ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
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『レディ・イン・ザ・ウォーター』 誰かのためにできること

なぜかホラー映画だと勘違いしていた。M・ナイト・シャマラン監督の映画をスクリーンでまともに観るのは初めて。大ヒットした『シックスセンス』は観ていないし、『サイン』はテレビの吹き替えで途中から。しかし『ヴィレッジ』をWOWOWで観て感銘を受けていたので、とにかく外れることはないだろう、と思った。

舞台は米・フィラデルフィアのとあるアパート。物語はここから始まり、カメラはアパートから一歩も外に出ない。それでも決して舞台劇のような閉塞感はない。観客は映画館の椅子に座ったままで、未来に向けた壮大な歴史の流れを体感し、善と悪の闘いを目の当たりにする。

アパートメントの管理人、クリーブランドは、禁止されているにもかかわらず夜中に誰かが中庭のプールで泳いでいるのに気づき、そこで「ストーリー」と名乗る少女に出逢う。彼女が口にした「ナーフ」という言葉が、アパートに住む韓国人の女子大生により「水の精」を意味すると知り、さらにその母親から東洋の伝説を聞いて、クリーブランドはストーリーを本来いるべき世界に還すため、奔走することになる。

ストーリーが彼女の国に帰るためには、彼女に手を貸す人間が必要だ。それぞれ「守護者」「記号論者」「職人」「治癒者」と呼ばれ、名前にふさわしい役割がある。自らを守護者と認識したクリーブランドが、アパートの住人から彼らを探し出す経緯が面白いが、使命の遂行は一筋縄ではいかない。しかも邪悪な怪物が運命の成就を阻止しようとストーリーをつけ狙っている。

アパートという小さな箱の中に住む様々な人々と人生が、善なるもののため一つに集結していくのが美しい。そしてすべての謎が解けたときの解放感、あるべきところにあるべきものが収まったときの達成感が心地よく涙を誘う。あぁ生きているって凄い、人って凄い、誰かのために何かができるって素晴らしい。昨日までは挨拶すら交わさなかった隣人たちが、何の損得も考えず手を取り合う姿に素直に泣いた。

ここ10年以上、何かといえば「自分らしく生きる」ことを連呼する歌詞やドラマ、広告を見かけてきたが、本当の自分らしさとは、自己愛とは全く違う次元にあるんじゃないか。やっぱり人は誰かのために生きてるんじゃないか。……この映画を観て、自分にも何か役割が与えられていますように、とつくづく願う。
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by slycat | 2006-10-02 02:34 | 映画
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