ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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二度見

最寄り駅から一番近くにあった書店が、1か月ほど前、気づいたら閉店していた。雑誌はともかく読みたい本はほとんど置いていなかったのでダメージは少ないが、駅前に書店もないとは、つくづく文化果つるところだと思う。

同じ通りを北にしばらく進むと、実はもっと以前から営業している書店が1軒あり、大昔、友人が学生だった頃アルバイトをしていた店でもある。
ここも品揃えと言えば雑誌、児童書、人気作家の小説くらいで、それほど魅力があるわけではないのだが、ミステリ系も新刊なら多少置いてあるので、たまに利用する。

今日久しぶりに覗いたら興味を引くものがあったので2冊購入。創元推理文庫『愚者たちの棺』(コリン・ワトスン)とハヤカワミステリ『ジャック・リッチーのびっくりパレード』(ジャック・リッチー)。

面白かったのは代金を支払ったときのこと。店の人、レジに金額を打ち込み、「2,830円です」と読み上げたのだが、自分で言っておいて「え?」みたいに金額を確認したのである。

ま、そりゃ驚きますよね、こんなペラペラの文庫と新書サイズの本がたった2冊でこの値段とは。私もそう思うけれど、仕方ないんだな発行部数が少ないと1冊あたりの価格を上げるしかないんで。ホントにつらいです買うほうも。

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by slycat | 2016-03-31 23:40 | ミステリ

読めば幸せになれる本

『虫とけものと家族たち』『鳥とけものと親類たち』
ジェラルド・ダレル/池澤夏樹 訳(集英社文庫)

息子が次々と小動物を家に連れ込んでくるので、ある本のことを思い出した。動物学者にしてナチュラリストであるジェラルド(ジェリー)・ダレルが、ギリシアのコルフ島で過ごした少年時代の思い出を綴ったものである。
 イギリスの陰鬱な天候に業を煮やしたダレル一家の長男ラリーが、コルフ島へ移住しようと言い出すところから第1作『虫とけものと家族たち』は始まる。このラリーこそが、後に『アレクサンドリア四重奏』を世に送り出すことになる文豪ロレンス・ダレルなのだが、本書の舞台となった1935年には23歳、まだ若かった。ラリー、レズリーの2人の兄とマーゴという姉、そして母とともに、ジェリーはコルフ島の太陽のもと、黄金の5年間を過ごすことになる。

語り手のジェリーは当時10歳。手つかずの自然に恵まれたコルフ島で、この動物好きな少年はしょっちゅう動物や昆虫を家に持ち込んでは家族を驚かせる。
 カメ、カササギ、カマキリ、ミズヘビ、ハリネズミにフクロウ……。サソリの親子をマッチ箱に入れておき、ラリーが煙草を吸おうとして知らずに箱を開けたときの騒動などは抱腹絶倒である。息子が昆虫に興味がなく、我が家に持ち込むのがウサギやモルモット程度で本当に助かった、と思わされる。

文学をこよなく愛し無頼の生き方を極めようとするラリー、銃器に目がないレズリー、いつもニキビに悩まされているマーゴ、料理好きで心優しい母。最年少のジェリーも極端な動物好きという特徴をもっているが、彼の周りの大人たちも皆一風変わった人物ばかり。ここにコルフ島のユニークな住人が加わり、一家の暮らしは毎日ドタバタの連続である。
 この2冊のいずれを読んでも、1つひとつのエピソードの面白さにとにかく笑いが止まらない。そして大いに笑った後、心が温まる。ただの1人も悪人がいない、誰にも悪意がない世界。羨ましいなぁと思う。
 また一家の要であるお母さんの素晴らしさ。末っ子が次々に虫や動物を持ち帰っても、笑って飼うことを許してやる。ほかの子たちに対しても、それぞれの生き方を認め、好きなようにさせている。なかなか簡単にできることではないと思う。だからこそ、一家から(少なくとも)2人も偉人が出るということになるのだろう。

最初にこの2冊を読んだのは20年ほど前のことだ。当時は私も若くて、単純にお話の面白さにウケていただけだったが、改めて読み返すと、いろいろなことに気づく。
 ひとつには、この本に出てくるのが大人ばかりであること。島で同世代の友達がいなかったわけではなさそうだが(「友だちのフィレモン」「ちょっと好きだったある百姓の女の子」という記述がある)、メインのエピソードには絡んでこない。昔は全然不自然だと思わなかったが、親となった今読むと、10歳の子が子供同士で遊ばないというのは何だか変だなと思う。
 また、1935年はロレンス・ダレルが最初の結婚をした年で、コルフ行きには当然ながら妻を同伴しているにもかかわらず、ただのひと言も彼女については触れられていない。後で調べてみるまで、この当時ダレルはまだ独身だったのだと思い込んでいた。どうして彼女のことを書かなかったのだろうか(後で離婚したからかな?)。
 さらに、最初に読んだときから不思議に思っていたのだが、この一家はどうやって生計を立てていたのだろう。一応作家だったラリーを別にしても、なぜマーゴやレズリーは大学へも行かず働くでもなく、毎日遊んでいたのだろう。彼らの父親はengineerだったということだが、遊んで暮らせる財産を遺してくれたのだろうか。それとも、マーゴやレズリーの仕事については割愛されている、ということなのだろうか。

謎は謎を呼び深まるばかりだが、そんなことにかかわりなく、この本は楽しい。1ページめくった途端、日常のつまらないことを忘れさせてくれる。恐らくダレル一家を魅了したのと同じように、コルフ島の魔法が読者を別次元に連れていく。

残念ながら、私はこの2冊の続編、『風とけものと友人たち』を読んでいない。突然読みたくなってあちこちで探したが、絶版の上に古書店でも在庫がないようだ。持っている2冊の文庫でさえ、すでに入手困難となっている。版元には大いに文句を言いたいところだが、本との出合いもまた運命、出合ったときが読むべきときなのだろう。「いつか読めるさ」と待っているとロクなことがない。

息子にも読ませてやりたいが、代わりが手に入らない今、モノを大事にしない奴に渡すのもためらわれる。もうちょっと大人になったら読ませてやるか。彼が壁にぶつかるようなことがあったとき、この本はきっと慰めになることと思う。
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by slycat | 2007-11-11 18:32 | 小説

NHK『日本の伝統芸能』文楽入門

先月、たまたま土曜日の午前中にテレビをつけたら、いきなり「竹本住大夫/吉田文雀の文楽入門」をやっていたので慌てて録画。何でこんな時間に放送するんだろう、土曜日といえばふだんは昼頃まで寝ているし。
 その日ですでに第4回、残りあと1回だった。ドラマやバラエティの宣伝には熱心なのに、こんなことじゃー困るなぁ、とブツブツ文句を言ったものだが、番組そのものはとても面白く、ついに観ることのできなかった吉田玉男さんの技も垣間見ることができた。

住大夫さんは『文楽のこころを語る』(文藝春秋)という本で、どのようなお気持ちで演じているか、どんな作品がお好きか、など語っていらっしゃる。でもテレビのよいところは、文楽の一場面が映像として目の前にあり、画面に伴って「このときは、私は玉男さんの動きは見ていません。玉男さんも私に合わせているわけではありません。勝手にやっていて、合うんです」などとご本人の解説が入るという点。私のように理解力の足りない人間にも、わかりやすい。

最後の回では、12月の「文楽鑑賞教室」でも予定されている『伊賀越道中双六』沼津の段が紹介された。「世話物」を解説する回だったのだが、「時代世話」(と言うのだと、番組中に大夫さんがおっしゃった)を選ばれるところが住大夫さんらしい(のかもしれない)。
 『文楽のこころを語る』の中でも「大夫冥利につきます」とおっしゃっており、相当お気に入りなのだろう。ひとつひとつの演じ方について、本当にこのお芝居を愛しているんだなーと感じさせる解説で、聴いていて心地よかった。
 ふだんお声を聴くことのない文雀さんが人形の動かし方について語ってくださるのも収穫だった。へぇぇ、そうだったのか、なるほど、そうなるのか、とうなずいてばかり。この番組を第1回から通して見ることができなかったのが口惜しい(再放送してくれ〜)。

さんざん悩んだ挙げ句、11月の連休を利用して、大阪公演に行くことにした。子連れで1日通して観るのも何だから、第二部の公演を選んだのだが、残念ながら住大夫さんは『曾根崎心中』があまりお好きではないらしい。でも、お好きでないものをどう語られるのか、それにもちょっと興味がある。
 交通費に宿代と、正直言って財布にはかなりの打撃だが、気分が乗っているうちに大いに楽しみたいと思う。地下鉄の乗り換えにも慣れたし。

まだ1ヵ月以上も先の話だが、今からソワソワしている。ふだん滅多に旅行なんてしない者を年に2回も旅立たせるとは、ホント魅力ある芸能です、文楽って……。
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by slycat | 2007-10-09 19:11 | 文楽

摂州合邦辻〜女は強し

友人にチケットを予約してもらい、再び文楽鑑賞。今回は、チラシの写真に惹かれて『摂州合邦辻』の「万代池の段」および「合邦庵室の段」を観に行った。
 右翼らしき宣伝カーが来ていて、そのためか警官がうじゃうじゃ待機しており、国立劇場周辺は物騒な雰囲気だったが、いざ劇場に入れば平和なもの。人気の演目らしく(しかもしばらく演ってなかったらしく)、会場は満員だった。

お話の内容は、河内国のお家騒動を背景に、国主の後妻「玉手御前」(お辻)が命を懸けて継子・俊徳丸を守る、というもの。非常にややこしいお膳立てで、現代人でなくても「???」というところなのだが、お芝居そのものは見せ場満載で面白い。

【万代池の段】
舞台の真ん中に、みすぼらしい掘建て小屋がある。右手に池。小屋は河内の国主高安左衛門道俊の嫡男、俊徳丸の住まい。俊徳丸は病のため視力を失い、顔には発疹が出ており、人目を忍んでひっそりと暮らしている。
 そこへ合邦(左衛門の妻玉手御前の父親)がやってきて、天王寺の参詣人相手に仏教の有難さを身振り手振りで語る。ちゃんと名前のある登場人物は、3人がかりで操る立派な人形だが、その他大勢の参詣人は1人で操るタイプで、みんな同じ顔。台詞のほうは2人の若い太夫が代わる代わる担当する。合邦と参詣人たちとのやり取りは、なかなか軽快で楽しめる。
 お布施を貰って合邦は昼寝。すると今度は俊徳丸の許嫁、浅香姫が登場。小屋から出てきた俊徳丸に、乞食と思って「このあたりに俊徳丸という美しいお若衆様はいらっしゃらないか」と尋ねる。声で浅香姫とわかった俊徳丸は、醜く変わった自らを恥じて、その男ならここにはいない、巡礼の旅に出た、と言って小屋に引きこもる。もちろん、人形遣いの方々も一緒に小屋に入っていく。意外に大きい、しっかりした小屋なのである。
 姫を追って来た家来の入平が、それは何か変だ、と思い、小屋に近づき「それでは俊徳丸様の後を追って熊野路へ行こう」と大声で言い、わざと「足音どしどし、どしどし」と去るふりをして、実は抜き足差し足、小屋の傍で待ち伏せすれば、2人が去ったと思い込んだ盲目の俊徳丸が小屋から出て来て嘆く。そこを2人が「やっぱり俊徳丸様だった」と駆け寄り、ああだこうだ、と言っているところに、家督を狙う俊徳丸の義理の兄、次郎丸が出てきて浅香姫を奪って行こうとすると、今度は昼寝から醒めた合邦が間に入って助ける……と目まぐるしい展開。
 この敵役、次郎丸に対して、浅香姫の家来が「ヤァ獅子舞鼻の千松面」と悪口を言うのが笑える。次郎丸の人形(頭)は、赤い顔で髷もツンツン立っており、いかにも不細工なのが可哀相。しかも合邦とやり合った挙げ句、結構な年寄りなのに合邦に投げ飛ばされて池でおぼれてしまう。舞台中央でポーズを決める合邦のはるか右後方で、ときどき池から顔を出すのがまた笑いを誘う。

【合邦庵室の段】
この作品の主役、玉手御前が役どころの魅力を魅せに魅せまくる場面。合邦夫婦の家に、継子・俊徳丸に恋をして出奔していた娘、玉手御前が訪ねて来る。母親のほうは娘可愛さにすぐにも家に入れてやろうとするが、元武士である合邦は許さない。しかし幽霊と思えばよい、との妻の言葉に親心が勝ち、それでは入れてやって茶漬けでも食べさせなさい、などと言う。このあたり、人の情けの描き方がとてもいい。
 ところがこの娘が、俊徳丸への恋は本物、何とか夫婦にさせてくれ、などと言うので、合邦は怒り狂う。妻に止められていったんは収まるが、ここで合邦に匿われていた俊徳丸と浅香姫が部屋から出て来て、玉手の言葉を聞いたからには一刻も早くここから立ち去ろう、などと話しているところに、再び玉手御前登場。玉手御前と浅香姫が、俊徳丸を巡って丁々発止、挙げ句の果てに殴り合い(?)の喧嘩になる。
 そこへ合邦が飛び出て来て、自分の娘を刀で刺す。武士を捨てて出家したのに我が娘を手にかけてしまった、「これが坊主のあろうことかい」と悲しむ父親に、すべては俊徳丸を次郎丸の魔手から守るため、家督さえ継がなければ命を狙われることもないからと毒を飲ませ病気にさせたのだ、と告白する玉手御前。父親を煽ってわざと刺させたのは、寅の年寅の月寅の日に生まれた自分の肝臓から生き血を採り俊徳丸に飲ませれば、病が全快するからだ、と言う。
 何もそこまで複雑なことをしなくても…と思うのだが、まぁそれはさておき。一同が「何と、そういうことであったのか!」と驚き、合点した後、「サァ父様、コレ鳩尾を切り裂いて、肝の生き血を取り、この鮑で早う、早う」と娘に言われるのに、「すべてがわかった今となっては、可愛い娘を切るなんてとんでもない」と尻込みするお父さん。さらに、「若役ぢゃ入平殿とやら、大儀ながら頼みます」と他人に押し付ける。押し付けられたほうも「これはまた迷惑千万」と引き受けない。
 仕方なく「もう人頼みには及ばぬ」と、何と本人自ら懐剣を手にして肝臓を切り裂く、という凄まじさ。いやぁ〜男の人って昔からだらしない、というか、女の人は強い、というか……。あまりにもあんまりな状況の中、生き血を鮑の杯に受け、しっかり俊徳丸に手渡して、玉手御前は息絶える。
 俊徳丸が生き血を飲み干すと……あら不思議、一瞬のうちに発疹は消え目はパッチリ(発疹・盲目のお面を外すらしいが早過ぎて見えなかった)。見事な最期を遂げた玉手御前を皆で讃えるのであった……という顛末。

玉手御前は左衛門の前妻に腰元として仕えていた女性で、忠義の心から正式な後継者を守り抜いたのがあっぱれ、ということなのだが、俊徳丸への恋は実は本物だった、という解釈もあるそうだ。人形の頭は「老女方」といって年増のものなのだが、実際には19か20歳、恋が本当のものであってもおかしくない、そのへんが哀れでもあり健気である。
 玉手を操った人形遣いは重要無形文化財保持者の吉田文雀氏、合邦は吉田文吾氏だったが、細やかな人形の動きに感服すると同時に、操っている際の真剣な表情にも圧倒される。そもそも人形と一緒に人間が舞台に上がり、しかもその人の顔が見える、という人形劇は、世界にも類がないと思われるが、これが全然気にならない、というか、むしろ舞台に雰囲気を出しているのだから凄い。

次の公演は『絵本太功記』。しばらく時代物が続きそう。江戸が身近に感じられるようになってきた。
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by slycat | 2007-02-12 01:29 | 文楽

人生とは相撲のようなもの…?

連休は嬉しいが連休明けの仕事はつらい。身体はなまっているのにいきなりすべてが動き出し、突然忙しくなるから、ついて行くのが大変だ。

くたくたになって帰り、FOXチャンネルで毎回楽しみにしている「HOUSE」を2話連続で見て満足したが、それで疲労回復というわけでもなく。疲れも日頃の鬱憤も、一気に晴らしてくれたのは出島だった。夜中の「大相撲〜幕内の全取組み」放送である。

日本中の出島ファンと一緒に叫びたい気持ちだ。久しぶりの金星。しかも圧勝だ。強い強い朝青龍が、あそこまで完敗した姿、見たことがない。今場所この後全部負けてもいい!と思ってしまうほど(縁起でもないけど…)素晴らしかった。朝青龍が「クソッ!」と言ったのもよくわかるね。テレビの前、息子と2人で「キタ〜〜〜〜!!!!」と絶叫したのは言うまでもない。
 大昔、レッド・ツェッペリンが解散後に「CODA」というアルバムを出したとき、雑誌「Rockin' on」のライターのひとりが「これがロックです、と差し出してもいいほど…」などと書いていたのを思い出した。サル真似になるが、「これが相撲です」と相撲を知らない人に見せてあげたい。やっぱり「前に出る」のが相撲の身上だぞ。

あの劇的な優勝&三賞受賞、大関昇進の年から苦節何年、不運と怪我を堪えてきた出島に再び春が巡ってきた、そんな予感で胸が高鳴る。

無理矢理な結びだが、出島は大学の後輩に当たるので思い入れも格別だ。今年は出島の年になれ〜!と密かに応援している。
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by slycat | 2007-01-10 15:40 | 大相撲

2007年1月場所2日目

テレビで見ていても十分面白いが,場所に足を運んで観戦する楽しさを知ってから,国技館に行くのを心待ちにしている。しかしチケットはすぐに売り切れてしまい,今回も1日だけやっと席を確保した。8日が成人の日で休日であることに気づかなかった人が多かったに違いない。初日,千秋楽を始めよい席は完売だったのに,8日だけは余裕があった。実際,ついに「満員御礼」とはならなかった。

いつもは売店で人気力士プロデュースの弁当を買うのだが,昨日はなぜかどうしてもビビンパが食べたかったので(読んでいた本に影響された),地元にある韓国料理店で食事をしてから出かけた。私はコチュジャンたっぷりの石焼ビビンパ(混ぜ方があまりに下手くそなので,店のオモニが見かねてきれいに混ぜてくれた),息子は参鶏湯ランチ,食後にそれぞれスジョンガを飲んで満腹に。
 これでもう息子にたかられることもなかろう,と思っていたのだが,育ち盛りはすぐにお腹が空くらしく,結局ソフトクリームだの団子だの,あれこれ追加で買わされた。こんなにエネルギーを摂っても全く太らないのだから憎たらしい。
 しかも幕内土俵入りの後再度売店に行ったとき,最後の1個だったあんパンが目の前で売れてしまったのがわかり,この世の終わりのように悔しがっていた。まだ食べるつもりだったのか?

先場所で大活躍した豊真将は,初日に続いて黒星。それでもいい相撲で会場を沸かせた。それに負けても相変わらず深々と礼をして去っていくのが爽やかだ。
 嬉しかったのは出島の勝利。白鵬相手なので難しいかな,でも先場所はとてもいい調子だったから大丈夫かな,などど思いつつ見ていたが,素晴らしい出足で一気に攻めた。いかにも出島らしく,かつて大関に昇進したときの勢いを思い出した。あのときは凄い人が出てきたものだとワクワクした。その後怪我に泣いたが,それでもずっと幕内に残って頑張っているのは凄い。できれば大関に返り咲いて欲しいと応援している。

そして息子にとってはメイン・イベント,魁皇対稀勢の里の一戦には息を呑んだ。昨年は「ついに引退か?」などと言われた場所もあったが,最後の九州場所は素晴らしく,「34歳で横綱昇進か?」なんて期待もしてしまった。
 今場所もなかなかよい調子のようで,初日は出島を寄り倒しで敗り,2日目の昨日は寄り切りで勝利。ずっと腰が痛そうだったので,稀勢の里に上手を外されてしまったときはわーもう駄目か,と思ったのだが,そこをぐっと耐えて見事な勝ちっぷり(さすがに息が切れたようで力水をつける前はしばらく土俵の縁に手をついていた)。
 稀勢の里も,相手が大関であろうと何だろうと,真正面からガンガン向かっていくところがなかなかいい。以前は「生意気だな~」とあまり好きではなかったのだが,これくらいの負けん気がなければ上には上がれないだろう。今日の相手も琴光喜なので厳しいが,何か面白いことが起こるんじゃないか,と期待させてくれる。

国技館とはまたしばらくお別れだ。次に行くとき,息子が高校に合格してくれていればよいのだが…。


(記事とは全く関係ない,おまけ画像)
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by slycat | 2007-01-09 13:20 | 大相撲

身近になった007?

007カジノ・ロワイヤル
2006年イギリス、チェコ、ドイツ、アメリカ

ピアース・ブロスナンでまだまだ行ける、と思っていたので、今回の新ボンド抜擢には少々驚いたが、007映画はまずハズレがないし、周囲の評判もよかったので週末は迷わずこの映画に決めた。

従来の007映画と最も異なっていたのは、やはり主役の個性、キャラクターである。実際の出自はどうあれ、ショーン・コネリーもロジャー・ムーアも、ブロスナンもお洒落でスマートで品があり、高級車やブランド物がよく似合っていた(残念ながらティモシー・ダルトンが主演した2作は観ていない)。しかし今回、よくも悪くもダニエル・クレイグは洗練されていない。初めて「労働者階級」のボンドが出てきたな、というのが最初の印象だ。
 その代わり、諜報員として上を目指す主人公のギラギラした野心、自分に対する絶対の自信がストレートに出ていて面白い。いかにも鍛えました、という肉体も、ボンドは変わった、と告げている。

タイトル前の非情なエピソードにもびっくりだが、映画が始まって間もなくの追跡劇は開いた口が開きっぱなしになる強烈さ。ダニエル・クレイグも凄いが、追われているほうの逃げっぷりが凄かった。その後もテロを未然に防ぐため、ボンドは走る、走る。「ダブル・オー」となるためには、頭脳だけじゃ駄目なんだねーと納得。ハイテクよりも何よりも、まずはボンドの肉体が観客を圧倒する。
 タイトルとなっているカジノ・ロワイヤルに移ると、肉弾戦から密室の頭脳戦へ。しかしそれでも画面が静止してしまうことはなく、もちろん退屈する暇はない。この辺りは、さすが伝統ある007映画である。

濃厚なアクションを堪能する一方で、本作の要となる恋愛のほうも見逃せない。クールでダイ・ハードなボンドが少年のように一途に恋をする様は(見ていて少し気恥ずかしくなってしまうが)、可愛らしいとすら言える。相手役のエヴァ・グリーンはヨーロッパ系の美しい人で、生涯の恋にふさわしい。

ボンド映画の第1作は私が生まれた年に作られた。007を映画館で見始めた頃のボンドがロジャー・ムーアだったので、彼が演じていた洒脱なボンド、派手なロマンスが恋しくないと言えば嘘になるが、40年以上も守ってきたシリーズを、ここまで斬新に生まれ変わらせることができるなんて。正直言って驚いた。タイトル前のお約束とラストの締め方も秀逸で、言うことなし。面白い!
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by slycat | 2006-12-25 21:59 | 映画

女の出る幕はない

王の男
2005年韓国

韓国の歴史にもっと詳しければ、もっと理解が深まっただろう。それが残念だが、歴史を知らないものにとっても、見応えのある映画。

16世紀初めの韓国。旅芸人のチャンセンとコンギルは深い友情で結ばれている。チャンセンは何をやるにも自信たっぷり、コンギルは美しい外見のとおり、気が優しくて儚気だ。対照的な2人だったが、一緒に作り上げる芸には誇りをもっていた。
 2人は漢陽の都に出て行き、そこで知り合った芸人たちと時の暴君ヨンサングンを風刺した芝居で人気を博す。が、それも束の間、役人にひっ捕らえられ、あわや死罪という羽目に。
「この芝居を見て王が笑えば、王を侮辱したことにはならない」というチャンセンの言葉を聞きつけた王の腹心、チョソンは一座を宮殿に連れて行く。果たして彼らは王を笑わせることができるのか…。最初のクライマックスは、王の面前で行われる決死の芝居である。しかしこれを乗り越えてなお、彼らにはますます厳しい運命が待ち構えている。

コンギルの妖しさ・美しさは前評判をはるかに超えるもので、女としては立つ瀬がないが、美しさが幸せに結びつかないところが切ない。彼の苦しみをひとり理解し、何とか守ってやろうとするチャンセンの心意気に、胸打たれずにはいられない。その一方で、悪役であるはずの暴君ヨンサングンの孤独と疎外感に、いつの間にか引き込まれている。主人公を誰、と決めつけず、三者三様の思いと苦悩を描き分けていく監督の手腕に唸らされる。
 脇役たちもクセ者揃いだ。ちょっとした出会いを機にチャンセン、コンギルと一緒に宮中にまで上がることになる芸人たちの素朴な暖かさ、先々代からずっと王に仕えてきたチョソンのしたたかさ、ドラマを盛り上げる布陣にも手抜かりはない。

この映画に女性はほとんど出て来ないのだが、そもそも女が割り込む余地はどこにもない。男だけの世界、男だけのドラマなのだった。
 女に生まれたことをちょっぴり後悔するほど、男どもがみんな美しい映画。何だか口惜しい。
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by slycat | 2006-12-11 00:30 | 映画

頑張れ! 豊真将

朝青龍が全勝を守る今場所、対照的な2人が活躍している。34歳の魁皇と、若手の注目株、豊真将だ。昨日は2人とも負けてしまったが、彼らのおかげで場所が面白くなった。先場所元気だった安馬が負け越してしまったのは残念だったけど…。

特に昨日の豊真将対栃東の一戦は、始まる前からワクワクした。正直な話、豊真将が勝てるとは思っていなかったし、結果は思ったとおりとなってしまったが…。
 豊真将は誰が見てもガチガチに緊張していたが、それがとても好ましく映った。あの緊張ぶりは、栃東を尊敬しているからこそ、相撲の世界を大事に思っているからこそ。かえって豊真将の真面目な人柄を表していたと思う。だから栃東が大関らしく貫禄を見せてくれて嬉しかった。豊真将にとってよいことだった。

好きな力士はたくさんいて、それぞれ好きなところも違うのだが、豊真将のお辞儀にはいつもびっくりする。うちのドラ息子が「ほんと礼儀正しいな!」と言うくらいだ。ふだんあまり礼儀などということを考えない人間が見ても、ハッとするほど美しいお辞儀なのである。錣山親方の躾が厳しいのだろうが、恐らくそれだけでなく、本人がしっかり礼を尽くしたい、と思っているに違いない。
 彼のような大人がいてくれると、真面目に生きるって実は格好いいぞ、ということが子供たちに伝わる。好きなことをやっていれば、真面目になれるぞ、ということがわかる。頭ごなしに叱るだけじゃ駄目だよなーと、親たるもの、反省しきりである。やっぱり大切なのは「生き様」だね。

朝青龍の独走はまだまだ続きそうだが、豊真将のような力士が現れ、活気を与えてくれるのは楽しい。来年の初場所も国技館に行かなくちゃ。
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by slycat | 2006-11-24 03:05 | 大相撲

Invaders

昨日、何かを検索していてふと見つけた。「こんなのがあるよ」と声をかけたのが間違いのもとで、コンピュータを息子に占領された。「驚異の無表情キャラ」クターである。我が家のコンピュータはMacなのでWindows用のゲームはダウンロードしても無駄なのだが、ウェブゲームやミニゲームで遊べる。単純なゲームばかりなのだが、焦ってうまく操作できずアウトとなると、クターがへこんでしまうのが哀れでもありおかしくもあり。

しかし、飽きもせずずーっとやっている。「もうやめなさい」と言っているのに、「あと5分だけ」などと続ける。おかげで、せっかく魁皇が豪快な上手投げを決めても、マスターズ・カップ上海でフェデラーが優勝しても、隣でカチカチとクリックしている音が気になってしまい何だか落ち着かない休日となった。

やっと息子が寝たので、こっそり某ゲームに挑戦してみたら、やった! ランクイン! 明日、自慢してやろう……。しかしこのサイトを作っている「ギガ連射」ってどういう会社なんだろう。タイピングソフトを作っているみたいだが、何が本業なのか、よくわからない…。
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by slycat | 2006-11-20 00:40 | 日常のこと