ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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At last......無事帰国

ドタバタしているうちに終わった出張日程。空いた1日は上司がご褒美にフィッシャーマンズワーフに連れて行ってくれた。もう一度行きたかったのでラッキー。

f0061021_17412886.jpgまたまたでっかいパンケーキが4枚。メープルシロップ2瓶にホイップバター、ソーセージ(ハムまたはベーコンから選べる)切ったイチゴと牛乳つきで16ドル

午前中少し仕事をして昼過ぎにホテルのロビーで待ち合わせ。タクシーでPier 39へ向かう。朝、ルームサービスで頼んだパンケーキがまだ胃にもたれていたが、カニを食べずには日本に帰れないもんね。いかにも観光客向けの『Crab House』とか何とか言うレストランに3人で入る。地ビールとカニ、パスタ、サラダを頼んだ。カニの写真は撮り損なったが、茹でたカニをさらにガーリックソースで味付けしてあったようだ。食べているのは日本人なので、みな口々に「北海道のカニが美味しいよねぇ」などと言う。パスタは結構美味しかった。サラダは×。ドレッシングが甘くて耐えられない。ビールはアメリカに来て飲んだ中では一番よかった。

f0061021_17414325.jpg肝腎のカニの写真を撮れなかった。サービスのパン

食後はお上りさん気分で店など見て回る。ここにはSea Lionがたくさんいて、集団で寝ているのを観光客が喜んで写真に撮る。もちろん私も撮る。だってこんな風景、今まで見たことないでしょう。会社の人たちへの土産物をまた少々買う。まだケーブルカー未体験の同僚が乗りたいというので、じゃぁ行こう!と停車場へ。私が独りで行ったときとは別の停車場だが、同じストリートミュージシャンが同じようにギターを弾きつつ歌っていた。今回は窓のある車両のほうに乗ったが、同僚は外の一番後ろにへばりつき、身体を乗り出していた。私はハラハラしたが、彼女は全然平気で「面白かった!」と言っていた。

f0061021_17421992.jpg果物がいっぱい売られているPier 39
f0061021_17415537.jpgトドの群れ。何だかブーブー言っているし、ちょっと臭う
f0061021_1742727.jpg
f0061021_17423036.jpg2度目のケーブルカー

再度ミーティングをして解散した後、我が家のおっさんに頼まれていたDVDを買いにBest Buyという家電量販店に行くが、目当てのものはなかった。しかも帰りは知らない場所に取り残されて途方に暮れた。店の前に何人かタクシーを待つ人がいたけれど、全然来ない。家電を買ったらしい若い男性が苛々しながら待っていたが待てど暮らせど来ないので、「あんたもタクシー待ってるの? 俺はもう行くよ、Good luck!」か何か言って去って行った。向こうの人はよく他人に話しかけてくる。東京じゃあんまり考えられないが。怖いけど仕方がないのでワンブロック歩いて大通りに出ると、タクシーを拾いホテルまで乗せてもらう。運転手さんはたぶんパキスタンあたりの人だったと思うが、親切だったのでよかった。

その後再びタクシーに乗り(ホテルではドアマンがいるので安心なのだ)、今度は『Tommy's Toy』という有名レストランへ向かう。ここが今夜夕食を食べる店である。荒川静香(店のオーナーが胸を張って教えてくれた。写真も飾られている)やクリント・イーストウッドも来店したという人気の店で、中華料理だがちょっとフレンチ風だ。
 全員集まったところで前菜を食べ、今度のメインは全員同じ北京ダック。写真を撮らなかったのが残念だが、香港のとは全然違う。美味しいけれど物凄い厚切りで、本来北京ダックを食べるときに包むはずの薄い皮は、ふっくらとしたマントウのようだった。ボリュームがあるのはいいが、すぐ飽きてしまった。アメリカで食べたものの中ではマシな部類に入るけれど、やっぱり香港で本場の中華料理を食べてしまった口には合わない。有名店だからといって日本人にとって美味しいかどうかは別の話だ。荒川静香さんに料理の感想を訊いてみたいものだ。

食事の時間は楽しく過ぎて行ったが、帰ったら今度は荷物をまとめなければならない。それにすぐ近くに『Rasputin Music』というフリーキーな店があることがわかったので、おっさんに頼まれたDVDを買う最後のチャンスを逃さず、翌朝開店と同時に行こうと決めていた。それで飛行機に乗り損なったらおっさんに弁償してもらおう。

パッキングしている間に目が冴えてしまい、なかなか眠れなかった。午前2時半頃には朝刊が届き、それから1時間くらいしたら、今度はホテルの料金明細が投げ込まれた。何の気なしに明細書を見てみると、なぜか「PARKING」という項目がある。Parking? 駐車料金? 何じゃそりゃ。最初は先に買物を済ませていったんホテルに戻り、チェックアウトをしようと考えていたが、これだと時間がかかりそうだ。

朝8時に起きて身支度を整え、10時前にフロントへ。さっそくなぞの項目について聞くと、やはり間違いだった。当たり前だ、東京からどうやって自動車でサンフランシスコに来るというの。第一私は免許証すら持っていないんだから。いろいろ言いたいことはあったが、「I don't have a car.」だけで通じてしまった。5分くらいで金額を訂正した明細書を発行してもらい、チェックアウトは終了。

ちょっと買い足したいものがあったのでファーマシーに寄り、10時20分頃にはラスプーチン・ミュージックの前へ。ほかにも開店を待つ人が何人かいる。どういう店なのかはさっぱりわからないが新品・中古のDVDを扱う風変わりな店、という情報だけはあった。
 しかし、多少予想はしていたのだが、開店の10時半になっても店が開かない。まったく、怠け者のアメリカ人めと舌打ちしながら待つ。15分くらい経過してようやく開き、店に飛び込んだが、おっさんが欲しいDVDがどこにあるんだかわからない。店員に訊くとやる気なさそうに、これは3階、こっちは2階の4番目の棚、などと言うが、3階は閉まっておりどうにもならない(何なんだ、アイツは)。とにかく空港に行かなければならないので目についたものだけ買い、ホテルに預けた荷物を出してもらって、タクシーに乗り込む。ドアマンに空港まで、と言ったら、イエローキャブのようなタクシーではなく、数日前に乗った個人タクシーのような黒塗りの車が来た。ちょっとイタリアンなおじさんが運転手。英語が巻き舌だった。でもいい人だったので怖くなかった。しかも高速を使ったので20分で空港に到着。早く着いたのでまたチップをはずんでしまったが、運転手さんも喜んで握手を求めてきた。まぁいいや。

チェックインをしようとしたら、荷物が重量オーバー。土産のチョコレートが2.5 kgもあったのだ。これを機内持ち込み手荷物のほうへ移し、何とかなった。オーバーをそのままにすると50ドルの追加料金を取られるそうだ。旅慣れていないので全然知らなかった。
 座席は行きと同じくプレミアムエコノミーで席番号も決まっていたはずだったが、なぜか席がなくなっており、おかげでビジネスクラスの席になった。これは嬉しい。何か前世でよいことをしたのかな、なんて思う。

少し時間ができたので空港のSOMAショップで土産など買い、フードコートの日本食店『Ebisu』に行く。寿司がウリだが、うどんやラーメンもある。なんだか変な感じだが、とりあえずDragon RollとTuna Nigiriを頼んでビールを1本頼む。う〜ん、美味しいものでは決してない。シャリがまずいし酢に深みがない。Dragon Rollに巻かれていたのはソフトシェルクラブを素揚げしたもので、柔らかいので普通に噛み切れた。アメリカの寿司なんてこんなものだ、ということだけはわかった。
f0061021_17424223.jpgだしのきいたうどん、などと書かれている
f0061021_17425364.jpgドラゴンロールとマグロの握り。エビスビールがあるのに気づかずドライビールを頼んでしまったのは不覚

そろそろ手続きをしようと上に上がると、手荷物検査の係は長蛇の列。あぁしまった、と思ったが間に合わないことはなさそうなので列に並ぶ。非常に時間がかかるうえ、履いている靴まで脱がなければならないのは面倒だ。ホント、アメリカなんか大嫌い。

ビジネスクラスだと専用のラウンジに入れたのだが、残念ながら搭乗時間になってしまった。しかし優先搭乗できるのはいい気分。座席のつくりも違うし、もちろん食事も、スチュワーデスらの客あしらいも全然違う。機内食はビジネスと言えども美味しいとは思わなかったが、アルコール類は非常に贅沢で、シャンパンなどきちんとしたものだった。

機内では見逃した映画『インビクタス/負けざる者たち』(面白かった)と『シャッタードアイランド』(つまらなかった)を観て、それでも時間が余るのでパックマンなどゲームをやっているうちに眠くなり、少し仮眠をとる。かなり疲れたが、とにかく飛行機は落ちずに成田に着いた。
 途中まで迎えに来てもらい重い荷物を持ってもらった。地元の蕎麦屋でうどんを食べて帰宅。狭くて汚い我が家だが、やっぱりここが落ち着く。しみじみ、自分の国が一番と思った海外出張だった。
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by slycat | 2010-06-06 17:58 | 旅行

6日目でようやく

サンフランシスコは食べ物が美味しいと聞いていたが,食べる時間がないのでは確かめるすべがない。忙しいので昼食をとる時間はなく,夜も店が開いている時間に仕事が終わらない。昨日も24時間営業のKinko'sでひと晩中プリントしたりコピーをとったりしていたため,食べ損なってしまった。なかなか終わらないプリントを待つ間にちょっと外に出かけると,有難やセブンイレブンがあったので中に入り,煙草とカップの辛ラーメン,ミントガムをゲット。日本にいるときにはカップ麺は食べないのだが,お湯だけでそれなりに満足できるのだからホントに素晴らしい。天下の大発明だ。朝の4時半に食べる辛ラーメンは格別であった。

海外に行くと梅干しや海苔,白いご飯が恋しくなると言う。昔香港に行ったときはたった3~4日の滞在にもかかわらず白いご飯が食べたくてたまらなかったが,今回は全くそういう欲求を感じない。若い頃と比べるとだいぶ食生活が変わり,必ずしも毎日米を食べなくなったし,代謝が悪くなって太るからという理由で,なるべく夜に炭水化物を摂らないようにするのが習慣化しているので,思っていたほどの飢餓感はない。

だけど,同じ炭水化物でも麺類は無性に食べたいときがある。ここに来ても,立ち食い蕎麦の店があればなぁ,なんてことを思うし,ラーメンが恋しい。先日行ったタイ料理屋の麺は,やたらと細くて日本のとは全然違った。帰ったらまずラーメン屋かつけ麺屋に行こうと固く心に誓う。

大体,アメリカの食べ物には甘いものが多い。時間がないからスターバックスで何か買おうか,と思ってもマフィンやパウンドケーキなど甘いものばかり置いてあり,見ただけでげんなりする。これは軽食というよりお菓子だよなぁと思う。バルセロナの同僚は全然平気らしいが,そうでなければ日本を出て海外で暮らすなんてことはできないのかもしれない。だけど私はしょっぱいものが欲しい。

今日まで時間がなかったので買い物もろくろくしていなかったが,やっと外に出るチャンスがあったので近くのショッピングセンターに入っていたH & Mで安いジャケットを買った。お馴染み,日本上陸済みのファストファッション店だが,行列がいやで一度も訪れたことがなかったのに,出張に来て異国の店舗で買うとは不思議なものだ。単純に,洋服を見ていても誰も寄って来ず(つまり誰とも英語で話さなくてもOK),安心して試着したりできるので都合がよかっただけなのだけど。
 その隣のファーマシーでサプリメントや化粧品なども買った。時差ボケに効くというのでずっとメラトニンを買いたかったのだが,買い物をする時間がなくてようやく入手できた。サンフランシスコにもあと2日しかいないのに。まぁ最後くらいはぐっすり眠りたいしね。

f0061021_16495151.jpgファーマシーで買ったサプリメント類
Co-Q10は結構高い

甘い辛いは別として,そもそも食事らしい食事はほとんどしていないのだが,今日は渡米6日目にしてようやくきちんとしたレストランに行くことができた。その名もEureka,ホントに待ち望んだ,という感じ。会社の同僚(とは言うものの初対面の人ばかり)と上司と,総勢8人での食事である。

カリフォルニアスタイルなのか,メニューに載っているアルコール飲料はすべて甘いものばかり。Ginger martiniというのがあったので少しはマシかと思ってオーダーしてみたら,ライムウォッカとジンジャーリキュールとグレナディンシロップのカクテル?で,甘いの何の。後にお代わりは要らないかと聞きにきたときには,classic martini, pleaseとか言ってみたら,ちゃんと普通のドライマティーニが出てきた。最初から普通のマティーニと言えばよかった。

前菜はみんなでシェアということで複数の皿を回しながら食べ,メインディッシュを自分で選ぶことになった。Creol bouillabaisseに決定。やっぱり魚系が食べたいんだな,これが。それにスープ状になっているから,ナイフとフォークがどうの,マナーがどうの,と心配することもない。意外とさっぱりしていて,日本人向きかも。説明されても正体がよくわからなかったがコロッケ状のものが2つ付いてくる(それにも酸味のあるソースが付いている)。

f0061021_16483318.jpgカリフォルニアスタイルなのでさっぱりとしたスープ風。カニ、エビ、白身魚や貝が入っている

バルセロナオフィスにいる日本人の同僚が,連日の徹夜でめげたらしく先に帰ってしまったため,帰りは1人になってしまった。タクシーに乗るのも怖いのだが,スペイン人のみんなが口ぐちに,サンフランシスコは安全だ,大丈夫,ホテルに帰るくらい何でもないよ,と言うので,頑張って1人で帰った(全員宿泊先が違うのである。それにほかのみんなはこの後遊びに行くらしい)。
 比較的若い白人の運転手さんで,話しかけてみたら答えてくれたので,ホテルまでず~っと話しながら行った。文法なんて目茶苦茶だったと思うが,東京に比べるとサンフランシスコは大きい街ですね,とか,英語は難しい,中学生からずっと勉強しているのに話せない,などと言い訳しながら行くと,あっという間にホテルに着いてしまう。日本では『24』や『LOST』を見てますよ~アメリカのドラマ大好きですよ~なんてことを言ったらなぜかとてもウケた。何か変なことを言ったか?

安心してタクシーに乗れたのがうれしかったので,チップをかなり奮発してしまった。結果的に相場の3倍くらいの額になってしまったことに反省の余地はあるが初単独タクシー乗車の記念ということで,自分を許したい。
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by slycat | 2010-06-03 18:56 | 旅行

ナイトツアー

当たり前だが,仕事で来ているので忙しい。30日は午後まで死んだように寝ていたが,夕方からは打ち合わせが入っていたのでだるい身体にムチ打って出かけた。朝も昼も,食欲が全然湧かない。これが時差ボケというものか。

f0061021_1638347.jpg初日と違い空は雲っている。サンフランシスコにいる間、昼は晴れても朝はこんな空が多かった
f0061021_16381523.jpg

まず16時過ぎにバルセロナの同僚が到着。ホテルにあるスターバックスでコーヒーを飲みながら話す。その後上司が到着。クライアントと打ち合わせ開始。いろいろと揉めている案件なので気が重い。しかもなかなか話が終わらない。この日はバルセロナチームの一員に誕生日を迎える人がいて夜はみんなで食事をする予定だったのだが,結局23時近くまでミーティングが長引いてしまい,とても食事どころではなくなった。上司は疲れていたので自分のホテルに帰った。

しかしこの日は何も食べていなかったし,ルームサービスも終了していたので,同僚と2人なら怖くない。ホテルの前の道を渡るくらいならできそうだ。そこで向かいにある『BAR & BISTRO』に入った。アメフトやバスケなどのスポーツ番組を見ながらお酒や食事を楽しむ店らしい。ここでバルサミコ酢ドレッシングのグリーンサラダ(なぜか苺入り)とクラブケーキ(カニコロッケのようなもの)を2人で分けて食べた。夜中なのでこれくらいがちょうどよい。いずれにせよ24時には食べ物のオーダーはできなくなる。

翌31日も忙しかった。まず午前中にサンフランシスコにいるメンバーとバルセロナのメンバーとで電話会議。その後,会議の結果に合わせて書類の作成・修正。勝手がわからないところでプリントしたりするのは大変だ。またもや昼食を食べ損なった。
 午後16時頃,再び打ち合わせ。そこでもいろいろ意見がまとまらず紛糾する。やっと18時過ぎに終わると,上司たちは自分のホテルに帰れるけれど,私と同僚はまたまた書類の修正・プリント。合間に東京にメールを打つ。

f0061021_16383993.jpg昼間はこんな感じで快晴
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しかし,いやいやながら仕事を片づける中で,フロントの人にとても親切にしてもらったり(プリントに手間取っていたら,好きに使ってよいと自由にさせてくれた),コンシェルジェには23時過ぎでも営業していて,しかも安全だというタイ料理の店を教えてもらったりと,人との触れ合いがあったおかげで元気が出てきた。マーケットストリートにあるアップル社のビルの角を曲がったところにある店で,久々に東洋っぽいものを口にしてホッとした。ちなみにトムヤムクンと何かスパイシーなチキンを頼んだが,それほど辛いものではなくアメリカンナイズされていると思った。

f0061021_16382723.jpgタイ料理店『バンコク』で食べた料理。ここではアルコール飲料は頼めない

夜中に,われわれが開催する会議の招待状をポスティングするため,タクシーを拾おうと思い,ホテルの東洋系のお兄さんに訊いてみたら,知り合いで「town car」をやっている男がいるから呼んでやる,タクシーで7ヵ所も回っていたら,凄まじい料金になるよ,この男に頼めば結局割安だよ,と熱心に勧める。じゃあお願いしますと言い,ついでにチップを5ドルばかり渡したら,バナナリパブリックやブルーミングデール,メイシーなど,次から次へと割引クーポンを持ってきてくれた。それからサンフランシスコの地図やガイドブックも渡された。車が到着するまで,あれこれと世話を焼いてくれて,あまりの仕事熱心ぶりに驚くばかりだった。

1人だったら絶対にできなかったが,2人だったので,夜中に知らない街でちょっと怪しげな車に乗り,市内のホテルを次々訪れてはフロントに手紙を置いていくというヘンテコな「業務」も,それなりに面白かった。アルカトラズに行った日はあれほど晴れていたのに,この日は深い霧が立ち込めており,「霧のサンフランシスコ」は嘘じゃないということがわかった。

回るホテルはユニオンスクエア付近に固まって建っているが,街をぐるぐる走るだけでもちょっとした観光だ。「あそこが僕の好きなSUSHI屋だよ」などと教えてくれた先には,藍地に白抜きでSUSHIと書かれた暖簾がかかっていた。「ここら辺はサンフランシスコでも一番霧が多いところだ」と教えてくれたところには由緒あるホテルが建っていて,つい昨日までオバマ大統領が宿泊していたのだとか。マイクと名乗る運転手さんはとても親切で,手紙を置かなければならないホテルに着くたびに,ちゃんとドアを開けてくれ,フロントの場所がわかりづらいホテルでは一緒に行って案内してくれたり,夜遅いためドアを閉めているホテルではドアボーイ(なぜかどのホテルのドアボーイとも親しそう)に言って開けてくれたり。全部回って60ドル,couple of dollersのチップをあげてね,と言われていたが,10ドル上乗せして支払ったら喜んでくれた。

明日も早起きなんだけれど,明日の夜は平穏に過ごせるだろうか。こういう体験も悪くないけれど。
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by slycat | 2010-06-01 18:51 | 旅行

絶海の孤島を訪ねて

サンフランシスコと言えば,やっぱアルカトラズでしょ(?)。サンフランシスコ最初の2日間は比較的自由に時間を使えるため,『Alcatraz Tour』に行こうと決意。サイトを見ると,29日は土曜日であり,人気ツアーというだけあってどの便も満席。午前11:30を逃すと,ナイトツアーだけになってしまう(それは怖すぎる)。そこで慌てて11:30出航のツアーを予約した。

遅めに起きてホテルのレストランで朝食をとる。その名もJoe's Special(ジョーって誰?)。しかしスペシャルに旨いものなし,ただの具入りスクランブルドエッグじゃん。物凄い量でとても食べ切れない。おまけにホテルの従業員が親切すぎて,しょっちゅうオレンジジュースのお代わりはいかが,コーヒーはどう?と言いながら寄ってくるので,すぐに満腹になってしまった。

f0061021_18154144.jpg写真だとわかりづらいが、3〜4人分はありそうなJoe's Special

ホテルからタクシーでPier 33へ。そこからツアーの船が出る。坂を上ったり下がったり,途中チャイナタウンを抜けて埠頭を目指す。ホテルを出るのが思っていたより遅くなってしまい,間に合うかどうかハラハラしたが,10分ほどで目的地に着いた。タクシー代は7ドル弱だったが10ドル渡し,「釣りは?」と聞かれたので「OK」。ここに来てからOKとThank youばっかり言っている気がする……。

チケット売り場には長蛇の列ができている。しかしpre-paidなので自分のチケットはあっさりゲット(自分でもプリントできるのだが我が家にはプリンタがない……)。乗船する人々のほうの列に並んだ。

ほどなく出航。日焼けを気にしながらデッキに出れば,海はとても美しい。同じ海なのに,日本と違って磯の匂いがしないのは不思議だ。ヨットがたくさん浮いている。遠くにはゴールデンゲートブリッジも見える。アルカトラズ島は映画やテレビで見るのと全く同じだ(当たり前)。脱獄不可能な絶海の孤島は意外とサンフランシスコ市街から近い。あっという間に島に着いてしまう。

f0061021_1816313.jpg埠頭の様子を船から
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f0061021_18165222.jpgゴールデンゲートブリッジ
f0061021_1817251.jpgこれが絶海の孤島アルカトラズ

まずは国立公園の係官によるオリエンテーション。「トイレは下にいるうちに行っておけ,上には600以上のトイレがあるが,全部使えないからな」などとジョークを飛ばす。さりげなく館内にある喫茶店のアピールなどもする。

f0061021_18192567.jpg最初に目につく看板

説明が終わってブラブラと歩き出すと,目につくのはやたらとでかいカモメだ。我が家のモルモットより大きい。あちらこちらに彼らから抜けた羽が落ちている。もともとこの辺の島は彼らの棲家だったのだろうが,人間が勝手に移って来て,要塞にしたり刑務所に使ったりしていた。人が住まなくなった今,島は彼らの許に戻ったということだろう。

f0061021_18201926.jpg島の近くまで来ても、あまり刑務所という感じはしない
f0061021_18204826.jpg要塞だった頃の砲台
f0061021_1820573.jpg何かの建物跡
f0061021_1821649.jpgカップル(?)らしきカモメたち
f0061021_18212038.jpg1羽でいるカモメも
f0061021_18212942.jpg屋根の上にはたくさんのカモメ
f0061021_18214369.jpg見張り台

館内はそれぞれ音声ガイドに従って進む。各国語が用意されており,もちろん日本語もある。ヘッドフォンを装着し,いざ,と階段を上れば監房だ。
 人が幽閉されていた場所に立つのは不気味だ。たとえそこにいたのが悪さをした人たちだったとしても。いくつかの監房は自由に出入りできるように開けてあるが,ちょっと足を踏み入れても何となく気持ちが悪い。人はこのような狭い場所に閉じ込められるべきではない。
 アルカトラズでは一度も死刑は執行されていないが,脱獄を企てた者たちによる銃撃戦はあった。囚人・看守それぞれに死者が出たという。銃弾の痕もまだ残っている。ちゃんと脱獄できた者も3人だけいたそうだ。彼らは食事用スプーンを何十本と使って監房の壁を削り,配管を伝って外へ逃げた。彼らがサンフランシスコの岸辺に泳ぎ着いたかどうかはわからない。溺死したというのが有力な説だという。
 周りを海に囲まれているのに,外を眺めれば手が届きそうな距離に自由が見える,パーティの音楽が聞こえてくる。それが囚人にとってはたまらなかったのだそうだ。二重の拷問だね。刑務所内の図書館で人気を集めたのが大衆小説ではなく,ショーペンハウアーやカントなどの哲学書だったというのもうなずける。
f0061021_18245550.jpgf0061021_18253453.jpgf0061021_18341394.jpg
f0061021_18254833.jpg観光客でいっぱい
f0061021_1827983.jpg監房の外側。『ダーティハリー3』ではこの広場の出口付近で相棒が撃たれた
f0061021_18271920.jpg手の届きそうなところに見えるサンフランシスコ市街

音声に従いゆっくりと館内を巡ると,2時間ほどが経過する。本など土産を少々買って,再び船に乗るため列に並ぶ。帰りもあっという間だ。しかしこれだけの距離を,脱獄囚たちは泳ぎ切ることができなかった。見た目の美しさとは裏腹に水温が非常に低いことが原因しているそうだが,何だかしんみりしてしまう。

戻ってきたところは,かの有名なフィッシャーマンズワーフなのだが,土曜日ということで非常に混雑しており,とてもウロウロ見て回る勇気はなかった。おまけにひどい時差ぼけが始まっており,眠くて眠くて死にそうだ。それでも,会社の人たちにお土産だけは買わなければ,と無理してギラデリチョコレートをごっそり買ったのだが,後でホテル近くのドラッグストアでも普通に買えることが判明,しなくてもよい苦労などしなければよかったと後悔した。悔しいから,後で合流する同僚ともう一度フィッシャーマンズワーフに来ようと誓った。

旅慣れていないくせに,どうしてもケーブルカーにだけは乗りたい,と思ったので停車場に行くと,アルカトラズツアーのチケット売り場の3倍くらいの長さの行列ができていた。何じゃこりゃ。どうも地元の人々ではなく,休日を利用してサンフランシスコに遊びに来ている人たちのようだ。行列を見てひるんだものの,ほかに代わる交通手段もなく(またタクシーはいやだし,バスや路面電車は乗り方がよくわからない),ここでまた1時間くらいつぶれた。
 どうもケーブルカーとは観光客専用の乗り物らしい。走っている際にも,ケーブルカーを写真に撮ろうと待っている人がたくさんいたし,道行く人がみんなケーブルカーを見つめる。乗ろうとして満員だと係員に断られ憮然とする人も多数。一緒に乗った人たちは1日乗車券のようなものを振りかざしていたので,まず地元民ではなさそうだったし。地元の人々はどこへ姿を消したのだろう。
 しかし延々待たされた挙句に乗ったケーブルカーは面白かった。特に坂を下るときが最高だ。よく事故が起こらないものだと感心するほどの急勾配。しかも,どうも運転士の勘と経験に頼っている感じである。香港のケーブルカー(の一番前の座席に座るの)も好きだったけれど,サンフランシスコのケーブルカーの,チープな感じはエラく気に入った。ここにいる間にもう一度乗りたいな。

f0061021_18285536.jpg停車場。奥に見えるのがギラデリスクエア
f0061021_18284393.jpg常に1台待機しているにもかかわらず、なかなか乗車できない
f0061021_1829770.jpg中から見上げたケーブルカーの天井
f0061021_18291880.jpg一番前に乗れればかなり面白い風景が見られるはず

ホテルに帰ってテレビをつけたら,何と『ダーティハリー3』が放送されていた。そう,アルカトラズ島での銃撃戦がクライマックスというあれ,である。当たり前だが,本当にアルカトラズだった。さっきこの目で見た風景と何も変わらない。外側は映画のほうが今より少しきれいだったかも。クリント・イーストウッドと同じ土を,この足が踏んでいたのだと思うと感慨もひとしおである。無理して行ってよかった。

しかしかなり疲れた。昼食をとる時間がなかったので,夕食くらいはきちんと食べようと思ったものの,外に出る気力がない。ルームサービスを頼んでみた。サラダだけでよかったのだが,バッファローチキンまでオーダーしたら,届いたものを見て愕然とした。……どう見ても4人前はある。ルームサービスってこういうものなのか,それともアメリカだからこんなに量が多いのか。余計なお世話でフォカッチャまでおまけについていた。そしてバッファローチキンは,名前に惹かれたのだが決して美味しいものではないことがわかった(深みのない辛さ)。

f0061021_18305522.jpgカバーを載せた皿が積んである。上にフォカッチャ。ナプキンで冷めないように包まれている
f0061021_1831525.jpg見る者を圧倒する量。Mission Saladのミッションは店の名前であり、ホテルがある通りの名前。シュリンプがいっぱい
f0061021_1831151.jpgバッファローチキン。手羽中や手羽元を揚げて辛いソースに漬けたもの、らしい

いつもなら旅行に行くと,何か美味しいものに出合えるのだが,今回は難しそうだ。同僚の合流により,少しは食生活がマシになることを望みたい。
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by slycat | 2010-05-31 09:11 | 旅行

初渡米……やっぱり怖い

サンフランシスコの空の下である。街は大きくて明るく賑やかだ。ずっと煙草を喫っていないので私の肺もクリーン。だけどやっぱり歩いていると何となく怖い。

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20年ぶりに成田空港から飛行機に乗ったが,考えてみれば20年前に第2ターミナルなんてなかったんじゃないだろうか。北ウイングとか南ウイングとか言っていたような。レンタル携帯電話の店舗やインターネットコーナーなんていうのも当然なかった。あの頃携帯電話と言えば「トランシーバー」のごとく大きくて,香港に行くとでっかい電話に向かって大声で話しながら歩いている人がたくさんいたが,日本人は持っていなかった。20年分の変化が全部空港に集まっているような印象で心細い。すでに日本にいるときから空港の中で迷子になりつつあった。

まぁしかし,航空会社の女性係員は非常に優しく丁寧で,ボーッとしている人間がいてもイライラしない。旅行代理店から言われたとおりチケットのレシートを持参して行ったのだが,チェックインしようとしたら機械から嫌われた。仕方がないので人間のいるカウンターに行くと,「座席を確認します」とかでどこやらに電話し始める。ホントに大丈夫なのかとまたまた不安になったが,大丈夫でない理由もないし,無事チケットを手にすることができた。

飛行機に乗ってしまえば後は到着を待つだけなので,ひと安心。日本の航空会社なので言葉の問題に悩むこともなし。エコノミーなので機内食はマズいのは仕方がない。「シーフードカレー」か「たいめいけんのハヤシライス」という選択肢でハヤシライスにしてみたが,どこがたいめいけんなんだか,やたらと甘かった。茂木氏を問い詰めたい。でもビールも飲めちゃったしひとまず満足。

サンフランシスコ到着が日本時間の午前3時15分なので,何とか眠らなければならないと考えたが,エコノミーの座席でぐっすり眠るのは至難の業である。おまけに右隣の席の男性(学会に参加する医者のようだ)が気に入らない。座席についている小型テレビをずっと観ているので真っ暗にならないし,何か臭うし,脱いだ靴が散乱していてもそのまんまだし,鼻水が出るならティッシュでかめばいいのに,ずるずる鼻をすするし。通路側の席にしてもらったので左側には誰もいないのだが,両方こんな人に挟まれていたらもっと悲惨だっただろう。会社の同僚が出張前に,隣の人がいきなりウエェ~と戻した,という衝撃的な経験を話してくれたので,それよりはだいぶマシだなと思うが。

午前1時頃になると機内も明るくなり,またもや機内食が出てくる。今度はフレンチトースト,スクランブルドエッグ,ソーセージにフルーツ,ヨーグルト,とオーソドックスな内容だが,なぜかクラッカーとチーズ,バニラアイスクリームがついてきたのには首をかしげた(しかしそれなりに食べておいてよかった。なぜなら,ホテルに着いてからはいろいろと時間がなく,結局夕食を食べずに寝ることになったからだ)。

飛行機は予定通り着陸したが,入国手続きは難航した。US CitizenとVisitorとに分かれて進むのだが,係官のところにたどり着くまでに1時間以上かかる行列だった。やっと係官のところに行くと,あれこれと聞かれてうるさかった。指紋を取られたり写真を撮られたりするのも気に入らない。別にこの国に移住したいとかここで働きたいとか,全然思わないから。

ホテルのチェックインは16:00からとなっていたが,4時間以上つぶさなければならない。日本でトラベラーズチェックを購入しておいたのだが,手許に少し現金があるほうがよいと思い両替所で換金しようとしたら,東洋人の女性が日本語で,手数料がもったいないから買い物でもしてくずせば,と言う。そこで空港ビルの中の書店に入り,フェデラー・ナダルが表紙になっている「STROKES OF GENIUS」というペーパーバックを手に取った。13ドル95セント,ちょうどいいじゃない,と思ってレジに行くと,店員が「100ドルからじゃ釣りがねぇ」と抜かすので結局クレジットカードで買うハメに。これじゃお金くずせないじゃん。日本だったら,少なくとも空港に入っているような書店だったら,釣りがないなんて言わないよな,と思い相当ムッとした。結局並びのセフォラで化粧品を買った。

ただこれだけのことで疲れてしまい,とにかくダウンタウンに出てみようと思いつく。30分もタクシーに揺られると酔ってしまうので,BART(Bay Area Rapid Transit)に乗る。しかし,切符を買おうとして戸惑った。何が何だかさっぱりわからない。銀行のATMみたいな画面の横にボタンが並んでいるが,何をどう押せというの? 香港の地下鉄・鉄道などに比べても難解だ。しかも先ほどの買い物では結局小額紙幣をゲットできなかったのだが,両替機もないため現金では買えなさそう。理解できなかったので諦めてクレジットカードを差し込むと20ドル分のプリペイドカードみたいなチケットを出すことに成功,改札へ。しかしここでもチケットの裏表を間違ってチケット口に差し込むというミスを犯し(絵柄のない,白いほうを上にするのが正解),通りすがりの男性に誤りを指摘された。ああやれやれ。もう日本に帰りたい。それでもタクシーよりはいい,と自らを鼓舞させる。

f0061021_11265287.jpgBARTのSan Francisco International Airport駅
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f0061021_2324414.jpg車内はこんな感じ。日本人らしき人たちがいた。地下を走ることが多く何となく暗い

こんな面倒なシステムのせいか,電車は空いていた。地上を走ったり地下に潜ったり,合間に窓から見える景色は,やはり日本とはちょっと違っていた。建っている家が同じ規格で可愛らしく並んでいたり,道を走る自動車と自動車の間隔がかなり開いている。
 車内に入れば,日本と同様に「次は何々駅」とアナウンスがあるので,とにかくPowell Streetで降りること,Civic Centerの次!と注意して聞いていた。

ちゃんとPowellで降りることができた。やった~! ここには観光案内所があるので,何枚かパンフレットを貰っていく。間違えて「San Francisco Official Gay & Lesbian: Map & Guide」というのまで貰ってきてしまった(ホテルでよくよく見てびっくり。シュワちゃんが言ってた「何でもアリフォルニア」って本当だな)。
 しかし方向音痴に異国の街はツラい。どっちが東でどっちが南か,一度外へ出てみたものの,原宿みたいな露天が出ていたりミュージシャンが歌っていたり,何か怖そうな人が「Hey, sister!」とか声をかけてきたりするのでビビり,もう一度地下の駅構内に戻ってホテルに一番近い出口に向かった。ひょっとしたら,駅構内のほうがヤバかったかも。人が多いほうが安全だったかもしれないが,とりあえず何事もなく目的の出口から出られて,やっとの思いで目指す4th Streetに出ることができた。後は,この通りに交差する通りを探すだけ。で……無事チェックインできました。予定よりずいぶん早かったのに,フロントの人は全然気にしていなかった。この点には大いに共感した。ネットの接続方法などあれこれ説明され(だいぶ聞き飛ばしたが)「とても眺めのいい部屋ですよ~!」と言われて,とびきりの笑顔(のつもり)で「Thank you very much!」。

f0061021_11285067.jpg部屋はツインルーム
f0061021_1129927.jpg窓の下の風景。教会がある
f0061021_11292383.jpg右には海が見える
f0061021_1129348.jpg空港の書店で買った本

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by slycat | 2010-05-29 19:07 | 旅行

3連休、だけど出張中!

大阪に来ている。

ホテルを予約しようとしたのが1週間前のことだったが、連休だというだけでどこも満室になっているとは予想していなかった。甘かった。やっと見つけた宿泊先は、ホテルというよりはワンルームのアパートみたいな部屋である。3連泊だが、その間掃除もしてもらえない。タオルその他も自分でフロントに行って「ください」と言わなければならないのである。しかし焦って空室検索していたら、1泊1,300円なんていう部屋もあったのだ。一体どんな「ホテル」なのだろう……。怖いから深追いはしないでおこう。

まぁいい、おかげで振り替え休日を4月の初めに取ることができるんだから。その休日を利用して、結局再び大阪へ舞い戻ることになるのだけれど、次は文楽だもん。ホテルもそれなりにいいホテル、春休み中の息子と2人で羽を伸ばそう。

出張の楽しみといえば、その土地の食べ物。しかし仕事の場の周囲にはろくなところがない。仕方がないので、遠出してみた。大阪中央公会堂にあるレストランである。
 行ってみて、席に案内されたら、何だか見覚えのある風景。おそらくNHKの朝ドラ「ちりとてちん」でヒロインが好きな人と一緒にオムライスを食べたところだと思う。私もオムライスを注文(だって一番安いメニューなんだもの)。

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会社のほうは相変わらず、不正をしている人の問題で荒れている。当の本人は何も知らされていないので平気の平左だが、周囲の人間はストレスで次々と体調を崩しており、雰囲気は最悪だ。そんな中での出張、しかも実りのない案件なので虚しさが募る一方ではあるが、丁寧に作られたオムライスはおいしかった。半熟のオムレツをチキンライスの上に広げるタイプのものもあるが、ここのはライスをきちんとくるんである。見た目も上品だ。

東京に帰るのは日曜日。あと2日、我慢、我慢。
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by slycat | 2009-03-20 23:25 | 日常のこと