ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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エナン引退……

早すぎる、まだ早すぎる……。しかし彼女はもう決意してしまった。ジュスティーヌ・エナン、25歳。Randstad:Good to Know Youのビデオは半分本気で出演したのかな……。

タケゾウさんのブログで知ったが、ついにエナンがプロテニス選手としてのキャリアにピリオドを打った。

「素晴らしい冒険の終わり」「随分前から考えてきたこと」「すべてをテニスに捧げて生きてきた」「決意を覆すつもりはない」……

彼女の公式サイトには早速、ここ10年の歴史が記事にまとめられ掲載された。そう、ずっと走り続けてきたんだよねぇ。本当に素晴らしい冒険の日々だった。オリンピックの金メダルもとった。全仏3連覇も達成した。あと1つ、ウインブルドンのタイトルが欲しかった、と思うのは欲張りすぎだろうか。

「20年間テニスをしてきて、それが私の全人生だった。でも1人の女性としては、年齢を重ねたら、将来のことを考えなければならないのです」

世界ランキングNo. 1の座にいながらの引退。あまりにも潔くて、泣けてくる。
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by slycat | 2008-05-15 00:30 | テニス

エナン2連覇達成

Sony Ericsson Championships FINAL
J. Henin d. M. Sharapova 5-7, 7-5, 6-3

いやぁ〜凄い試合でした。開催前は「エナンのone-woman showとなりそうで面白くない」などと言われていたこの大会、決勝にきてここまで縺れるとは……。何事も、終わってみるまではわからない。
 今日のシャラポワの気持ちの強さとパワー溢れるプレーには脱帽である。素晴らしい戦いぶりだった。負けても涙など見せないところがニクい。そしてエナン。あの小さい身体のどこからあんなガッツが生まれてくるのか。この2人、本当にただ者ではない。

第1セットのエナン、準決勝のときよりサーブも入っており、オッこれはいけそうだ、と早合点させられたが、シャラポワの集中力とショットのパワーが半端じゃなかった。前日、イバノビッチの好プレーには何とか対応できたエナンだったが、やはり今の時点ではシャラポワとイバノビッチには大きく差があるように思われた。強い。サーブの入りもどんどん悪くなり、決まるはずのショットも決まらず、エナンはじりじりと追い詰められていった。第12ゲーム、デュースが続くこと何と10回。実況アナウンサーが再三、「逆境に追い詰められてからが強いエナン!」と言ってくれるのだが、彼女のファンとしては、「何も自分から逆境を作らなくてもいいのにぃ」と思う。エナン、痛恨のフレームショット。ラケットを投げる。シャラポワがセットをものにした。

第2セットに入っても状況はあまり変わらなかった。それぞれのゲームのたびにデュースになり、試合は長引く。ブレイクしたかと思えばされ返され、見ているほうもどっと疲れる。あぁせめてもうちょっと1stサーブが入ればいいのに……。力も互角、メンタルも互角、たったひとつのミスが命取りとなり、たったひとつのウイナーをどちらが取るかで勝負が決まる。息詰まる展開となった。

しかし長引く試合の中で、驚異的な集中力を保ってきたシャラポワに変化が見え始める。必死に打ち返すボールがネット。第2セットを落とし、第3セットの第3ゲームをブレイクされる。第5ゲームをキープした後、トレーナーを呼ぶシャラポワ。どこか具合が悪いのだろうか。父親のユーリさんが心配そうに立ち上がるところが映し出された。
 サーブが入らなくなってくる。明らかに勝負を焦っていると思われるミスが続く。精神力ではぴか一の彼女も、気持ちだけでは体調の崩れに対抗できなかったかったのかもしれない。

一方、こちらも絶好調とはとても言えない状態のエナンだったが、前日に訴えていた脚の痛みは、我慢できないほどのものではなかったようだ。長いシーズンの終わりに、プレイヤーなら誰もが経験する、疲労が蓄積した結果の不調ということだろう。少なくとも、エナンのほうにはまだ、もうひと踏ん張りする気力が残っていた。

テニスのことを書くたびに、「死闘」という言葉を使ってきた。しかし、今日ほど「死闘」の言葉にふさわしい試合は見たことがなかったように思う。5-3になっても、マッチポイントを握られても、シャラポワの闘志は途切れなかった。対するエナンも、ひとつのチャンスを逃すまいと、ボールに食らいついていった。お互いに声を張り上げる。苦しそうなシャラポワだったが、それでも簡単に打ち負かせない。もう限界か、と思われたときにもスーパーサーブを放ってくる。荒い息をついて、全力で立ち向かってもなお立ちはだかる相手だった。

何が勝因だったのか、試合が終わった今でもよくわからない。とにかくエナンが勝った。力は紙一重だったと思う。2人とも、最後まで勝負を投げたりしなかった。誰も諦めていなかった。
 しかし、これがエナンの強さなんだよねぇ。ハラハラさせて、困らせて、もう駄目かと思ったところで盛り返して勝つ。だからファンをやめられない。

試合後のセレモニー、さすがにこわばった表情のシャラポワだったが、準優勝のトロフィーを手渡されて、さっと笑顔を作って頭上に掲げたのには感服した。悔しかっただろうし、つらかっただろう、それでも健気にスピーチをこなし、観客に感謝を表した。まだ20歳なんだよね、実に立派だった。

エナン。今年は離婚で全豪オープンをスキップした。他人にはわからない痛みを抱えながら、よくぞここまできたものだ。彼女のよさは、困難に見舞われたとき、運命を呪うことに時間を費やさず、自分を支えてくれる人々に感謝するほうへと気持ちを切り替えられることだと思う。それがこの驚くべき強さを生むのだろう。
 ファンとしては、今後の連勝記録更新、グランドスラム達成などと欲張りな期待が高まるばかりだが、シャラポワを始めとしてイバノビッチ、ヤンコビッチと次の世代がすぐそこまで追いついてきている。25歳の彼女にとって、来年以後、思うような成績が残せなくなることもありうる。
 それでも、エナンならできるんじゃないか、実現するんじゃないか、と思わせるところが彼女の凄さ。来年も、大いにハラハラさせてほしいものである。
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by slycat | 2007-11-12 05:07 | テニス

全仏オープン 女子準決勝 エナンは強し!

J. Henin d. J. Jankovic 6-2, 6-2

いやいや,とにもかくにもエナンは強かった,それしか言葉がない。ヤンコヴィッチは,head to head 0-5の記録を0-6にしてしまった。悔しいだろうな。

ローランギャロスは,エナンには本当に特別な場所なのだろう。亡くなったお母さんと一緒にセレス vs グラフの決勝を観戦し,いつか自分もここで決勝の舞台に出たいと願ったというが,夢を叶えて1997年にジュニアで優勝,2003年に本大会で優勝。さらに病による1年のブランクを経て今年,3連覇を達成しようとしている。
 昨年は,4大大会すべての決勝に進出したが,優勝できたのはここローランギャロスだけ。コートと相性がいいだけではなく,ここに来たら何が何でもも勝つんだ,という気持ちがうまくプレーに結びつくのだろう。

もちろん,ヤンコヴィッチだって何が何でも勝つつもりでコートに出たはずだが……。以前クライシュテルスも言っていたが,普通の対戦相手ならば当然ウイナーになるはずのボールが,エナン相手だとことごとく返ってくる。どんなに心が強い選手でも,気持ちがくじけてくるのはムリもない。
 昨日のヤンコヴィッチがまさにクライシュテルスの言っていた状態に陥っており,何度も天を仰いで両手を大きく広げ,「どうして?」という顔を見せていた。体格でもフットワークでもショットのパワーでも引けを取らない,なのに決まらない。チャンスが来たかと思うとミスを犯してしまう。
 エナンもミスを大量生産していたが,逃げたりしのいだりする際に犯すミスではなく,攻めて攻めて攻めまくったら勢いがあり過ぎた,という種類のミス。ストレスになるどころか,「よし,次は頑張るぞ!」とまたも自分の力になるミスだった。

私はエナンが好きなので,どうしても彼女に3連覇の喜びを味わわせてあげたい。ウイリアムズ姉妹ばかりが優勝していた時代に女子テニスがつまらないと言い,今の男子テニスはフェデラーばかり勝つのでウンザリなどと言いながら,どうしてエナンにだけは連勝を望むのか?
 小柄だから,可愛いから,何となく悲運の翳を背負っているから……いろいろあるけど,結局ただ単に好きだから。恵まれた体格の人が優秀なプロジェクトに支えられてトップに躍り出るのは当たり前。小さくて必死に努力する人が報われるところが見たいのだ。
 No. 1になった今でも,ヴィーナスのように200 km/h超のサーブなど打てないし,昨年のウインブルドンのようにスライス攻めに遭うとスタミナが切れてしまう。持病は一生治らない。試合中に脚が痙攣するクセがある。
 胃痛で棄権すればなじられ,相手サーブのときに「待て」の合図をしたじゃないかと責められ,今大会のように好調を続けているときでさえ,いつも誰かに過去の“事件”を蒸し返される。挙句の果てには,若くして結婚した夫に逃げられる(どちらが逃げたのかわからないが……)。
 だが可哀相だから応援するのではない。諸事情はあれど,いざコートに出ればすべて忘れてプレーに打ち込むことができ,そして勝つ。そういう姿を見るのが好きだから。

昨日の試合,コートチェンジでベンチに戻ると,何か手紙のようなものをバッグから取り出して読んでいた。カルロスコーチのお子さんが書いた手紙だろうか,それとも20 Heartの誰かから届いたのだろうか。たとえオフで悲しいことがあっても,コート上でエナンが強い気持ちを持ち続けられるのは,やっぱり誰かの支えがあるから。そんな真っ当なところが好きである。
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by slycat | 2007-06-08 20:22 | テニス

忘れていてごめん

全仏に興味がなくなった、などと書いてしまったが、大事な人を忘れていた。このところ怪我でさっぱり姿を拝めずにいた、ダヴィド・ナルバンディアンである。グランドスラムではひとつもタイトルがなく、マスターズ・シリーズでも優勝経験がなく、なのになぜかマスターズ・カップのトロフィーを持つ男。凄い才能があるのに、いつも張り出し横綱のような位置にいる、不思議な存在。
 彼のバックハンドは素晴らしい。深いダウン・ザ・ラインが決まった日には、心臓がぎゅぎゅっと収縮しちゃいそう。現在の男子トップ選手の中で、バックハンドに魅力を感じるのは、ダブルならサフィン、ヒューイット、ダヴィデンコ、ジネプリだが、私の中ではこのナルバンディアンがダントツである(シングルではフェデラー、ガウディオ、そして多少難ありかもしれないけどリュビチッチ……)。

今夜は、地元の星ガエル・モンフィスと対戦した。昨年はガスケを下して憎まれ、今年はモンフィス。アルゼンチンではマスターズ・シリーズもグランドスラムも開催されないのだから、どこへ行ってもアウェーなのだが、フランスの客はほんとに行儀が悪くて、テレビを観ていてもムカつく。サーブのトスを上げるときに口笛吹いたりするの、やめてよね。
 ナルバンディアンとモンフィスはプレースタイルも異なるが、見た目も対照的だ。ジャコメッティの時代別2バージョン、みたい。モンフィスは体脂肪がほとんどなさそうで、鋼(針金?)のような体型。ナダルと同じデザインのウェアを着ているが、ほっそりしているので別のウェアのように見えてしまう。対するナルバンディアンは、昨年ガスケにも言われてしまったが太っている。ほかにこのような身体づくりをしている選手が見当たらないので、決してテニスに有利とは思えないが、この身体のおかげか5セット、フルに闘っても危な気がない。

第3セット第4ゲーム、ナルバンディアンにはアウトと思われたボールを主審がインと判定し、ちょこっと抗議したら観客が物凄いブーイングをかましてうるさかった。ナルちゃんは2004年の全豪オープン、対フェデラー戦のとき、自分に不利なシーンでもインのボールはインと申告したんだぞ〜。しかもそのときは主審がアウトと判定したので、黙っていればわからなかった。彼は絶対ズルなんかしない、フェアプレーの人なの。この騒ぎの後でカメラがナルバンディアン陣営を捉えると、ナルちゃんのお母さんが何か言っているのが映った。そうそう、息子のことは母親が一番よくわかってるよね。

まだ背中が治り切っていないのか、サーブの入りが悪かったが(49%)、徐々に調子が上がり60〜70%程度になってきた。しかし第1、第3セットを取ってあと1セット、というところでモンフィスの好プレーが光る。なかなかブレイクできない。遂に6-6となってしまった。タイブレイク。
 いきなりモンフィスがいいサーブ。217 km/hですって。ナルバンディアンのサーブはあんまり速くない。2人のサーブは平均して20 km/hの差がある。
 せっかくラリーが続いていたのに、ナルバンディアンのボレーがネット、これで0-3。モンフィスのダブルフォルトで1ポイント返したものの、すぐにサービスエースを取られる。その後モンフィスのボールが3度続けて長過ぎ、4-4に。
 211 km/hのサーブをナルバンディアンがリターンエース。次はモンフィスの鋭いボールを振り返りざまにボレーして勢いを殺し、6-4。モンフィスが負けじと6-5……。しかし最終的にはナルバンディアンの精神力が勝ちを収めた。
 いやぁ〜勝つとは思ってたけど、安心した。彼が2nd weekに行かれないようなことがあってはならない。観客席のギジェルモ・ヴィラスも拍手を送っていた。それまでナルバンディアンにつらく(?)当たっていたように思えた観客も、立ち上がって拍手。あれ、みんないい人たちじゃん、行儀が悪いなんて言ってごめんなさい。

正直に言って、ナルバンディアンが全仏で優勝するとは思っていない。もしそうなれば嬉しいけれど、9割がたナダルが優勝すると思っている。もちろん、かつてのチャンピオン、息子の愛するモヤもいるし、カニャスも不気味だし、何と言ってもハンブルクでナダルを破ったフェデラーがで〜んと構えている。それでもいい、相撲じゃないけど一番、一番、少しでも先に行ってくれれば、ファンとしては満足だ。

  ❖      ❖      ❖

続く試合はジュスティーヌ・エナン対イタリアのマール・サンタンジェロ(美人で脚が長い)。やはりエナンのピンクのウェアに違和感を覚えるが、どうも今年はアディダス、ナイキなど各メーカーがピンクを基調としているらしい(ので仕方がない)。まぁそれでもセレナのど派手ぶりに比べればおとなしいもの。サンタンジェロのほうはアシックスのウェアで、こちらは白のノースリーブにレモンイエローのスカートで清々しい。
 エナンは美しいバックハンド(こちらはシングルハンド)で有名だが、フォアだって美しい。上半身の捻りを生かした力強いフォアだ。そして何より、足さばきが美しい。クレーで見せる彼女のスライディングが大好き。あまりにも脚が長いシャラポワには到底無理な動きだ。小柄であることがハンディキャップとなるとは限らない……って何だか嬉しい。

フランスでは、離婚してもマドモアゼルには戻らないらしい。一度結婚すると一生マダムなんだね。そんなことを考えているうちに、エナンは早々とブレイクされてしまった。エナンが一球一球、しっかりと打ち込んでいるのに対し、サンタンジェロのほうは手足が長いせいか、ひょいひょいと出ていってへろへろっと打っているように見えるが、結果的には難しい球を打ち返す。よく言えばエレガントだが不思議な雰囲気をもつ選手である。

しかしさすが優勝候補、エナンはさっさとブレイクバック、ちょっとダブルフォルトが多かったが短時間で1セット目を6-2で取った。サンタンジェロのほうは、エナンがミスするときだけポイントが取れる、という状況に陥っていた。それに、なぜだかわからないが、フォア側にダウン・ザ・ラインを打たれると全然返すことができなかった。

パリの空は時折雨を降らせては止み、はっきりしない天候である。クレーコートは雨に濡れるとかなり重くなるというから選手の体力が心配だ。
 第2セットも、エナンがよければエナンがゲームを取り、ミスが続けばサンタンジェロのポイントになる、という感じで、別にサンタンジェロのプレーがよっぽどひどい、というわけではないにもかかわらず、試合の流れはエナン次第というところ。サンタンジェロだってジャックナイフやったりして頑張ってるんだけど……。
 とにかく、エナンはひとつもポイントを捨てない。ドロップショットを放たれては走り、ロブを上げられては走る。言っちゃぁ悪いが格下相手に、ここまで走らなくてもいいんじゃないか、というくらい走る。観ているほうは、凄い気迫だ、と感心する。
 サンタンジェロのほうはエナンほど走らなくても届いちゃうこともあるので(素早くボールの位置に行けるということ、手足が長いということなのだが)、あんまり必死に見えない。損をしてるかもしれない。

よくよく考えれば、どんな場面でも捨てたり諦めたりしないからこそ彼女はNo. 1になったのだろう。セレナ・ウイリアムズもシャラポワも同じだ。自らの才能に溺れて執着することを忘れたとき、その人の選手生命は終わってしまうのかもしれない。「捨てる」なんて言葉を思いつくのは凡人だけなのかも。

最後まで勝つための努力を怠らず、エナンが4回戦に進んだ。事故でも起こらないかぎり、次もおそらく勝てるだろう。やっぱり最初の難関はQF、セレナである(セレナがサフィーナに勝てば、だが)。できることなら決勝まで当たらないて欲しかった相手だ。セレナも好きなので心苦しいが、離婚で全豪を棒に振ったので、この大会はぜひエナンに優勝してもらいたい。
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by slycat | 2007-06-02 04:06 | テニス

番狂わせ?

ロディックが対マレー戦でリタイヤ。慌ててCNNの「ワールド・スポーツ・ニュース」にチャンネルを合わせると、ちょうどテニスのニュースが始まるところ(大体サッカーのニュースが先で、テニスは後半なんだよね)。「マスターズ・シリーズ・マイアミ、今回は番狂わせの大会となりました」という同時通訳の声とともに、ナダルがジョコヴィッチに敗退した、という結果が流れた。
 ナダルよ、お前もか、というよりは、ジョコヴィッチ、よくやった!というほうがいいかもしれない。インディアン・ウェルズ、ファイナルセットでの追い上げを見ていて感じた印象…試合中にぐんぐん成長を遂げた…は間違っていなかった、というところか。

もう1つの準々決勝では、前回怪我をしていたマレー相手で楽勝か、なんて思われたロディックのほうが途中棄権。しきりに左太腿の付け根あたりを気にしていた。
 目の上のたんこぶたるフェデラーがおらず、ロディックには凄いチャンスだったはずなのだが、全くもって残念無念。2003年にAIG OPENに出場できなかったときも、確かハムストリングの故障だったので、また同じところを傷めたのではないか、それが気になる。
 ちなみにこの年のAIG OPEN、もうひとりのビッグ・サーバー、フィリポーシスも、朝起きたら頸を傷めていたとかで準々決勝を棄権、彼のサーブも見ることができなかったなぁ。

フェデラーを敗ったカニャスとロブレド、リュビチッチとチェラ、一体誰が準決勝に進んでくるのか、全然予測がつかない。
 マレーもジョコヴィッチも19歳だが、もう一方のQFに残っている選手たちで一番若いのがロブレド(1982年生まれ)。後はリュビチッチとチェラが1979年生まれ、カニャスは1977年生まれで、みんなロートル(老頭児…中国語だったんだ!)である。
 マイアミで同時開催されている大会、女子のほうは、セレナ・ウイリアムズがぶっちぎりの強さを見せる一方で大好きなエナンが残っており期待しているのだが、面白いことに、準決勝に残っている後の2人(ペイヤー、チュクヴェターゼ)は、いずれもマレー、ジョコヴィッチと同い年。これも何だか因縁めいている、というか世代交代のスピードを感じさせる。

ものを言うのは経験か、若さか。今もっている力か、未来への可能性か…。番狂わせ、なんて言葉では語りたくないマイアミ、2007年である。
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by slycat | 2007-03-30 01:05 | テニス

東レPPOテニス 準決勝 2月3日(土)

地元で昼食をとろうとしたら、お店のご主人が怪我をなさった後とのことで、入り口にあらかじめ「お料理をお出しするのに時間がかかるかもしれません」と貼り紙があった。まぁいいや、準決勝ともなれば試合が長引くのは普通だし、とのんびり食事をとって、東京体育館へ。ところが、すでにヒンギス vs ディメンティエワ戦が始まっている。
 驚いて慌てて席へ急げば、誰かほかの人たちが座っていて「あれ? あれ?」。「3列目の41、42…」と言ったのが聞こえたらしく、「そこですよ」と教えてくれた方がいて、座っていた人たちを追い出すようなかたちで席についた。自由席までびっしり人が詰まっており、第1試合に来なかったのに、まさかこんなに遅れて来るとは、その人たちも思っていなかっただろう。
 東レPPOのチケットは、前年の9月頃には売り出されるが、昨年はちょうどその頃手許不如意だったため、一般発売が始まってやっと買えたのはこの日のチケットだけだった。コンサートに比べれば安いけど、やっぱり高いな、テニスのチケットって。先行販売のときにお金があればなぁ。でも塾の夏期講習費用だの、9月場所だのAIGだの、みんな一時に重なるんだもの、すっからかんだったんだ〜。

シングルス第2試合 Martina Hingis d. Elena Dementieva 6-4 6-3
愚痴はさておき、試合は面白かった。第2シード・第3シードが対決する好カード。しかも昨年決勝の対戦がいま再び蘇る!というわけで、ディメンティエワは大好きだけど、ちょっぴりヒンギス寄りの気持ちで観戦する。
 全豪のときに比べれば、ディメンティエワのサーブもだいぶよくなっていたと思う。何よりラリーが続くのが面白い。「ヒンギスの球、速くなったんじゃないの?」なんて息子が偉そうにつぶやくが、ディメンティエワの強烈なショットにひるむことなく、クロスからクロスへ、逆クロスからまたクロスへ。お互いにきわどいところを狙う真剣勝負。息を呑む応酬だ。
 まるでチェスのよう…と言われるヒンギスのプレースタイルに対して、パワーでは明らかに勝ると思われるディメンティエワのほうが、球種を使い分けてヒンギスを振り回そうとしていたのが意外な印象だった。しかし先に根負けした(?)ディメンティエワがドロップショットを放てば、すかさず前に出たヒンギスが慌てず騒がず処理、裏目に出ていたかもしれない。ディメンティエワのムーンボールが結構効果を上げていたようだが、スコア以上にヒンギスの優位が目立っていた。それでも、第1セット、1-5から4-5まで追い上げたディメンティエワの頑張りは賞賛に値する。
 第2セットもヒンギスが先行。今度もディメンティエワが粘ったが、6-3でヒンギスの勝利。見事、昨年のリベンジを果たした。
 ミスをしたとき、「やっちゃった〜!」とばかりにぴょんぴょん跳ねるヒンギスは可愛い。キレてラケットを投げるより、見ていてずっといい感じ。ステパネクは幸せ者だなぁ。以前は感情を表に出さなかったディメンティエワも、ここ2年ほどは“きちんと”発散するようになって、「キャーッ」とか何とか、自分を叱咤していたが、これまたとても可愛かった。

ダブルス第1試合 King/Stubbs (USA/AUS) d. Yan/Zheng (CHN/CHN) 7-5 4-6 7-6
第2シードのヤン/ ジェンに対して、キング/スタブスが意地を見せた。
 ノーシードではあるけれど、スタブスと言えばかつてブラックやレイモンドと組んで何度もタイトルを取っている強者、東レでも何度もお目にかかっているベテランである。35歳で現役、というのがいいじゃないか。ヴァニア・キングは昨年のAIG OPENで中村藍子相手に善戦していたのが印象に残っている。何となく、観客席の応援は中国ペア寄りだったようなので(同じアジアということで)、あまり大声は出さないようにしながらも、キング/スタブス組を応援していた。
 試合前に、アリーナ席に座っていたという男性が来て、「僕はもう帰るので、よろしければいかがですか?」と息子にチケットをくださった。せっかくだから、勉強にもなるし行って来い、と息子をアリーナに追いやって、ひとりで観戦。うるさいのがいなくなったのはよいけれど、急に静かになったためか、ちょっと眠気に襲われた。幸い、試合は伯仲でどちらも決め手に欠き、長引いた。少し居眠りしただけでは大勢に影響はなかったようだ(?)。気がつくと第1セットをキング/スタブス組がとっており、ベンチのヤン/ジェン組のところにコーチが走って来た。

ここで息子が席に帰ってきた。「後ろのおばさんたちがうるさくて我慢できない」と言う。「何でノーシードがここまで上がってきたのかしらね〜とか言ってたんで聞いてられなかった」そうだ。生意気なことこの上ないが、まぁ許そう。
 コーチングが功を奏したか、第2セットはヤン/ジェン組が盛り返した。スタブスが苛々しているのが、3階から見ていてもよくわかる。ペアになってまだ日が浅いのか、中国ペアに比べると少し息が合っていないかな。ダブルスで、2人のプレイヤーのど真ん中をボールが逃げていく、というのはコート上のプレイヤーたちにとって最悪ではないかと思われるが、結構な回数でそんなシーンがあった。しかもスタブスは、なぜか相手にボールをぶち当てられる羽目に陥り、何度も身体でボールを受けていた。
 しかしスタブスが許せないのは自分自身であるようで、ヤン/ジェンがウイナーを決めると、物凄く腹を立てていた。一度はコートに仰向けに寝てしまい死んだふり(?)をして観客を笑わせたが、悔し紛れにボールを蹴ったらボールガールに当たってしまい、警告を受けたのはいただけない。
 それでも、生真面目な中国ペアに比べ、スタブスには見ているだけで面白い、独特の魅力がある。ベテランならではのオーラというか。一方キングはスタブスに全面的な信頼をおいているようで、サーブごとの“打ち合わせ”でも、「お姉様の言う通り」とばかりにうなずいているのが可愛い。全身に「頑張るぞ!」という気合いが満ちていた。
 中国ペアは若い。さすがにスタブスは疲れを隠せなかった。何しろ体脂肪がほとんどないんじゃないか、という(私には実に羨ましい)体型である。試合が長引けば長引くほどスタミナが心配された。
 しかし、最後は気力の勝負となった。最近トップクラスになった人たちと、ずっとトップクラスを走ってきた人の違いというものか。そして、そんなトップの意地を、よくキングが受け止めて、自分のプレーを高めていった。どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、やっぱりスタブスは凄かった、というのがこの日の総括である。

ダブルス第2試合 Raymond/Stosur (USA/AUS) d. Dulko/Tu (ARG/USA) 6-2 6-4
第1試合が長かったので、すでに19時になっていた。ハムスターに餌をやらなければならないので、残念ながら途中で席を立った。しかし、これはシードのとおり、ダブルス・ランキングNo. 1のレイモンドとストーサーのペアが負けるわけがない。特にストーサーのサーブがよく、ドゥルコに至っては返すこともできなかった。レイモンドの戦略・技術とストーサーのパワー、これ以上完璧なペアは考えられない。

今日のダブルス決勝は、かつてのパートナー同士、若い才能同士、が激突する。あぁチケットがあれば……。後悔先に立たず。今年こそは家計管理をしっかりしよう、そう誓った2月4日である。
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by slycat | 2007-02-04 13:28 | テニス

有難う、しのぶ!

呼び捨てにするのも何だが、ずっと年下なので許してもらおう。浅越しのぶが今年のUS OPENを最後に引退を表明した。最後のグランドスラム、シングルスは1回戦で敗退となり、ダブルスで頑張っていたのだが、レイモンド/ストーサーに敗れ、コートを後にすることとなった。

細い身体と大きな目が印象的な彼女の、ボールに食らいついていくようなプレーが好きだった。変なことを言うようだが、ミスが続いたときの、悔しがる姿が好きだった。伊達公子や杉山 愛がどちらかと言えば大人しい感じ、クールな感じなのに対して、熱い気持ちを隠さないところに好感をもっていた。

まだまだ若いのに、引退を決めてしまうとは、何と勿体ない。でもいろいろと考えあってのことなのだろう。そろそろ普通の女の子に戻って、友達と遊びに行ったり、厳しいトレーニングから解放されてグータラしてみるのもいいかもしれない。

だけどせめて東レかAIG OPENを最後の舞台に選んで欲しかったなぁ。それだけがちょっと残念だ。日本のコートで引退セレモニーをやって欲しかった……。
 そういう大袈裟なことは苦手なのかもしれない。だからあえてニューヨークを選んで去って行くのかもしれない。でも、せめて言わせて欲しい、今までガッツあるプレーを見せてくれて有難う、貴女のこれからの人生が幸多いものでありますように!
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by slycat | 2006-09-07 00:35 | テニス

またもやお預け…

Wimbledon 2006 Ladie's Final
J. Henin-Hardenne vs A. Mauresmo 6-2, 3-6, 4-6

私は今猛烈にがっかりしている。ジュスティーヌの生涯グランドスラム達成は叶わなかった。意外にあっさりと1セット取れたので、よ〜し!と喜んでしまったが、モレスモーは強かった(何とスザンヌ・ランラン以来のフランス人優勝、偉業だ)。また1年お預けだ……。

ドローがよくない、いつもキムと準決勝では身体がもたない、とブツブツ文句を言っているが、ハードな2週間を勝ち上がるのはモレスモーだって大変なので、言い訳はできない。素直に認めよう、おめでとうアメリー、あなたは素晴らしい!

5年前、19歳でヴィーナス・ウイリアムズと対戦したときのジュスティーヌは、ひょろひょろとしていかにも頼りなく、サーブも遅かった。決勝まで進んできたのが不思議なくらい、ひ弱な印象の少女だった。最近知ったことだが、決勝当日、祖父が亡くなったのだという。本人も、「あのときは子供でした」と言っているが、精神的・身体的なプレッシャーに耐えるには、あのときのジュスティーヌは幼過ぎた。

その後、結婚して新しい家族ができ(彼女は家出したので実家とは断絶状態だ)、病気や怪我などの困難を乗り越え、やっと今日の日を迎えた。勝って欲しかった、でも今日勝つべきだったのはアメリーだった。そして勝った彼女の涙は、とても美しかった。

簡単に勝てる実力がありながら、精神面での弱さを常に指摘され、本人もわかっていながらなかなか克服できずに苦しんできた。昨年の最終戦で優勝し、今年の全豪に進み、弱さを克服できたのか、と思われたがやはり地元ローランギャロスではプレッシャーに負けた。負け試合でのアメリーは、見ているほうも不思議になるほどの負けっぷり。どこをどう見ても負ける理由がないのに負けてしまう。第三者が感想を述べるのは簡単なことだが、自分に降り掛かってきたら耐えられない、つらいことである。
 シャラポワ戦でも第2セットでその弱みが見られたが、偉かったのは試合中にきちんと自分の弱さと訣別したことである。こうなったら、アメリーを止めるものは何もなかった。

対するジュスティーヌのほうが、「生涯グランドスラム」「5年前の悪夢」というトラウマから逃れ切れなかった。メンタルが強い、強い、と言われる彼女、しかし1ファンとして彼女を追いかけ続けて、それは違う、と思っている。そもそもそんなに強い人間がこの世にいるわけがないのだが。彼女の強さはあくまでも周囲の人々の支えあってこそ。それを越えるプレッシャーに見舞われたとき、堪えられるかどうかはまた別の話だ。
 一生再発におびえなければならない病気を抱え、2004年のシーズンを棒に振ったとき、彼女は「テニスが一番とは思えなくなった」と言っている。毎週毎週世界中を回って勝ち続けなければならないプレッシャーから離れて、家族の愛情に包まれて日々を過ごしていたら、自分がどんなに恵まれているか、改めて実感したのだという。幼少時、お母さんが「ご飯よ」と呼びに行かないと、日が暮れてもテニスに夢中になって帰ってこなかった少女が、20代になってやっと達した境地。その発言を知って、ジュスティーヌが二度とトーナメントに戻ってこないのでは、と心配したものである。

だが彼女はコートに帰ってきた。そして、母との思い出溢れるローランギャロスでタイトルをとる。Adidasの「Impossible Is Nothing(不可能なんてありえない)」のコピーにはしびれましたね。まさにジュスティーヌのためにある言葉だ、と私は拳に力を入れた(Nothing is impossible、何も問題ない、というのが普通の英語。このあたりがAdidasのニクいところ)。

ジュスティーヌも24歳なので、グランドスラム達成のために残された時間はあまりない。また病気が再燃するかもしれない。怪我に泣くかもしれない。だけど、そうだよ、Impossible Is Nothing、今日駄目だったら来年実現すればいい、来年駄目なら再来年。頑張れジュスティーヌ、あなたが引退するその日まで、おばさんは声を枯らして応援するから。
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by slycat | 2006-07-09 01:14 | テニス

女子SF・男子QF

Wimbledon 2006 Ladie's Semifinal
A. Mauresmo vs Maria Sharapova 6-3, 3-6, 6-2

ジュスティーヌの勝利に酔いしれる間もなく,準決勝の第2試合が始まる。現在ランキングNo. 1のアメリー・モレスモー対マリア・シャラポワ戦。モレスモーは好きだがシャラポワは嫌いなので,できればアメリーに勝ってもらい,決勝は全豪の再現,そして今度こそ勝負を全うしてもらいたい,というのが私の願いだった。

シャラポワが嫌いな理由は,あの叫び声。モニカ・セレスだってあんなんじゃなかった(東レのときに間近で聞いたんだから間違いない)。ほかにも行儀が悪い,お父さんが嫌い,テレビ局が彼女中心に放送カードを決めるので恨みがつのる…などあるが(彼女のせいばかりではない),悲鳴さえ治ってくれれば,あの闘志に満ちたプレーは一見に値する。

かたやモレスモーは,技術といいパワーといい,バランスがよくて申し分ないのに,なぜかここぞというときに勝てなくなる。昨日の試合でも,第1セットをあっさり取った後,2セット目に入って突然元気がなくなり,別人のようにオーラが萎んだ。

このままでは全豪決勝の再現がなくなってしまう。私はテレビの前で,頑張れ,頑張れ~と「気」を送り続けた。しかしアメリーは,東洋からの不気味な気配にも気づかず,無難にプレーしようとしては失敗を重ねた。そしてついに第2セットはシャラポワに奪われてしまう。

だが,このまま負けてしまわなかったアメリーは偉かった。バスルーム・ブレイクをとり,気分一新。何と,これまた別人のように4-0とリードする。いくらシャラポワが高い集中力を保とうとしても19歳,経験が浅い。自分のミスに対して「Why?」と(口が動いていたように思う)独り言を言う回数がどんどん増えていった。何度もお父さんのほうを見る。

それでも2ゲーム取り返したのは立派だったが,すでに勝負はアメリーのほうに行ってしまっていた。勝った瞬間,飛び上がって喜ぶアメリーの美しかったこと。スローモーションで何度も見たい映像だ。

しかし,こうやって逆境を乗り越え,さらに強くなった相手と戦わなければならないとは。ジュスティーヌのグランドスラム達成は実現するのだろうか。ますます心配になってしまうが,決勝が凄い試合になるのは間違いない。絶対に見逃せない1戦だ。

Wimbledon 2006 Gentlemen's QF
R. Nadal vs J. Nieminen 6-3, 6-4, 6-4

実は男子QF最後の試合は最初のほうしか見ていない。帰宅したら録画を,と思うが準決勝が始まってしまうので明日の午前中にでも見よう。
 ニエミネンはAIG OPENですっかり大好きになったが,なかなか試合がテレビに映らないので今回の録画は私にとってレア映像となる。リターンのとき,ショートパンツの裾をしゅっしゅっと引き上げて構えるのが好きだ(理由はないけど)。AIGのときはムーディとの試合中,ボールを打とうと飛び込んでいって手に怪我をしてしまったが,そんなガッツに惚れ込んだ。人のよさそうな顔とつんつんヘアもいいね。
 ウインブルドンのHPでは「Fire and Ice」なんて表現されていたが,確かに暑いスペインから来たナダルと,氷の国フィンランドから来たニエミネンの対決は,出身地の違いだけでも面白い。おまけに性格や感情表現も国のイメージをそのまま引きずっているようだし。
 試合序盤を見たかぎりでは,どちらも甲乙付けがたいプレーだった。ニエミネン,残念。しかし,ナダルが芝でこんなに強さを発揮するなんて,誰が想像した? ボルグに「君もウインブルドンで優勝できるといいね!」と言われた効果だろうか(もしそうなら,みんなボルグ詣するといいかも)。もしローランギャロスに続いてウインブルドンに優勝すると,これは本当にボルグの再来みたいで凄いことなんだけど。今夜の準決勝が楽しみだ。ナダルに疲れが残っていませんように。
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by slycat | 2006-07-07 19:05 | テニス

生涯グランドスラムまであと1勝

Wimbledon 2006 Ladie's Semifinal
J. Henin-Hardenne vs K. Cljsters 6-4, 7-6

ローランギャロスに続いてまたもや準決勝でベルギー対決となった。最初から2人とも気持ちのこもったショットを繰り出すが、何となくクライシュテルスのほうが落ち着いているようで、マズいな、これは、と思いながら見ていた。
 先にブレイクしたのはクライシュテルス。ますますヤバい、と思ったら、これをきっかけにジュスティーヌの集中力がグッと高まり、次のゲームをあっさりブレイク、そのままセットを先取した。こういうのを見ると、また惚れ直す。何という格好よさ。

さすがにクライシュテルスも負けてはいない。2セット目、やはり先にブレイクしたのはキムのほうだった。ジュスティーヌは今日もファーストサーブが入らない。入ればかなりの確率でポイントがとれるのに、困ったものだ。
 途中、ウイナーをキメた後でゲホッとばかりに咳き込み、“Sorry, sorry...”と謝りながらベンチでドリンクを一口飲み、再び謝りながらコートに戻っていったときは心配した。また具合が悪くなったのかと思ったが、その後は咳も出なかったようでプレーを続行した。全仏のナダルがバナナを喉に詰めたように、栄養補給のバーでも詰まったのだろうか。

試合はもつれてタイブレイクに入る。ジュスティーヌの5-3となったところで、クライシュテルスのボールがアウトとコールされ(後でCGを見たらインだった…)、クライシュテルスが抗議したがオーバールールは認められなかった。次のボールはジュスティーヌがフレームショットしたが、結局ジュスティーヌの勝利に終わった。クライシュテルスはあのミスジャッジが気に入らなかったのか、試合後も硬い表情のままコートを去って行った。

少し後味が悪い試合となってしまった。まぁラインジャッジはプレイヤーの与り知らないところだし、ジュスティーヌがインとわかっていて見過ごしたわけでもないし。キムには気の毒だったけど……。
 これで、ジュスティーヌは5年ぶりに決勝に進むことになった。ヴィーナスに負けたあの日から、毎年リベンジを待っていたが、なかなか実現しなかった。今度こそ、今度こそ、彼女がトロフィー(お皿だけど)を青い空の下に掲げる姿が見られるのでは……。

期待は高まる一方だが、当然のことながら彼女にかかるプレッシャーはでかいはずだ。メンタルの強さでは定評のあるジュスティーヌだが、さすがに生涯グランドスラムがかかってくるとなると、平静ではいられないのではないだろうか。

ああ心配だ。どうか神様、お願いします。
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by slycat | 2006-07-07 00:38 | テニス