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桜の季節に
桜の花がほころび始めた。自宅に面した通り沿いには桜が植えられており、都内では比較的早く咲き始める。満開になると薄桃色の雲のようで実に美しい。ただ残念なのは、桜が咲くと、地元の商店会が木にショッキングピンクの提灯をつけてしまうことだ。花だけのほうが美しいのに、店の名前が入った提灯(すでに姿を消した店も多い)がずらっとぶら下がり、艶消しとなる。どうしてこうも悪趣味なのか、がっかりである。
桜というと思い出すのは、小学校に入学したときのこと。世田谷の小学校だが、新入生全員に桜の苗木がプレゼントされた。 同級生たちはみんな庭つきの家に住んでいたのだろうか。我が家は公務員宿舎だったので、せっかくいただいたものの、苗木の始末に困った。仕方がないので、杉並に住んでいた叔母に引き取ってもらい、庭に植えてもらった。 次に叔母の家に行くときは、桜に会うのだと楽しみにしていた。しかし、期待は裏切られた。桜は影も形もなかった。叔母曰く、方々に枝が伸びてきたので少し切ったら枯れた、と。 かくして6歳で「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉を知った。満開のときは生命力に満ちあふれる桜だが、デリケートな木だったのだ。お金持ちの家に生まれて、自分の庭で桜の木を育てられたらどんなに嬉しかっただろう、と少し物悲しい気持ちがする。 入学した小学校にはわずか1学期しかいられず都下に引っ越したので、同級生の顔も名前も全く思い出せないが、蕾さえつけることなく枯れていった桜の木のことは、30年以上経ってもときどき頭に浮かんでくる。あのとき新入生に配られた桜のうち、何本が今生き延びているだろうか。
by slycat
| 2006-03-27 23:13
| 日常のこと
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