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ミステリ・テニス・ハムスター・モルモットについてあれこれと……
by slycat
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宇宙のテニス

ナダル対ベックの試合を観て、やっぱり今年のナダルは優勝候補に挙げられるだけあって落ち着いてるなぁなどと思い、杉山のスピード感あるプレーに満足し、とりあえず後は録画して眠ったのが水曜深夜。仕事から帰ってマレー対サントロの試合を再生、息子が「サントロすっげえぇ〜ホントにもう、信じられないんだぜ」などと大声を上げるのを背に必死でコロッケを作っていた(あぁ、コロッケってシンプルなくせにどうして作るのは面倒臭いんだろう)。

やっとでき上がった夕食を食べながら試合観戦に戻ると、対戦相手を苛々させるであろうサントロのプレーに、マレーがキレもせずに真面目に対処しているのを確認して驚いた。大人になったねぇアンディ君。観客席には美しい恋人が座っており、マレーのプレーに声援を送っている。なるほど、彼女ができたんで張り合いがあると。ギルバートよりも彼女かぁ、と思わずにやにやしてしまう。
 昨年までは、準決勝くらいまで勝ち進んでも途中で苛ついたり、試合をやめたそうな顔をしたり、せっかくの才能を生かし切れていないと思われる場面も多かった。傷めていた脚にはサポーターが巻かれ、思うように走れないようにも見えていた。しかし、今回はしっかり集中していましたねぇ。立派、立派。マレー君には凄い潜在能力があるとずっと信じているので、その蕾が開きそうな予感に、すっかり嬉しくなった。

そして夜は更け木曜の朝。突然思いがけないニュースが飛び込んできた。何と、優勝候補の1人、ジョコヴィッチが2回戦でサフィンに敗れたというではないか。ひゃ〜サフィン、やっぱり貴方は凄い!
 いつだったか、(サフィン本人は登場していなかったが)マスターズシリーズの試合中、解説者(確か一藤木貴大君のお父様だったと思う)が「サフィンは本気になると宇宙のテニスをしますからね」と言っていた。うまいこと言うなぁ、と思った。

残念ながら全豪優勝を決めた2005年に膝を故障し、以来彼にとって不本意な日々が続いているが、サフィンが何も考えず(あれこれ考え始めるとロクなことがない……)試合だけに集中することができたら、彼に勝てる選手はいないんじゃないか。そう思わせるだけでも彼は偉大だと思うのだが、なかなか無心になれないようで(まぁそういう試合でも面白いんだけど)、いまだにランキングが上がらない。

我が家の人間は一家揃ってサフィン・ファンである。夜遅く帰ってきた夫に「サフィンがジョコヴィッチに勝ったよ〜!」と報告すると、口の悪いおっさんは「へえぇ〜やったか!?」と驚いた後で「ほんとに端迷惑な男だな〜」と言った。
 ジョコヴィッチにしてみれば、確かにどうしてサフィンと“2回戦で”当たらなければならないんだ、というところだが、シードがついていないのはサフィンのせいじゃないやい。怪我が悪いんだい、と言いたい。
 息子に至ってはついさっきまで試合の結果を知らなかったので、「サフィン、ジョコヴィッチに勝ったよ」と教えてやると、「えっマジ? リアルで勝ったの?」などと言う。事実だとわかってようやく喜んだが、オイオイ、母親の言うことが信じられないのか。

もちろん2回戦で強敵を倒したからといって即、優勝が期待できるわけではなく、3回戦であっさりストレート負けしてしまう恐れは十分にある。サフィンが戻ってきたぁと喜び、今度こそと期待しては何度も失望を味わわされてきた身では、ここで喜び過ぎると後で何倍も悲しくなってしまうのではないか、とついつい警戒してしまう。
 
だけど相手は何と言ってもジョコヴィッチだ。喜ばずにはいられない。これは面白くなってきたぞ、ウインブルドン。どうか神様、サフィンが余計なことを考えずに勝ち進みますように……。
by slycat | 2008-06-26 23:09 | テニス
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