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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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プーや

プーの受診日。すっきりしない天気が続いていたので、晴れてよかったなぁと思いながら病院へ行く。

すでに3回投薬しているが、プーの痒みはいまだに続いており、“発作”が起こったときのプーは哀れで見ていられない。今日もキャリーケースから出した途端に痒がって、膝の上で痙攣した。

先生がおっしゃるには、今まで比較的安全性の高い薬を使ってきたが、3回投薬してもまだ痒がるならば、もっと強い薬を使わなければならない、しかしその薬は効果は高いがモルモットには適応がなく、ダニが消滅した途端に突然死することがあるという。なぜそんなことになるかといえば、ダニとの闘いで副腎がフル稼働するために、副腎皮質ホルモンが枯渇してしまうからだそうだ。

自分自身、喘息発作のためにステロイドを3日間ほど大量に服薬し、服薬をやめた数日後にリバウンド(やたらとだるくなったりする)を経験したことがある。これは、服薬によって自分の副腎が怠けてしまう(ちゃんとホルモンを分泌しなくなる)ために起こる症状であり、少量のステロイドを再度服薬することによって症状は消える。プーにもステロイドの併用ができるかどうか訊いてみたが、モルモットにはステロイドを使うことはできないそうだ。

突然死は2回目の投薬後に起こることが多いという。正直なインフォームではあるが、だからといって可愛いプーをむざむざ死なせてしまうような選択が、私にできるだろうか?
 しかし治療しないで激しい痒みを放っておけば、プーには大変なストレスである。体力だって消耗するだろう。生きていてくれさえすればいい、という人間のエゴでプーに苦しい思いをさせることはできない。
 800gとすっかり重くなったプーのキャリーを運ぶため同行した夫と顔を見合わせ、どうすればよいのか途方に暮れた。

ここで、いきなりリスクの高い薬を投与するのではなく、ワンクッション置くことができる、という追加説明をいただいた。つまり、強い薬に移行する前にプーの免疫を高めておくのである。これをやっておけば突然死を防げるかもしれないし、最悪の事態になっても手は尽くした、ということになる。

溺れるものは藁をも摑む。当然のことながら、われわれはこの手に飛びついた。免疫賦活化作用薬(イムノブロン)とティーツリー・オイル(?だったかな)を処方していただく。
 薬は1包を6回に分けて水に溶かして内服(直接与えるか、ペレットにしみ込ませる)、オイルはベビー用綿棒にちょこっとつけてプーの皮膚に塗布してやる。身体のほうにはダニはいなくなったようで、どうも顔のあたりに潜んでいるらしい。オイルの香りをダニが嫌うそうなので、痒がっている顔につけてやるようにいわれた。

夜の餌の前にプーを抱っこし、注射器で薬を飲ませてみたら、意外と味は悪くないらしく、プーは口をピチャピチャいわせて飲んでくれた(ただ、あまりにも時間がかかるため残りはやはりペレットにしみ込ませておいた)。物凄く可愛い。オイルもつけてみたら、モルモットにとって嫌な匂いではなかったようで、暴れたり顔をしかめたりすることはなかった。

だけど何の因果でプーがこんな目に遭わなければならないのか。なぜもっと安全で効果の高い薬が開発されないのか。飼い主の頭の中はグチャグチャである。3週間後の再診に向けて、やれることがあればすべてやろう、そう決意した。いわゆる民間療法でも気休めでも構わない。絶対にプーを死なせたくない。

飼い主の心、モル知らず。プーは今夜もおやつのことだけ考えているようだ。だけどこれが幸せなんだよねぇ。プーが痛みも痒みもなく毎日過ごせて、おいしいものをたらふく食べて肥え太る、それが私の理想である。

(写真はちょいブレ)
プーや_f0061021_0331487.jpg
プーや_f0061021_0334255.jpg

by slycat | 2008-04-13 00:44 | モルモット
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