと落ち込んだために責任を取らされたのである。したがって部署内は滅茶滅茶。引き継ぎだのお客さんへの挨拶だのと忙しかった。不運な上司は営業職だったため、彼の穴を埋めるため営業ではない私も引っ張り出され、馴れないプレゼンに駆り出される始末である。しかも相手が外資なので英語で、だって。全く手に余る。
 もう1つ、陰口は言いたくないが、半年前に入社した営業がどうにも使えない男で、毎日イライラの連続だ。1日12時間以上会社にいるのに、見積書も作れない。そもそも、営業の人が常に机の前にいるって、オイオイ……。彼がまだ若いのであれば仕方がないなとも思うが、もう40歳。今までどういう働き方をしてきたんだろう。会社のシステムにも問題があり、私がいくら頑張っても営業職ではないので評価の対象にはならず、もし案件が取れたら彼の売上ということになるのだがなぜ「私が」彼の妻子を養わなければならないの? うちの部署はチームが団結することが絶対に必要なのだが、モティベーションは下がる一方だ。

次に、息子の学費と思って請負った内職の発注元が経営困難に陥り、年末に入ってくるとアテにしていた報酬がいまだ未払いのまま。「少額訴訟」にするか「支払督促」にするか迷った末、支払督促を選んで簡易裁判所に書類を送った。現在相手の異議申立てを待つ期間にある。異議を申し立てられたら裁判に移行するけれど、一体どうなるやら。
 もしスルーされたら今度は仮執行宣言とかいうものの手続きをしなければならない。しかし、ちょっと書類を作るだけでも大変なのだ。支払督促の書類を作るのに2週間くらいかかってしまった。また似たようなことをするかと思うだけでも気が重い。
 ただひとつ発見があった。裁判所の担当者というのは、とても親切な人たちばかりだということだ。世に多くあるカスタマーセンターなどとは大違いで電話をたらい回しされることはない。電話に出たその人が実に丁寧に教えてくれる(つまり、常に専門家が電話に出てくれるのだ)。もちろん裁判所というところは電話相談は受け付けていないのだが、1つ2つ質問するくらいであればきちんと回答してくれる。もし私と似たような経験をしている人がいたら、迷わず裁判所に行くべきだと思う。

そして悩みの極めつけは、我がドラ息子の受験だ。一応センター入試も含めて試験を受けてみたが、ことごとく不合格という結果だった。まぁそりゃ〜そうでしょ、勉強してないもんね。だが自分だって親に迷惑をかけながら大学に行かせてもらったのだ、親がしてくれたことは、自分も子に対してやってやらなければならない。その連続が人間の歴史というものだろう。
 しかし頭にくるのは、受験料の高さ。私が受験した頃は私立大の受験料が2万円で、それでも高いと思ったけれど、今は35,000円である。いくつか受けるだけで家計を直撃する。しかも不合格ときた日には、汗水たらして働いたお金をドブに捨てるようなものである。

有り難いことに、こんな毎日でも感動の種はある。エナンの復帰をはじめ、文楽初春公演、同じく2月公演、現在バンクーバーで行われているオリンピックでの選手達の活躍、久しぶりに読んだ宮部みゆきの小説『楽園』……今月23日には桐竹勘十郎プロデュース『KANJURO〜人形の世界』を観に行くことになっており、逃げ出したい気持ちにストップをかけてくれるものが(探せば)いっぱいある。

今は季節と同じく冬なんだろう。春の訪れとともに、いやなことが全部解決してくれますように。
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by slycat | 2010-02-20 23:18 | 日常のこと